仕事で輝き、自分らしくかっこよく生きることの楽しさ
先日、かっこよさについての投稿をしました。
ここでいう「かっこよさ」とは、見た目の話ではなく、世間的な定義での「成功」しているかどうかでもありません。
品位と美しさ、
プロフェッショナリズムと姿勢、
人間性と心の持ち方、
醸し出す空気感や雰囲気などに
ついてのかっこよさです。
(詳細は上記の投稿に書きました)
今回は、仕事で輝き、自分らしくかっこよく生きることの楽しさについて書いてみたいと思います。
仕事やキャリアにおいてかっこよさを追求し、楽しむために必要な要素
仕事やキャリアにおいて、「このように活躍して、カッコいい自分でありたい」という理想像を持っている人も多いのではないでしょうか?
人それぞれに、自分自身の考える「かっこよさ」の定義があって
そのカッコよさに反する「仕事の仕方」や「生き方」をしていると違和感を覚えやすく
そのカッコよさに近づけるということ、キャリアや人生の醍醐味を感じる。
これが、仕事をしているプロセスが、楽しい・充実していると感じるかそうでないかの分岐点の1つだと思います。
そして、その理想像(自分の中での「かっこいい」)を実現するための重要な要素は、
ビジネススキル
モチベーション、そして
思考習慣
の3点だと思います。
これらの要素が掛け合わさることで、仕事における「カッコよさ」に近づき、仕事の充実度が上がり、仕事が楽しくなると思います。
・ビジネススキル
ビジネススキルは、経営スキルや、ロジカルシンキング、またはその職務に必要な知識などを指します。これを磨くために、時間などを投資しているビジネスパーソンは非常に多いのではないでしょうか。リスキリングなどもこの範囲に入ると思います。
・モチベーション
モチベーションは、目標に向かって努力し続けるためのエネルギー源であり、行動の原動力。自分自身の興味や喜びからくることが多くあります。
こちらも様々な機会(講演や読書、ワークショップなど)を通じて、モチベーション維持について考えを深めている方も多いと思います。
そして3つ目の思考の習慣。
・思考習慣
こちらは、トレーニングにも時間を要することと、何をどのように鍛えたらよいかわかりにくいため、上記の2つと比べてトレーニングをしている人は少ないかもしれません。
また、よくある誤解として、思考習慣は価値観と誤解されますが、価値観ではありません。
価値観は、あまり変えられるものではないですし、変えなくてよいものだと思います。
一方、思考習慣とは、人が無意識に使っている思考パターン。
これは変えることが可能ですし、自身の「かっこよさ」にふさわしくなるように変化をさせることができます。
上述しましたが、この思考パターンは、ビジネススキルなどに比べると、カスタマイズ性が高く、1人1人必要な思考パターンが異なるため、なかなか規定しにくい要素です。
その前提ではありますが、今回は簡単ではありますが、
どのような思考の習慣が必要なのか
そしてそれはどのようにトレーニングしていくとよいか
についても触れたいと思います。
必要な思考の習慣とは?
今回は、代表的な3つについてまとめます。もちろんこれ以外にも様々な思考パターンがあります。
◆1つ目:多面的に見る思考習慣
最も重要なこと、それは、起きる現象を変えようとするのではなく、
起きた現象を「どのように解釈するか」を変えることです。
多くの人の思考習慣は、
「自分にとって良いことが起きるようにしよう」という考え方です。
そしてそのための努力もします。
しかし、現実には、起きる現象はいいこと悪いことも両方起こりえます。
何が起きるかということ自体は、Uncontrolableです。
一方起きた(起きている)減少についての
「自分の解釈」つまり、「意味づけすること」は、Controrableです。
そこでまず必要なことは、物事の意味を多方面から解釈する思考を習慣づけることです。
1つの側面だけしか解釈せず、結論に至る思考習慣ではなく、
まず様々な意味があるという前提で物事を見る思考習慣です。
細かく言うと、ものすごくたくさんの思考習慣が挙げられます。
詳細は長くなりそうなので別に書きまとめて投稿しますが、
物事の意味を多方面から解釈する思考の習慣というのは、人生の中での応用範囲も広く、様々な場面で役に立つ最強の思考習慣の1つです。
◆2つ目:選択する思考習慣
多面的な解釈をする思考を持って上で、次に重要なことは、そこから自分に最適な意味を選び取るという思考習慣です。
その時に重要なことが、
・自分の強みや目指すものを自分が理解しているかどうか、さらには
・「選びすぎない」「持ちすぎない」という感覚と、
・1つを選ぶとはその他を手放すことだという理解です。
そうすることでより鮮明に自分の大事なことを自分の強みを活かしながらを選び取れます。
この、自分軸を磨き続け、心のとどめ、選択の際の中心的軸にするという思考習慣は最も強力になります。
選ぶ思考習慣つながりでは、先に少し書いたように、例えば、アンコントーラブルなものとコントローラブルなことを見極め、コントローラブルなことに集中するというのも1つの思考習慣に入りますね。
◆3つ目:「自分+自分の周囲」の満足度最大化の思考習慣
最後は、自分の言動はどのように周囲にインパクトを与えるのかを考える思考習慣です。
自分(もしくは自分が守りたい範囲)さえよければよいと判断し、自分だけにメリットが出るような思考習慣ではなく、
周囲へのインパクトを最大限にするにはどうしたらよいかを考える思考パターン。
自分を犠牲に「せず」、自分自身も「大事にした上」で、
常に周りの人にも(大なり小なり)気を配って・感動を届けるという思考習慣かもしれません。
「人に喜んでいただく」というのは、自分自身の幸福にもつながり、そしてそれは社会全体で観たときの、幸せの最大化になる。
このサイクルに自ら乗ってみるための思考習慣でもあります。
トレーニング方法とは?
