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なぜ、野球に無関心でちんちんにしか興味がなかった私が日ハムを応援しに北海道へ行くチケットを予約するに至ったのか
2024年、6月。
私は日ハムのにわかファンになった。
わからない。
野球、一年前は全く興味なかった。
それが、特定のチームを応援するために、北海道に行くまでになった。
そもそも、何かを好きになるって、なんだ。
好きになる理由が分からない。私は何も好きではない。自分のちんちん以外何も好きではない。恋人が二度(三度かも)いた時期もあったが、多分、私は、本質的に恋人すら好きになって
ちんちんエッセイ 『ウケない。』
「まいにち大喜利」の大喜利の講義回をみた。
『「まいにち大喜利 produced by au」・ともしげ大喜利勉強会』
この動画、とても面白いし参考になる。その一方、講義の肝の一つである「それを言う人に見合った解答」をせよ、というところに、正しいけれど、辛いなあと思った。
特に動画の最後のほうの、ともしげさんの表情にそれを感じる。
わかる。自分に見合う、とされたその答えをしたくない気持ち
小説 ちんちん短歌 第22話 『サブカル貴族』
「さっきのあれ、『ムシオ』って子が話してくれたものだよね」
高橋文選の口から「ムシオ」という言葉が出た時、何かすごく、嫌な感じがした。
「正しくは、ムシマルと言います。面倒なので誰もそう呼びませんでしたが」
「……へえ」
笑いながら、よっこらしょ立ちする高橋氏。
「「ムシマル」の名の縁もある。先の歌は我が祖父、高橋虫麻呂の作とする。そう記憶してくれたまえ、短歌奴隷君」
高橋虫麻呂――。
小説 ちんちん短歌 第21話 『うんこちんちん』
建はうなだれながら、ちんちんを見た。
真っ白なはずのちんちんが、茶色だった。
それはうんこだった。
川渡しのねぐらにはトイレがない。なのでうんこは普通に外でするのだが、川渡しの男たちは皆、もう疲労と寒さで頭がおかしくなっていた。うんこのために、というか、わざわざ自分の身のために外に行くのも煩わしくなり、寝ながらうんこをする者が後を絶たなかった。
だからねぐらの床はうんことゲロにまみれて
小説 ちんちん短歌 第20話『誰が死んだほうがいいか話し合う会』
川渡しの男たちのねぐらで、誰が死んだほうがいいか話し合う会が行われようとしていた。していたが、しようとしていただけで、誰もしていない。全員、黙っている。
30人の痩せた男たち。ちんちん丸出しの、裸の男たち。なんらかの欠損がある男たち。肌に纏わる汗やよだれやうんこをちゃんと拭かないので汚い男たち。火が灯る囲炉裏を中心に、黙り、何か言おうとしているが、何か言うのが怖くて、どうしたものか、ただそこ