甘酒のチカラ。べったら風に漬けてみよう。
この前食べ尽くそうとした大根1本。
その日のおうちごはんに4品、さらに大根おろしにしてみたりと活躍させました。
が、実はまだちょっと残ってます。
98円で買ったちょっと小ぶりな大根でしたが、さすが大根。大の字がついてるだけのことはある。大きな根、それが大根。けっこうな食べごたえですね。いろいろと値上がりの続く昨今、ありがたい存在です。
●干し大根への階段を
さて、そんな大根もついにあと少しになったある日。
あと少しになったのはいいけれど、しばらく食べてなかったんですよ。そんなある日。冷蔵庫の中のラップフィルムにくるまれた大根を見ると、少し水が抜けて、微妙に干し大根への階段を登りはじめてます。
お。これはもしかして。
ちょっと水分の抜けた大根、これ…いいんじゃない。
大根を干すというと思いつくもの。切り干し大根とか、たくあんとか。
🗾TOKYOご当地グルメ
今回はそんな中から閃いたこれをチョイス。
好きなんですよ、べったら漬。ぱりぱりしたあの食感に、甘くてなんだか優しくて、米麹の風味でついついお箸が止まらなくなるんですよね。
しかも今回あらためて調べて知ったことがいろいろ。べったらはたくあんと違って、大根は水抜きをするだけで、特に干したりはしないみたいです。そしてこれ、東京の郷土料理なんですね。つまりこれは、ご当地グルメ。
というわけで、今回はご当地グルメアレンジ再現シリーズ、べったらの巻です。
●べったら漬けます
🍚材料(漬けやすい分量)
・大根…残った分(2㌢くらいかな)
・塩…ひとつまみ
・甘酒…125ml
・砂糖…大さじ3
まずは大根登場。
お話したとおり、ちょっと水分の抜けた感じで半干しの10歩手前みたいになってるのは、冷蔵庫ですこし眠っていたから。
皮をつけたまま、たくあん的な厚さのいちょう切りにします。
ボウルに入れたら塩を振って、軽くもんで30分。
しっかり絞って水気を切ります。
💧米麹はこれでOK
今回はたまたま冷蔵庫の中で半干しになってましたが、そもそも塩抜きだけでつくるみたいなので、フレッシュな大根でももちろんOK。
どれくらい水が出たかというと、これ。けっこう出ます。びっくりしますよね。
味付けのポイントはこれ。甘酒。そこにさらに甘みをプラスする砂糖です。
手軽な米麹といえばやっぱ甘酒。今回は一番小さなパックを探したら125mlというのが見つかったので、それをチョイス。残ってた大根の量に対しても、ちょうどいいサイズでした。
ラップフィルムで密着するように蓋をして、密閉容器に収めたら冷蔵庫で漬け込みます。
●間違いなくべったら
3時間ほど漬けて、べったらっぽくなったので、おつまみにしてみます。
うん、いいぞ、これ。間違いなくべったらです。さすがです、甘酒、米麹。甘酒のチカラを実感。
🔢目指すのは3日目
そうそう、そういえば…。
日本橋にはこんな催しがあるんですよね。この話、知ってたのに忘れてました。やっぱりべったらは東京の味なんですね。一回いってみたいな。
ところでふと思いついて漬けた我が家のべったら。
ポリポリ食べつつ、気がつくと3日目になると、かなりしっかり漬かりました。めちゃめちゃおいしかったです。漬けたその日に食べたより、はるかに本格的なべったら感が出てます。
甘酒に砂糖大さじ3、漬けて3日。
今度は最初から3日目を目指して漬けてみようと思います。