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映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』
う~ん。というのが個人的な感想。
先日観た一作目の『キングスマン: The Secret Service』が秀逸だっただけに過剰な期待を持っていたのが良くなかったせいもあるだろう。それはそれとしても、全体的にスポイルされてしまった感じを受けた。
元々キングスマンは在イギリスの諜報機関だから、いかにもロンドンの下層階級と紳士の対比がキャラクター構成として面白かったのだが、本作ではアメリカが前
Netflix映画『ザ・ユニオン』
アメリカ人は誰でも世界で活躍しているイメージがあるかも知れないが、当然ながら生まれ故郷から一歩も外に出たことが無い人だっている。この映画の主人公もそうだ。
いつも通り仕事終わりに仲間とバーで飲んだくれていると、大学進学とともに姿をくらましていた高校時代の彼女が突然姿を現す。よりを戻しに来たのかと淡い期待を抱きながら、夜道をバイクを飛ばして思い出の公園に行く。あの時よく聞いた音楽を流せばあの時が
WOWOWドラマ『シャイロックの子供たち』
今でこそ落ち着いた感があるが、また池井戸潤かと思うほどに一世を風靡した時期があった。銀行やその融資先企業を舞台にしたストーリーは、普通の人にとって見知れぬ世界だからこそ興味深い。世間から見れば、銀行の奴らは金を転がすだけで儲けやがってと思うだけだが、金が絡む以上、その内幕は普通以上に人間臭い。
金融機関に勤めるのなら、謝礼として金品を受け取ってはならない。しかし、目の前に札束の入った封筒を置
映画『ミニオンズ フィーバー』
子供の頃は、ちょっと悪いことをしてみたくなるものだ。子供の頃の悪い者への憧れは、大人のそれと違って純粋で、深い意味は無い。どちらかと言うと悪戯心に近いものだ。
人様に迷惑を掛けてはいけません、人の物を盗むのは悪い人のすることです。悪いことをすると警察に捕まります。道徳的であることと、子供の悪戯は全く別次元のもの。社会に出ていない以上、社会の善悪とは無縁の世界に生きているのが子供なのだ。どんなに
映画『AIR/エア』
ナイキのバスケットシューズ、エアジョーダンの誕生秘話だ。
今から40年前、ランニングシューズで世界を席巻したナイキは、バスケットシューズのシェアではコンバース、アディダスに大きく水を開けられていた。スタートアップから飛躍的に成長して大きな会社になっていたナイキはやや保守的になっていた。稼ぎ頭はランニングシューズだけで十分で、バスケットシューズの販売促進のために必要以上の大金を投じて選手と契約す
Netflixドラマ『地面師たち』
人の土地を勝手に売って売却代金を懐に入れるのは、もちろん簡単ではない。簡単でないからこそ騙しがいがあるし、騙されやすいとも言える。まさかそんなはずが無いと思う買い手の油断の隙を突くのだ。架空の土地売買に絡んだ詐欺師を地面師と呼ぶらしい。地面師は独りで成し遂げるのは難しく、様々な専門家詐欺師のチームワークによって成立するという。
これまでも逮捕歴がある地面師たち。ハリソンと呼ばれるリーダー格を
Netflix映画『レッド・ノーティス』
FBI特別捜査官のジョン・ハートリーとインターポール捜査官のウルヴァシ・ダスのふたりが、国際手配(レッド・ノーティス)されている美術品泥棒ノーラン・ブースを追う。彼がエジプトに伝わるクレオパトラの秘宝とされる3つの卵のうちのひとつを盗み出すというタレコミが入った。
そのタレコミの主は、世界一の美術品泥棒と言われているビショップによるものだった。
世界を股にかけたアクションとコメディで楽しめ