粉もんは糖質オフして、マヨネーズを上位変換。
粉もんは大阪の定番B級グルメ。中でもたこ焼きと並ぶ2大スターといえば、お好み焼きです。
🎐夏の記憶
お好み焼きの記憶は、自分にとって、なぜか夏の香りを伴います。
友だちと誘い合わせて出かけた、夏祭り。夜のお宮さんに並ぶ屋台。あたりに漂うソースの香り。たこ焼きはおやつ、夕ごはんがわりにするなら、やっぱり焼きそばかお好み焼き。
屋台のお好み焼きは、たっぷりのマヨネーズが線状にアートのようにトッピングされていて、ジオメトリックな模様になにかしらの特別さを感じたものです。
そしてもうひとつ、夏に繋がる記憶はお盆の頃に親戚の集まる夜。ホットプレートで焼けるお好み焼きは、冬のお鍋のような存在でした。みんなで囲んだお好み焼き、それも夏の想い出として棲みついています。
今回はそんなお好み焼きのお話。
🥚どどんと載るなにか
どどーん。お好み焼きはお好み焼きだけど、なにかがいつもと違う。ソースたっぷり、おかか、青のり。ここまでは異変なし。
そう、違うのは白いトッピング。マヨネーズが線状に模様を描くのではなく、ぼてっ。どどん。どかっ。
はてさて、これはなんだ。つくりながら、解明していきましょう。
🔪お好み焼きを焼こう
まずは生地づくり。粉は我が家は天ぷら粉を常備しているので、それを使いますが、普通の小麦粉でももちろんOKです。
お好み焼きにいれる野菜というと、まずキャベツは必須。今回はさらにもやしと、刻んだ青ねぎもいれて、野菜たっぷりバージョン。
卵を崩しながらよく混ぜて、生地をひとまとまりにしていきます。
生地が準備できたら、焼きタイム。
油を敷いて熱したフライパンに、生地を広げて、その上に豚肉を載せます。
底が焼けたら、返し1回目。
お肉がカリカリ焼けたらもう一度返します。
記事の最後に分量を記載しますが、今回の生地は粉はかなり控えめで、野菜たっぷり。糖質オフにもなるし、火通りもよくてつくりやすいレシピです。
🙌まぁるく焼けたよ
焼きあがったら、ソースをたっぷり。ソース味、大好きです。
上からぱらぱら、おかか&青のりを。
いつもなら、ここにマヨネーズの白い線が弾けた幾何学模様のように広がるのですが、今回はナシ。
🥚レッツ・タルタル
なぜならば、これを載っけるからです。
もうおかりでしょう。マヨネーズを上位変換。
タルタルソースです。しかも今回は玉子入り。豪華ですね。
載せる瞬間のこのわくわく。マヨネーズと違って、ぼってりしたビジュアルが、ボリューム感に繋がってます。
🥚オフした分載っける
粉の量を減らして糖質をオフした分、ちょっとたっぷりめにタルタルソースを載っけても、罪悪感はすくない気がします。
粉モンは糖質控えめ、代わりにマヨネーズを上位変換。
価値観によっては、マヨネーズの最高峰は、ただひたすら本来のマヨネーズの姿を極めていくもので、タルタルソースのように具を混ぜたものを指すのではないかもしれません。
でも、それは人のいうこと。自分にとっては、玉ねぎとピクルスを混ぜるタルタルソースは、食べたときの満足感もそうなら、つくる立場としてのひと手間が、マヨネーズの進化系、上位変換だと思えるのです。
おいしいですよ。タルタルお好み焼き。よかったら一度、試してみてください。
🔥タルタルお好み焼きの材料
🥚お好み焼き(1枚分)
・天ぷら粉(小麦粉でもOK)…大さじ2
・卵…1個
・水…大さじ1
・もやし…軽くひとつかみ
・キャベツ…1枚
・青ねぎ…1本
・紅しょうが…適量
・天かす…大さじ1
・粉末かつおだし…小さじ1/2
・豚肉薄切り…3枚
・お好みソース…適量
・かつおぶし…適量
・青のり…適量
🥒タルタルソース(つくりやすい分量)
・玉ねぎ…1/8個
・きゅうりのピクルス…3切れ
・ゆで卵…1個
・マヨネーズ…大さじ2
・フレンチマスタード…小さじ1
・こしょう…適量