それでは今日も坪内逍遥の「没理想の由来」を読んでいきたいと思います。
「ヘルキユリーズ」は、ギリシア神話の英雄ヘラクレスのことです。
「客月」とは、先月という意味です。
ちなみに、シェークスピア同一人物・別人説は、古くからありまして、最初の別人説はイギリスのシェークスピア研究者であるジェームズ・ウィルモット(1726–1807)による「シェークスピア(1564-1616)と同時代の哲学者であるフランシス・ベーコン(1561-1626)が真作者である」という説です。ほかにも、支持者が多いのが、第17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアー(1550-1604)説、そしてクリストファー・マーロウ(1564-1593)説でして、それぞれベーコン派(Baconians)、オックスフォード派(Oxfordians)、マーロウ派(Marlovians)と呼ばれています。
ということで、この続きは……
また明日、近代でお会いしましょう!