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自分を責めないことが早起き習慣化のコツ
一日一日が積み重なり、日常は作られる。
だからもしあなたが最近、納得した日常を送れていないなら、今日を昨日とは違う一日にしてみるのはどうだろう。(中略)
そして、今まで違う朝が積み重なれば、あなたの日常は劇的に変化していくのだ。
【朝イチの「ひとり時間」が人生を変える】(キム・ユジン著)では、早起きしてできた朝の時間をうまく利用することで、人生がうまく回り出すと書かれています。
僕も朝は早めに起きていますが、自分一人だけの時間というのが何をするにしても集中できる、いい環境なのではないかと。
朝4時半に起床している著者が、継続するためのコツをまとめてくれている章に注目してみました。
○体調と相談して始める
しかし前の晩遅くに眠りにつき、決めていた時間より遅くまで寝てしまう日が多いようなら、一つだけ考えてもらいたいことがある。まさに「自分はなぜ早起きするのか」だ。 すなわち、やみくもにこの本を踏襲するのではなく、なぜ明け方に起きたいのか、明け方起床が自分の日常で本当に実践可能なのか、よく検討してほしい。
朝の時間は集中できる時間と感じる人もいれば、夜のほうが集中できるという人もいるかと思います。
無理に本書で勧められていることをそっくりそのまま実践することは推奨されていません。会社の仕事で帰宅が遅くなり十分な睡眠時間を確保できないような方もいるだろうし、ライフスタイルは人それぞれ。
自分はなぜ早起きしようと思ったのかを考え、しっかり睡眠も確保できることを考えた上で実践してみる。やみくもに続けるのでは、しんどくなるだけで継続ができません。
○早起きできない日があっても気にしない
早く起きる予定が寝坊してしまった!その日の体調のこともあったりするので、よくあることです。
朝型人間は毎朝早起きしなければならないわけではない。疲れた日には睡眠をいつもより多くとるほうが、一日を無事に過ごすためにははるかに有益だ。朝寝坊を一日しただけで、情けないとか問題があるんだと自らを責めるようなら、早起きなど永遠に無理だ。 時々体調が優れず、いつもより長めに寝たとしても、その日を「朝寝坊した日」「早起きに失敗した日」ではなく「ぐっすり眠った日」と考えよう。
目標設定をすると、一日でもできない日があると気持ちが落ち込んでしまいます。
早起きに関しては、できなかった……と落ち込むよりも、今日は疲れていたからゆっくり寝た日と考えれば、プレッシャーもあまり感じず、気持ちを切り替えることができる。
○日曜日は心からゆっくり休む日
日曜日には、あくまでも一週間を始めるエネルギーを充電することに集中する。そうすれば、いくら疲れる一週間を送っていたとしても、自然に心が落ち着く。土曜日までにしなければならないことすべてを終わらせ、悔いを残すことなく、したいことにも挑戦したからこそ得られる結果だ。
仕事、プライベートで一週間以内にやりきれなかったことや何か新しいことに挑戦したいことは土曜日に終わらせる。
日曜日は疲れた心と体をゆっくり休ませる日にすることで、次の日からの仕事や日常をがんばる活力が生まれます。
メリハリをつけることで日々の早起きを続けるモチベーションになりそうですね。
○終わりに
早起きを習慣にするコツは、完璧にこなそうとしないこと。早起き自体がストレスの原因になっては元も子もないので、起きれなかったとしてもよく眠れて疲労をとれた日だとポジティブにとらえることが大切。
朝は仕事の電話もメールもない、ほかの人に邪魔されない貴重な時間。それをどう使うかで今後の人生が変わっていくといっても過言でないと思いました。
朝の時間で何か新しいことを始めないと、自己啓発の時間にしないと、と有意義な時間にしようと意気込みすぎず、朝早く起きれたからコーヒーを淹れてゆっくり本でも読もうとするのも立派な朝時間の使い方。
自分がワクワクしたり、楽しめたりすることが早起き継続のコツ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おしまい。