葛山智子 I Tomoko Katsurayama

MBA教授をしています。仕事に充実感を感じながら大きな成果を出す「フルフィリスト」の思…

葛山智子 I Tomoko Katsurayama

MBA教授をしています。仕事に充実感を感じながら大きな成果を出す「フルフィリスト」の思考の習慣について書いています。時々、大好きなホテル・航空会社の投稿もしてます。略歴:外資系勤務を経て、人材育成/組織変革コンサル企業に勤務。海外駐在10年(シンガポール/東南アジア統括会社代表)

マガジン

  • 葛山の徒然日記

    NOTEに書いた記事で、他のマガジンテーマ以外の記事をこちらにまとめています。

  • 仕事が100倍面白くなる!思考の習慣

    仕事を今よりもっと楽しく!そしてもっと活躍したいと思う方へのマガジンです。仕事でさらに成果を出すために必要な「ものの見方・捉え方」に関しての記事をまとめまています。これからも随時アップデートします。 仕事で活躍するためには、その仕事をさらに楽しむ思考の習慣を持つことが重要だと思っています。活躍できるとさらに楽しくなる、楽しくなるから益々活躍できる。この循環を回すため役立ちそうなテーマについて書いています。 もちろんビジネススキルも一定必要です。そしてそのビジネススキルを活かすためには「思考の習慣」が必要です。 仕事を今よりもっと楽しく!そしてさらなるご活躍にお役立ていただけると嬉しいです。

  • フルフィルメントキャリア思考の習慣

    自分の強みを活かして、自分らしく活躍する「フルフィルメントキャリア」。 私自身、20年以上働いた中で、海外で働く機会や海外拠点長としてのリーダー職を務める機会をいただきました。やりがいのある仕事、自分たちの活動が社会に貢献する実感。大変ありがたいことに、環境にとても恵まれ、とても満足した人生を送っていました。 その中で、「この人生も悪くないけど、他にも(今まで見たことない)人生がありそうだ。そちらに向かっていきたい」と思い、全ての職を辞し、新たな生き方にシフトしています。 その中で見えてきたフルフィルメントという概念。 このマガジンでは、フルフィルメントとキャリアを合わせた「フルフィルメントキャリア」について、書き綴っています。(随時アップデートしています)

  • グローバルで活躍するための思考の習慣

    世界を舞台にして活躍する皆さんへの応援メッセージマガジンを開始しました。 こちらのマガジンでは、世界で活躍するための思考の習慣に関しての記事をまとめています。 私は10年間海外拠点勤務(シンガポール)をしていましたが、自身が実際に海外で働くことによって見えた世界・学びをこちらにまとめています。 これからも随時アップデート予定です。

  • リーダーとしてさらに活躍するための思考の習慣

    日本・世界でリーダーシップをとっておられる方に向けての応援メッセージマガジンです。 リーダーの役割やチームを率いる際の思考の習慣などについての記事をピックアップしています。随時アップデートしています。 このマガジンでは、人材育成・組織変革に長年携わってきた中での学びや、私自身が東南アジア統括会社代表や日本本社のマネジングディレクター職を務める中で学んだことをまとめています。

最近の記事

今の会社を辞めることを迷っている方へ

最近、「お世話になった今の会社を辞めようかと考えている。しかし迷っている」というご相談をいただくことが多くなっています。 迷っている理由をお聞きすると、それぞれ異なる背景があるものの、共通する点が見えてきます。 それは、「自分が辞めることでお世話になった人や周囲に迷惑をかけるのではないか」といった懸念です。 その気持ちは非常によく理解できます。 特に、責任感の強い方や、会社で活躍してきた方、そしてこれまでの勤務先に感謝の気持ちを持っている方ほど、そのような心情を抱くの

    • 「一流を目指すなら、一流がいる場所で働きなさい」~環境を自分で選択する~

      20歳の頃にインターン先の組織でお世話になったトップの方の言葉を思い出しました。 「(仕事で)一流を目指すなら、一流がいる場所で働きなさい。」 環境は非常に大切です。 周囲にいる人たちによって、自分の基準や意識、さらには行動や振る舞いまでが影響を受け、変わっていくからです。そして、日々の振る舞いが変われば、それはやがて自分の習慣として根付きます。 そのため、どの会社に所属するか、どんな仲間と共に過ごすかを選ぶことは非常に重要です。その選択は、自分次第です。 これは会社

