冬樹

1999年生まれ/本好きなインドア系/生活支援員/noteは自由帳として使います

冬樹

1999年生まれ/本好きなインドア系/生活支援員/noteは自由帳として使います

最近の記事

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自己紹介

はじめまして。冬樹です。 初めてじゃない方も、閲覧ありがとうございます。 自由帳代わりに投稿していたnoteが10記事を超えたので、このアカウントの傾向、よく言及することを軽く紹介します。 ──── 投稿者の属性 1999年生まれ。基本インドア。入所型の障害者施設で働いています。 興味のあるもの ・読書 自然科学や人文系の新書、心理・科学エッセイを好みます。好きなのはちくまプリマー新書。小説も月1~2冊読んでいます。 難しいことは分からないくせに、哲学的なSFを

    • 1S-LSDでバッドトリップした話

      合法の幻覚剤1S-LSDを使ったときの記録。 ──── LSDは法で規制されていますが、類似の構造と作用を持つ「LSDアナログ」が出回っています。1S-LSDはその一種で、投稿時点(2024/10/26)では合法です。液体の染みた紙片を舌下に入れて使うため「合法紙」とも呼ばれる。 合法というのは「法的なリスクが軽くなる」程度の意味で、心身への影響・作用が緩いわけではありません。 この記事は幻覚剤(合法・違法問わず)を勧めるためではなく、自分の体験の整理や、準備が整わない

      • 分身ロボットカフェ DAWN in Kobe 行ってきました

        9月末。神戸三宮の東遊園地で開催された分身ロボットカフェに行ってきました。 さまざまな理由で外出が難しい方が、遠隔操作のロボット OriHime を操縦して接客するシステム。 ロボットといっても人工知能ではなく、ロボットを介して人間が対応しているのが特徴です。ロボットの動きやiPadの画面といったテクノロジーを通して、他者との交流が生まれてくる。 具体的なメニューや店内のシステム、料金などはこちら。 ※開催は2024年9月20日~10月6日。この文章を投稿した時点で、

        • 足の指でじゃんけんできるかな

          先週のこと。 勤務先の施設で、リフト浴の支度をしていた。一緒に介助に入る先輩にあいさつをして、利用者の皮膚のケアや塗り薬のことを伝達し、その流れで足の話が出てきた。 車椅子で生活していると足がむくみやすいが、お湯に入ると血行が良くなってほぐれやすく、浮力もあって足が動きやすくなる。 付き添っている職員が足指を優しく揉んだり、足首に手を添えて動かしたりするのがいい、という話だった。 その先輩は、足指をストレッチのように自由に動かしたり、グーチョキパーをするのが体に良いと

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        自己紹介

          誘導瞑想で前世を体験してみた④

          前世体験シリーズその④。 これまでと同じく、YouTubeの誘導瞑想の音源(約30分)に従って、布団に仰向けになって体験しました。 前回はこちらです。西洋の盲目の女性で、寄宿舎で寝起きしながらマッサージやセラピーを学んでいた。 以下は今回の体験です。文字に起こすと不条理で後味が良くないので、読む際はお気をつけください。 舞台設定 イメージの中で扉をくぐった後、足に何を履いているか、どんな服を着ているか、今いるのは屋外か屋内か、と順番に尋ねられた。音声に従って周りを確認

          誘導瞑想で前世を体験してみた④

          映画版スカイ・クロラ:ササクラは皆を送り出すお母さん説

          先日Prime Videoでスカイ・クロラを観ました。 2008年に公開された押井守のアニメ映画で、原作は森博嗣の同名小説。 原作小説・映画ともに好きで、映画はレンタルして5回ぐらい観ている。 この記事では、映画化するときに年齢・性別が変わった整備士ササクラ(笹倉)について、自分の思うところを書き残します。 空を飛ぶ子どもたちの日常 https://eiga.com/movie/1956/ 主人公は10代後半の姿のまま年を取らない存在「キルドレ」で、民間軍事会社に所

          映画版スカイ・クロラ:ササクラは皆を送り出すお母さん説

          福祉の話: 障害者施設の夜勤のルーティン

          入所型の障害者支援施設の職員、生活支援員として働き始めて2年目になる。1年目の8月頃から夜勤に入り始め、先輩と数回入った後、一人で夜勤をするようになった。 自分がやっていることのアウトプットと備忘録を兼ねて、ところどころ個人の感想を入れつつ、勤務体系や業務の流れを記します。施設が特定できない程度に内容をぼかしているのをご了承ください。 勤務体系とフロアの構成 勤務先には、早出・日勤・遅出・夜勤の4種類がある。夜勤は17時出勤、翌朝9時退勤。 書類上の拘束は16時間で、

          福祉の話: 障害者施設の夜勤のルーティン

          誘導瞑想で前世を体験してみた③

          YouTubeの音源を使って過去世を探索した記録。 筆者は過去世については「そういう考え方もあるか」程度のスタンスだが、自分の無意識からストーリーを掬ってきて、それが一人の人生として出力されるのが面白い。 ここで記録するのは3回目になるので、前回、前々回の内容をさっと振り返る。 初回。戦前の日本の女性で、2人目の子どもを妊娠していた。その時代の通例として、出産のときは家に産婆さんが来たのだが、出産直後に出血が止まらず命を落としたらしい。 2回目は短髪の男性だった。本土

