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プロから学ぶ良い書評を書くコツ ~「書評の仕事」~
書評家の印南敦史さんの著者です。
書評とは何なのか、相手に伝わる文章を書くためにはどうすればいいのか。
SNSでなんでも発信できる今の時代、せっかく書くのなら読む人に何か感じてもらえる文章を書きたい!
そのために、自分なりに読んだ本を要約し、オリジナリティが出ている文を書くことが大切なんだと本書から学びました。
書評や本の感想についてどう書くかのヒントを得られる本です。
○一冊まるまる書評しようとしない
良い文章を書こう、筆者の言いたいことを漏れがないようにしっかり書こう!
そんな気持ちで最初から最後まで精読して書こうとすると、何を言いたいかまとまらない文章になってしまいます。
僕もよくこんな状態になってしまう…
ポイントは、
・誰をターゲットにして、どういったニーズがあるか読者像を想定
・わかりやすさを意識して、その部分を簡潔にまとめる
この本が言いたいことはこの章だろうと、あたりをつけて、そこを要約する。
すると、本のテーマを自然ととらえていることもあるし、伝えたいことがシンプルになる。
そして最後に、推敲した文章をあれが足りないこれが足りないと余計なことを考えずに、良い意味で割りきって完成としてしまう気持ちも大切。
○自分らしさを出した文章
色んな文章を読むと、こんな文章を書きたいなぁと思うことは必ずあると思います。
自分の気持ちをそのまま書き綴ったような文章
簡潔で丁寧にまとめられ、優しさやキレイさを感じる文章
頭では、こう書きたいとイメージできても、実際に書いてみると散々たる文章になってしまいます。
オリジナリティを出すポイントとして、
・本を読み続けて好きな著者を見つける
・その人の著書をたくさん読む
・その人を意識しながら書いてみる
これを練習して、しっくりくる頃には真似ではなく、自分の型が生まれているというもの。
非常に共感でき、ためになるコツでした。
まずは真似して、自分の型として定着させ、新たな方法として生み出す。
まさに武道における守破離という考え方なんだと改めて思いました。
○まとめると
書評や本の感想を書く場合は、何を言いたいか簡潔にまとめることが大事。
オリジナリティのある文章を書くためには、普段から本を読み、好きな書き手の文章を真似てみて、自分の型へと昇華していく。
要約、自分の言葉で共感してもらうことが重要と学べました。
毎日文章を書いていると、どこか惰性で書いてしまうこともあるかと思います。
この読者を思う気持ちを大切に、記事を書くことを心がけたいなと。
毎日書き続ける印南さんの姿勢には脱帽です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おしまい。
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