      • 嫌々仕事を引き受けたときに学んだこと

        30代のころ、気乗りしない仕事を引き受けた経験があります。 
それをできる人が社内にいないからやってほしいと言われ、気は進まなかったものの、引き受けざる得ないと当時の私は考え、引き受けたのでした。 
ですが、その後も、「いやいや引き受けた」という感情は残り、むしろ沸々とそれが出てきていました。 ある日、我慢の限界がくるようなことが起きました。 「他の仕事でいっぱいで全く余裕がない中で、誰もやる人いないっていうから、良かれと思って引きうけたのに、もうやってられない!」と

        • 物事をやり遂げる人の思考

          多くの人は、何かを始める前に「やり方」を徹底的に検討し、その上でやるかどうかを決めようとします。リスクや実現可能性、難易度などを考慮し、最善の方法を模索してから動き出すわけです。 しかし、物事を成し遂げる人は、少し違うアプローチを取ります。 彼らは、やり方を考える前にまず「それを絶対に達成する」と決断し、その後で具体的な手段を検討します。 この2つのアプローチには大きな違いがあります。 最初にやり方を検討する人は、しばしばリスクや困難さに焦点を当ててしまい、その結果と

        今の会社を辞めることを迷っている方へ

        マガジン

        • 葛山の徒然日記
          37本
        • フルフィルメントキャリア思考の習慣
          71本
        • 仕事が100倍面白くなる!思考の習慣
          90本
        • リーダーとしてさらに活躍するための思考の習慣
          45本
        • グローバルで活躍するための思考の習慣
          41本
        • 豊かな人生を生きる人が実践する 仕事で大活躍する思考の法則
          17本

        記事

          最初から完璧を求めない

          約25年間仕事をしてきて、遅ればせながら気づいたことがあります。 それは、 ということです。 ●自分の考える構想やゴールの50%くらいができたら良い方。 ●60-70%できたら上出来。 ●それ以上はそうそうないだろうと考えておく。 そうすると、たとえ50%しかできていなくても、50%も出来たのかと、その変化を純粋に認識でき、喜ぶことができます。落胆しなくなるのです。 最初からゴールや構想を100%達成しようと意気込んでいると(意気込むにはいいですが、それにがんじ

          最初から完璧を求めない

          グローバルリーダーになるために必要な事

          今日は久しぶりに、グローバル人材に必要な要件について書きたいと思います。 経営学やロジカルシンキング、異文化コミュニケーションスキル、英語力など最低限身に着けておいた方がよいことはあるので、これはこれで学んでいただくとよいと思います。 今日は、その先のことを書きたいと思います。 私は10年ほどシンガポールに駐在をしていて、東南アジア拠点のCEOを務めました。 業界は「人材育成」「リーダーシップ開発」でしたので、多くの企業のリーダーにお目にかかりました。 その中で気が付

          グローバルリーダーになるために必要な事

          何事も、先延ばしにせず、いますぐやろう

          あるSNSには、「〇年前の今日」に投稿した内容が自動的に表示される機能があります。その投稿を見るたびに、次のことを強く感じます。 今しかない。先延ばしにしてはいけない。 特に今日は、その思いが一層強くなりました。 今日は「10年前の今日」の投稿が表示されました。その内容は、退職した父を旅に連れていったというもので、私自身もとても楽しかったことを思い出しました。しかし、その後はシンガポールに10年間駐在することになり、父と一緒に旅をする機会は一度もありませんでした。 唯

          何事も、先延ばしにせず、いますぐやろう

          仕事において、感情は論理性と同等に重要である

          仕事をしていると、 冷静さ 論理性 戦略性 などを求められることも多いですね。 そしてそのような思考トレーニングを積みますし、そのように行動するようになっていきます。 その結果、「感情は、排除するもの」的な位置付けになることもあり、 感情を押さえよう、持たないようにしようと努力する人が出てきます。 「感情的」という言葉が、ネガティブな文脈で語られることもしばしばです。 もちろん、冷静さや論理性が重要なことは言うまでもありません。 しかし、感情は、論理性の対極

          仕事において、感情は論理性と同等に重要である

          40代・50代でよい表情している人に共通すること

          最近「久しぶりに会いたいな」と思う人たちと、立て続けに会う機会があったのですが、驚いたことに、皆さんが以前よりもよい表情をしていて、まるで若返ったかのように見えました。 年齢的には、40代半ばから50代半ばの方々が多いです。 でも、ここで言う「若返り」は、シワやシミがなくなったという意味ではありません。年齢を重ねると、当然シワやシミは増えていくものです。 そうではなく、その人たちの醸し出す雰囲気が、以前よりもぐっと魅力的になっていて、明らかに若々しさが増しているのです。