          誘導瞑想で前世を体験してみた③

          【読書記録】人間は生き、人間は堕ちる

          近所の書店で、坂口安吾の『堕落論』を買って読んだ。アニメは観たことがないが、店頭で目についたアニメカバー版を買ってきた。 角川文庫では、表題作を含めて、文学や恋愛、青春、日本文化についてのエッセイや評論が13篇収録されている。 評論のなかには、同時代に生きた作家について論じるものもあった。予備知識がないと読み進めにくいけれど、今の自分に理解できるところを拾って読むのでも十分価値があった、と思う。 評論のなかで特に印象に残った『日本文化私観』『堕落論・続堕落論』『戯作者文

          【読書記録】人間は生き、人間は堕ちる

          世間知らずと言われがちな職業について

          インターネット上で、特定の職業に就く人々を「世間知らず」「社会を知らない」と批判する書き込みを見かけることがある。 投稿者が自ら批判していることもあれば、「教員や医療従事者は世間知らずだというけど実際どうなのか」と話に上ることもある。 このような書き込みの中には、実際にその職業に就く人と接したときに、相手の礼儀や振る舞いに戸惑ったり、何かしらの不快な思いをした経験に基づくものもあるかもしれない。 一人の経験をその職業全体に広げるのはよくないにせよ、実際の経験に基づいて「

          世間知らずと言われがちな職業について

          小説を書く人に100の質問|答えてみた

          Web Novel Laboより「小説を書く人に100の質問」をお借りして、趣味の創作について語りました。かなりのボリュームがあるので、目次から個々の質問に飛べるようにしています。 質問データ配布元と、質問作成元のリンクです。 Q.1 筆名(ペンネーム)を教えてください。 いくつか使っています。一番よく使うのが「遠野なつめ」。 Q.2 筆名の由来は? 本名を原型がなくなるまでもじったもの。 Q.3 主にどんな小説を書いていますか?(長編・短編・掌編など) 数千字

          小説を書く人に100の質問|答えてみた

          【読書記録】暇・退屈・チェーンソー

          先日、國分功一郎の『暇と退屈の倫理学』を読んだ。 人間にとって「退屈とどう向き合うか」が大きな課題になっているとして、経済や歴史や哲学の思想をたどりながら、人生と切り離せない「退屈」を紐解いている。 全部で500ページを超える大作だけれど、序章に「注釈はさしあたって読まなくてもいい」とあり、哲学書を読みなれていない者にも親切なつくりになっていた。 人は退屈に耐えられない 衣食住が足りて健康であっても、原因のわからない満たされなさを感じることがある。原因がはっきりしない

          【読書記録】暇・退屈・チェーンソー

          【DLsite】最近聴いたミリタリー系音声作品

          DLsiteで音声作品を聴いて楽しむことがあり、最近聴いて良かったものを書き残すことにした。 成人向けにしては萌え要素が前面に出ておらず、ジャケットイラストで汁気が滴ってるわけでもなく、硝煙の匂いがする音声作品。 ミリタリー系の音声自体が珍しいうえ、少年のような声で喋るヒロインが好きなのもあって、好みに合ったものが見つかって嬉しかった。 以下に、聴いて良かったものをメモしておく(リンク先はR-18です) 野獣死すべし/事の次第声の出演  紅月ことね イラスト  みつい

          【DLsite】最近聴いたミリタリー系音声作品

          world’s end girlfriend「抵抗と祝福の夜」の記録

          2024年5月8日、world’s end girlfriend(以下wegと表記)のライブに行った。 会場は東京六本木のEXシアター。 私は関西在住なので、会場の近くでホテルを予約して1泊した。この1泊旅行についてはまた別の記事にして、今回はライブのことを書きたいと思う。 まとまりのない内容になるが、音楽の素人がライブに行った話、として読んでもらえると嬉しい。 world's end girlfriend は前田勝彦氏のソロユニットで、ジャンルは「ポストロック」「エレ

          world’s end girlfriend「抵抗と祝福の夜」の記録

          私見:『チェンソーマン』にいたら強そうな悪魔

          少年漫画『チェンソーマン』が好きで、アニメを観た後、単行本を手元に置いて読んでいる。 作中では、さまざまな動植物や概念が悪魔になっており、人間がそれを嫌う・恐れるものほど力が増していく。 一部(1~11巻)を読んで、Web上の解説記事や掲示板を眺めているうちに、どんな悪魔がいたら強そうかを考えるようになった。 死や苦痛、敗北あたりは名前からして恐ろしいが、個人的に「これは強いのでは」と思ったものを並べてみる。 注:以下は筆者の空想です。これらの悪魔は作中には登場しません

          私見:『チェンソーマン』にいたら強そうな悪魔

          誘導瞑想で前世を体験してみた②

          YouTubeには、自分の過去世を体験できる誘導瞑想の音声がある。全体で30分程度。静かな場所で横になって音声を聴き、声に従って空想世界の草原や山を歩いた後、過去世での自分を一人称or三人称視点で味わうものだ。 前回の記事はこちら。 過去世が実在するかは脇に置いて、私は誘導瞑想を「自分の無意識を探索するもの」と捉えている。捉えたものに正解も間違いもないし、2回目以降は何かしら違ったものが見えるだろう。寝ているときの夢がそのつど違うように、誘導瞑想でもまた違った体験ができる

          誘導瞑想で前世を体験してみた②