まず初めにこの思考習慣のトレーニング方法で重要なことは、
それは、数日で身に付くわけではないということを理解しておいてもらうことです
本や誰かの講演などを聞くと、その瞬間は
「とても感銘を受け、それが大事だと思った」
という気付きはあるのですが、長くは続かない経験をすることも少なからずあると思います。
思考習慣を変えようする場合は、長い目で見ていく必要があります。
新しい思考習慣の獲得には、すくなくとも3つのステップがあると思います。
①自分の毎日の思考を客観視してみる
②その中でどのような思考が重要か理解し
③日々の中で、使っている思考習慣を新しいものにしていく
習慣にしていくには、長く、そして、繰り返し、取り組んでいく必要があると書きました。
人間は、どうしても以前の習慣に戻っていきます。
リバウンドします。
ですから、まずは長く何回もトレーニングが必要であることを理解するところから始まります。
思考習慣は、専門家との対話の中で強化されていくので(アスリートがコーチをつけているのと同様に)、できる事であれば、専門家と対話を繰り返していくと、一番効果が出やすい(結果として、効率的)と考えます。
専門家(専門家の定義がいろいろあるので、私自身が専門家だと思う人という前提ですが)との対話を通して行っていくメリットは多々あります。
例えば、
自分の真の強さ・魅力の発見・再確認ができる
思考の多様性・幅を思いっきり広げることができる
自分の限界を超えてみることに挑戦できる
自分では気が付きにくい、自身の変化・進化・成長デルタを、フィードバックしてもらえる。トレーニングの継続がしやすい
陥りやすいポイントを何度もリマインドされ繰り返すことができ、新しい思考習慣を身に着けることができるできる
思考の習慣についての専門的知識を得ながら、トレーニングができる
等です。
投資する時間・金額に見合ったトレーニングになるとは思いますが、
それでも自分1人で行っていきたいという場合には下記をお勧めしています。
①カッコいいノートをつける
スマホでもPCでもノートでもなんでもいいです。
自身がカッコいいと心が響くものを常に書き足していきます。
これにより、自身が目指していく「かっこよさ」のイメージがどんどん鮮明になってきます。
時に、そのカッコよさのイメージが変わってもよいと思いますが、とにかく、
・書き出し(言語化して)、
・書き溜めて、そして
・時々見直す
ことの3つが大事です。何年も繰り返す前提です
②心に残るフレーズを書き出しておく
こちらも、書き出し(言語化して)→書き溜めて→そして時々見直す3ステップをとります。
おそらくここで皆さんが書き留めるフレーズは、
各人が理想とする「思考の習慣」に近いはずです。
③調子が良い時、悪い時、いずれの場合も、どういう思考を回しているかを書き出す。
書き出した後、どのようにしたいのかを上記②と照らし合わせて内省する。
④上記の書き綴ったものを、定期的に(半年に1回など)、読み直す。
読み直すことが目的です。
これは「成長のデルタ」を自分で実感すること、と、自身の思考習慣を見つめ直すことにつながります。
⑤最後5つ目は、1人でよいので、あなたの良い所を理解している友人を持つことです。
お世辞ではなくて、言われて自分自身もしっくりくるような点に気が付いて、それを言葉で伝えてくれる相手を指します。
時々、その人と話すことで、自分のトレーニングの日々を振り返ることがとても重要になります。
以上5点です。
どれから始めてもよいと思います。
思考の習慣トレーニング(ビジネスメンタルコンディショニング&ストレングス、もしくは、マインドセットインテリジェンスと私は読んでいます)は、何歳から始めてもよいと思います。
やってみようと気が付いたその日から始めてみることをお勧めしています。