          40代・50代でよい表情している人に共通すること

          仕事において本当に大切なこととは?~数字だけでは測れない価値

          仕事において、数値を中心に議論を進めることは、多くの場合、合理的な判断につながり、数値に基づく議論は非常に論理的に響きます。 これには理由があります。数字は指標としてわかりやすく、比較もしやすく、客観的な指標と捉えられやすいからです。 そして、特に効率性を追求する場面では、数値ががより重視されます。 この流れは、資本主義の枠組みの中では自然なことです。 資本主義においては、株主の「利益」を追求する構造が根底にあるため、最終的には数値の改善や効率性が最も重要な要素となるか

          仕事において本当に大切なこととは?~数字だけでは測れない価値

          「少ないほど豊かである」という考え方: フルフィリスト最大の武器

          今日は、充実した毎日を送る人々が持つ根底の考え方、「少ないほど豊かさを感じることができる」というテーマについて書きたいと思います。 私たちは、ふとした瞬間に、日々「もっと手に入れたい」と思いながら生活していることに気づくことがあります。 特に、物質的な豊かさへの執着は根強く、給与やお金、資産、名誉などを追い求め、手に入れるほど満足するどころか、さらに強い欲望が生まれてしまう。このようなサイクルに気づく人も少なくないのではないでしょうか。 「これで十分だ」という感覚が失わ

          「少ないほど豊かである」という考え方: フルフィリスト最大の武器

          仕事で大活躍するフルフィリスト的思考≪TKメソッド⑧≫

          私のNOTEでは、「仕事で大きな活躍をし、充実感を得ている人」、通称「フルフィリスト」が持つ3つのスキルのうち、第3のスキルである「インテリジェンス=思考パターン」についてまとめています。 これまでに、フルフィリストの思考パターンを50個ご紹介しましたが、今回はさらに5つを追加してご紹介したいと思います。 今までの投稿はこちらから 時間の使い方は自分の意思であることを意識するフルフィリストは、「自分の時間の使い方を、自分自身がコントロールしている」という感覚を非常に大切

          仕事で大活躍するフルフィリスト的思考≪TKメソッド⑧≫

          充実したキャリアを歩む!「フルフィリスト」的思考を磨く方法 ≪TKメソッド≫

          フルフィリストとは仕事に充実感を感じながら、同時に大きな成果(Great Performance)を上げている人を、私は『フルフィリスト』と呼んでいます。 この言葉は、英語の"Fulfillment"から派生させた造語です。 フルフィリストには、特に重要な3つのスキルがあります。それは、 ビジネススキル モチベーションスキル インテリジェンススキル です。 ①ビジネススキルと②モチベーションスキルは、 多くのビジネスパーソンが日々の学習や経験を通じて磨いているも

          充実したキャリアを歩む!「フルフィリスト」的思考を磨く方法 ≪TKメソッド≫

          【TKメソッド】過去・未来にこだわらない生き方

          フルフィリストの思考習慣について、これまでにマガジンにまとめてきましたが、本日、新たにもう1つ付け加えたいと思います。 ★フルフィリストとは・・・「仕事に充実感を得ながら、大きな成果(Great Performance)を上げる人」を指す造語です。英語の「フルフィルメント(Fulfillment)」に由来させています。 フルフィリストの思考習慣 今回さらに紹介したいフルフィリストの思考習慣、それは、 「過去・未来にこだわらない思考」です。 簡単に言えば、「今この瞬間に

          【TKメソッド】過去・未来にこだわらない生き方

          無自覚に「自分を犠牲にしている」人は案外多い

          私は、仕事で活躍する人・仕事でセンスが良いと思う人の特徴として、「周囲の人に喜んでもらう」言動の積み重ねをしていると、以前書きました。 これはゴマをすることでもないですし、お世辞を言うことでもありません。 一緒に働くどの方にも、1つなにかこの目の前の人が喜ぶような貢献をしようと思って取り組む姿勢です。 しかし、同じように周囲の人に気を使っているにもかかわらず、生き生き活躍するどころか、自分が辛いと思う人がいます。 生き生きと働く人と、辛いと思って働く人の違いは何か?

          無自覚に「自分を犠牲にしている」人は案外多い

          変化・挑戦してみたいと思う気持ちはあるけれど、なかなか踏み出せない人へ

          心の中や頭の片隅で、「これをやってみたい」「変化させたい」「挑戦したい」という気持ちがあるものの なかなか一歩を踏み出せず 時間だけが過ぎていく・・・・・という経験をした人・している人も少なからずいらっしゃるかもしれません。 私もそのような時があります。 周りにもこのようなシチュエーションにいる人が多いのですが、 「なぜ?できないのか?一歩進めないのか」と聞くと、 ある共通点があることがわかります。 それは、「環境(時間などの余裕)が十分に整っていないから、新たなことを

          変化・挑戦してみたいと思う気持ちはあるけれど、なかなか踏み出せない人へ