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2024年7月の記事一覧
手書き化学構造認識モデルDECIMER V2を解説&動かしてみた
PDFの中に埋もれている化学構造をSMILESなどのコンピュータが扱える形にしたいと思ったことはありますか?
最近だと化学構造を手書きで描いた画像をChatGPTでSMILESに変換させてみようとしましたが、うまくいきませんでした。
ベンゼンぐらいだったらうまくいくSMILESに変換してくれますが、カフェインぐらいになると無理です。
そこで見つけたのが、手書き化学構造認識モデルであるDECIM
WizardLM-2の開発方法: Auto Evol-Instruct
はじめに2024年4月に高い性能を叩き出し、オープンライセンスで公開されたにも関わらずすぐにHugging Faceから消されたWizardLM-2というモデルがあります。(現在、HuggingFace上には非公式のモデルのみ公開されています。短期間公開されていたタイミングにダウンロードされていたのでしょうか。)
以下のように高い性能を叩き出したことでWizardLM-2は注目を集めましたが、
覚え書き:Hugging face 上でモデルの量子化が実行できそうです
昨日、Ollamaの説明を下記の見てました。
リンク先のGuideをさらに見てみたら、こんなノートがありました。
なんとHugging face 上で量子化ができるとのことです!
Create your own GGUF Quants, blazingly fast ⚡!
ログインして許可を与えると、こんなページです。
簡単な英語ですが、訳すると「このスペースは HF リポジトリを入力として
AlphaProof と AlphaGeometry 2 の概要
以下の記事が面白かったので、簡単にまとめました。
1. はじめに高度な数学的推論機能を備えた汎用人工知能 (AGI) は、科学技術の新たな領域を切り開く可能性を秘めています。
私たち (Google DeepMind) は、数学者が新しい洞察、斬新なアルゴリズム、未解決の問題への答えを発見するのに役立つAIシステムの構築で大きな進歩を遂げてきました。しかし、現在のAIシステムは、推論スキルと学
Llama.cpp で Llama-3.1-70B-Japanese-Instruct-2407 を試す
「Llama.cpp」で「mmnga/Llama-3.1-70B-Japanese-Instruct-2407」(Q8_0)を試したのでまとめました。
1. Llama-3.1-70B-Japanese-Instruct-2407「Llama-3.1-70B-Japanese-Instruct-2407」は、「meta-llama/Meta-Llama-3.1-70B-Instruct」をベース
SpreadsheetLLM: 大規模言語モデルによる革新的なスプレッドシート処理
はじめにスプレッドシートは、ビジネスや個人の日常生活で広く使用されているデータ管理ツールです。しかし、その複雑な構造や大量のデータを効率的に処理することは、従来の手法では困難でした。本記事では、大規模言語モデル(LLM)を活用して、スプレッドシートの理解と処理を革新的に改善する「SpreadsheetLLM」について詳しく解説します。
SpreadsheetLLMの概要SpreadsheetLL
Llama3.1をローカルで動かしてみた。完全版
ローカルで動かすこともできる最新のオープンソースLLMを動かしました。
モデルは以下の
Llama-3.1-8B-Instruct-Q4_K_M.gguf
です。動かすことはできましたが、普通じゃない動きです。以下レポート。
Metaのサンプルコードを動かす。これが動かない。オリジナルのコードはモデルを自動ダウンロードしてくれないし、CLIでも落とせない。なぜなんでしょうね。他のモデルだと簡単
化学で使えるLLMエージェント:CACTUSを解説&動かしてみた
はじめにCRSチームでソフトウェアエンジニアをやっている山口です!
今日は化学で使えるLLMエージェントであるCACTUSについて解説して、最後には実際に動かしていこうと思います!
CACTUSとは?CACTUSは大規模言語モデル(LLM)と化学情報学ツールを組み合わせたLLMエージェントです。ChemCrowのようなLLM支援型化学合成プランナーから着想を得て、新薬設計および分子発見支援用に作