一度の人生、二度生きる。変化を楽しむ「未来の働き方を考えよう」
30代は結婚、子育て、マイホームなど多くの変化を感じる年代かと思います。
僕もまったくその通りに変化が訪れ、怒涛の如く押し寄せるライフイベントの数々に、将来を真剣に考えるようになりました。
同級生と会うとお金や仕事の悩み、このままでいいのだろうか……、と今後の話をしてしまうお年頃になったのだと痛感。
本書「未来の働き方を考えよう」（ちきりん 著）は、変化の大きい今の時代を不安や悩みに押しつぶされるのではなく、変化を前向きにとらえて楽しく生きていこうというもの。
（中略）人生で最も楽しい20代、30代の時間や、働き盛りで視野も世界も拡がる40代、50代という期間の多くを「将来の備え」のために費やすなんてつまらなすぎます。そうではなく不安な未来をワクワクできる未来に変えていくために、私たちには何ができるのか、どう考えればいいのか。
老後や子どものための貯金を考えると、今の仕事を続けるのが、今の段階では無難なところ。
しかし、変化の激しい時代においては、数年先に会社がどうなっているかもわからないし、何よりもあと20年、30年と今の仕事を続けていくと想像するだけでぞっとします。
自分が楽しむ、ワクワクする人生を歩むためには、今から何をしておくべきかを考える必要があります。
これからの人生を楽しむために、”「ふたつの人生を生きる」”の章から、人生を二回に分けて、職業人生を楽しむ思考法を学んでいきます。
〇人生を2回の職業人生に分けて考える時代
一生を同じ仕事のみで終えず、ほかの仕事も検討していく。職業人生を2回選ぶものと考える。
さまざまな仕事が生み出されている今の時代には、同じ会社で生涯勤め上げることが常識ではなく、転職やフリーランスなど、働き方の選択肢が増えています。
具体的には、働く期間を20代から40代後半までの前期職業人生と、40代後半以降の後期職業人生に分けます。今40代の人は「さて、いよいよこれから、新たに職業を選びなおす時期だ！」＝「二回目の就活タイミングがやってきた！」と考えればいいし、今20代の人は最初から、「今は二回あるうちの、最初の就活をしているのだ」と考えればよいのです。今30代なら、10年後にどんな働き方を選ぶのか、あれこれ夢想するのも楽しいでしょう。
動画配信、SNSなどさまざまな仕事が生まれている今の時代では、仕事の選択肢は無数にあり、今の仕事に固執しなくても、なんとか生きていけるようになっていると感じます。
働き方を二回に分けて考えれば、
今までなんでこの仕事を続けてきたんだろう……
この会社で一生働き続けるのだろうか……
という悩みも少しは和らぐのではないでしょうか。
色々考えてみたけど、やっぱり今の会社で働くのが自分には良いというのも全然ありだと思います。
さまざまな視点を持ち、これからの職業人生をどうしていくかを考えることが大切。
〇将来の働き方を考え、今から行動を起こし始める
今の会社でなにも考えず働き続けるのではなく、これからどうしたいのか、どうなりたいのかを考えながら行動を起こすことが大事です。
若ければ、自分の想像とちがっていた場合は別の業種に挑戦できます。
40代とかであれば、貯金など生活に必要なお金もそこそこあり、なんとなく社会のしくみもわかる年齢になっているので、自分のやりたいことやりたい仕事をイメージしやすい。
大事なことは、どんどん延びる定年まで無思考に今の働き方を続けるのではなく、まだこれからという40代のタイミングで、自分の思考をもって次の働き方を設計することです。後半の職業人生は、余生でも引退後の生活でもありません。それは、20年働いた人たちだけが手にできる、ご褒美としての「自分のためのオリジナル人生」なのです。
考え続ければ何かヒントをつかめるかもしれません。
もう年だからと言い始めると、なにも変えられない。
残りの人生をどう生きるかを常に考え続けることで、人生100年時代を楽しみながら生きていけるんじゃないかと感じました。
定年が伸びることで、働く僕たちは憂鬱な気分になります。
企業からすると、年齢を重ねた人よりも若い人を雇いたいのが本音としてあると思います。
なんとなく今の仕事を続けるのではなく、ひとつの仕事にこだわらず、自分のやいたい仕事に目を向けてみるのも長い人生を楽しむ秘訣です。
人生は2回生きられる。
人生の大半を働いて過ごす僕たちは、これからどんな働き方をしていか、あらためて考えることが必要とされています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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