【学級通信】池江璃花子さんおめでとうございます~努力できる人になろう。努力できる集団を作ろう~所要時間約3分(文字数1543文字)
はじめに
いつもご覧いただきありがとうございます。今回初めて来てくださった方はぜひこちらもご覧ください。
今回は池江璃花子さんについて学級通信を書いてみました。ご自身の校種や職種によって言葉を変えてご活用ください。
学級通信の本文
池江璃花子さんのことを知っていますか?池江璃花子さんは女性のトップクラスの水泳選手なのですが、2年前に白血病と診断され、闘病のため一時は競技を離れられ、10か月にも及ぶ入院生活を送られました。そんな池江璃花子さんが東京五輪代表に内定されました。私はこのニュースを見たとき、素直に驚きました。繰り返しになりますが、池江璃花子さんは、2年前に白血病と診断され、闘病のため競技を離れました。10か月の入院生活を終え、昨年8月にレースに復帰されました。復帰後は日本選手権までの間に5つの大会に出場し、今年の2月の大会では50メートルバタフライで一昨年の世界選手権の決勝進出に相当する好タイムをマークするなど、着実に力を取り戻しておられました。そして今回の日本選手権で女子100メートルバタフライで優勝。闘病の影響で一時は15キロ以上も体重が落ちていたにもかかわらず、努力した結果がこの「日本選手権優勝」であり、「東京オリンピック内定決定」という快挙につながったのでしょう。
自身の力の戻り具合を踏まえて、2024年のパリオリンピック出場を目標に掲げ、今大会は「すべての種目での決勝進出」を目指して、バタフライと自由形の4種目にエントリーしていました。優勝インタビューでは「本当にこの種目は優勝をねらっていなかったので、何番でもここにいることに幸せを感じようと思った。57秒が出るとは思っていなかった。つらくてもしんどくても、努力は必ず報われると感じた」と泣きながら答えられています。
さて、この「努力は必ず報われると感じた」という言葉に対し、陸上元日本代表の藤光さんが、このようなコメントをtwitterにつぶやかれました。「努力は必ず報われる。スポーツの世界でもよく聞く言葉だ。そんなニュースを目にすると僕自身も勇気をもらったりする。しかし、 勝者=報われる という考えだと大半の人の努力が報われていないことになる。正しい努力とは一体何なのか」
それに対して池江璃花子さんが藤光さんの投稿をリツイートし、「確かに深く考えさせられる言葉ですね・・・。自分の過去では、努力してた先に「病気」が待ち受けてて、積み重ねてきた"努力"が無駄になった気がしました。パリを目標と言っていた心のどこかには東京五輪に行きたいという気持ちも少なからずあって、それを達成できたからこその言葉なのかもしれません。」「どんな人も、努力はしていると思います。ただその努力という定義も難しいな、と思います。本気で目指してきたことをたとえ達成できなかったとしても、誰かが勇気をもらえるのではないでしょうか。」と投稿されました。
さて、「努力」という言葉の入った名言は沢山あります。王貞治さんの『努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。』という言葉はとくに有名ですね。私は漫画「はじめの一歩」の登場人物である鴨川会長の『努力した者が全て報われるとは限らん。しかし!成功した者は皆すべからく努力しておる!!』という言葉が好きです。
今回の池江璃花子さんや藤光さん、王貞治さん、鴨川会長の言葉に通じているのは、『努力は大事』ということです。こう書いてしまうと安っぽく聞こえるかもしれませんが、これが本質です。
これから新年度がスタートします。これからの1年間、どのように過ごしますか?どんなクラス、学年にしたいですか?私が今回みんなに伝えたいことは、「努力できる人になってほしい」ということです。努力できる人になりましょう。努力を恥ずかしがる暇はありません。努力する人を蔑む人になってはいけません。失敗を恐れず努力できる環境をみんなで作りましょう。誰もが努力できる環境をみんなで作りましょう。その方法は簡単です。「努力している人を笑わない。」「努力する人の邪魔をしない。」そして素直に「努力する人を応援する。」ことです。努力の先にあるものは「成長」と「楽しさ」です。みんななら大丈夫。努力できる楽しいクラス・学年にしていきましょう。
最後に
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