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【イベント開催】「へんなほんてん」にはどんな本があるのか?④【8月25日〜9月13日】

こんにちは。
合同会社ARTの地産地消は、「アートの力でクリエイティブで豊かな市民生活を実現する」をビジョンに掲げ、地域住民の皆様と地域で活動するアーティストの交流を積極的に推進していきます。

その一環として、会社代表・詩人の井上正行による蔵書展『へんなほんてん』を実施することにしました。普段あまりみられないような、不思議でどこかへんな本を25冊ほどセレクトしました。青梅在住のへんな人が持っているへんな本をご覧くださいませ。

いよいよ今回でラスト!
「へんなほんてん」に展示してあるとっておきのへんなほんをご紹介します。
本たちには、私のエッセイとも詩とも取れてしまうような拙いキャプションが付されています。ぜひ、文章と一緒にイメージを膨らませていただけたら幸いです。

『蒲鉾/櫛/藍』

『蒲鉾/櫛/藍』
出 版:株式会社丸和運輸機関
出版年:2004年/2006年/2008年

 株式会社丸和運輸機関は凄まじい会社です。蒲鉾、櫛、藍を収めた長大な蛇腹折カタログを見ればいうまでもないでしょう。

 そもそも、このカタログ、実際はカタログではないのです。よく見ると、年月日が印刷されています。実はカレンダーでもあるのです。丸和運輸機関は運送会社ですが、何かを運ぶことを文化や伝統が人々の間に広まっていくところにまで解釈の幅を広げています。この考えのもと、こちらの会社は丸和【桃花賞】という賞を設立しました。受賞した企画をカレンダーとして、取引先や関係各所に配っていたようです。ちなみに、蛇腹折は一枚の紙で成立させることは難しいため、職人たちが用紙を手作業で貼り合わせています。印刷・製本職人の細やかな手業がなせる技なのです。

「蒲鉾」

  今まで、これほどまでに蒲鉾を特集した本を見たことがあったでしょうか。図鑑としても見事ですが、日本各地の蒲鉾の持つデザイン性にも目を向けています。そのため眺めているとどこか京菓子のような雅やかさを感じてしまいます

「櫛」

蒲鉾の次は、櫛です。
奇しくも一番最初に掲載されている《彩髪江戸櫛色錦》はかつて澤乃井が運営していた「櫛かんざし美術館」に所蔵されていた物です。蛇腹折の本を扱うのは慣れないと結構難しいので、試しにチャレンジしてみてください。

「藍」

 どれだけ長いのか壁面に飾ってみました。全長およそ3メートル強です。今まで、これほどまでに長大な本を読んだことがありますか。しかも、折りたたんでみると「蒲鉾」「櫛」よりも薄いので、実はこれでも短い方です。

へんなイベント開催!

会期中は、8回の関連イベントを開催します。ひとつは「へんな本の成り立ちを学ぼう!」、もうひとつは「へんなことばで遊ぼう!」です。それぞれどんな内容なのか簡単にご紹介します。

へんな本の成り立ちを学ぼう!

こちらは、先ほども少しご紹介したように本ができるまでの工程を解説するワークショップです。私の詩集だけでなく、会場にある様々な本も取り上げながら、本の仕組みや構造について学ぶ会です。実際に手にとって触ったり広げたりできますので、とても貴重な体験になること間違いありません!
詳細
「井上の第1詩集『凍える言葉』を徹底的に分解し、手書き原稿がどのような工程で印刷されて、製本されたのかを解説します。巨大な印刷機から出てきたばかりの、大きな用紙を見られる貴重な機会です。同時に、会場にあるたくさんの本のどのあたりがへんなのか解説付きで鑑賞します。普段なかなか触れる機会のない、本の成り立ちに関する講座と、本の鑑賞が一体となったワークショップです。」

ファシリテーター:井上正行(キュレーター)
日時:8月30日(金)、9月1日(日)、7日(土)、13日(金)
時間:15:00ー16:30(90分程度)
場所:THE ATELIER
   青梅市本町130−1ダイアパレスステーションプラザ青梅204
定員:10名
参加費:1000円(当日支払い)
お申し込み:lplc.of.art@gmail.com/

へんなことばで遊ぼう!

へんなことばを使って、実際に詩を書いてみませんか。今まで全く詩を書いたことがない人も、書いたことのある人も、へんなほんに囲まれながら一緒に詩を書きましょう。僭越ながら、私が詩の講師をさせていただきます。
一体どんなやつなのか、と疑問に思う方もいると思いますので、今年出版した詩集について、ベテランの先輩詩人たちから様々な批評をいただいたので、参考までに載せます。

詳細
「展示会場にある本や、青梅の街並みをテーマに詩を書いてみませんか。頭に浮かんだちょっと変わった言葉やイメージをあなたの自由な感性で表現してみましょう。たった一言でも、何行ものことばでも構いません。とにかく一緒に書いてみましょう。もしかしたら、次のへんな本はあなたの本かもしれません。あなたの心に潜んでいるへんな言葉を引き出してみませんか。」

ファシリテーター:井上正行(詩人)
日時:9月2日(月)、4日(水)、6日(金)、8日(日)
時間:15:00ー16:30(90分程度)
場所:THE ATELIER
   青梅市本町130−1ダイアパレスステーションプラザ青梅204
定員:5名
参加費:1500円(当日支払い)
お申し込み:lplc.of.art@gmail.com/

おわりに

いかがでしたか?会場にはまだまだへんなほんがひしめいています。ぜひ、お時間のある方は足を運んでみてくださいね!

■へんなほんてん
会期 2024年8月25日(日)〜13日(金)
時間 10:30ー18:30(会期中は無休)
料金 入場無料
場所 THE ATELIER(青梅市本町130−1ダイアパレスステーションプラザ青梅204)
連絡先 lplc.of.art@gmail.com/0428-84-0678
(喫茶ここから内10:00-18:30/担当:風間真知子)

お知らせ

『へんなほんてん』開催中!


■へんなほんてん
会期 2024年8月25日(日)〜13日(金)
時間 10:30ー18:30(会期中は無休)
料金 入場無料
場所 THE ATELIER(青梅市本町130−1ダイアパレスステーションプラザ青梅204)
連絡先 lplc.of.art@gmail.com/0428-84-0678
(喫茶ここから内10:00-18:30/担当:風間真知子)

『APOホリグチ 三次元回顧展』開催決定!

「ニューギニアの精霊と対話するAPOホリグチの、儀式的ライブパフォーマンスに刮目せよ!青梅の御朱印アーティストが提示する未来のアート。」

■APOホリグチ 三次元回顧展
会期 2024年9月28日(土)〜10月5日(土)
時間 10:30ー18:30(会期中は無休)
料金 入場無料
場所 THE ATELIER(青梅市本町130−1ダイアパレスステーションプラザ青梅204)
連絡先 lplc.of.art@gmail.com/0428-84-0678
(喫茶ここから内10:00-18:30/担当:風間真知子)

アトリエ利用者募集中!

現在、「THE ATELIER」の利用者を募集しています。2024年の8月1日以降から利用可能です。見学するだけでもとても嬉しいです!
随時募集を受け付けております。

必ず募集要項をお読みの上、ご応募ください。

イベント開催!

9月14日、28日には青梅で活動するチョークアーティスト茂木あかねさん、御朱印アーティストのAPOホリグチさんが御登壇されます。
THE ATELIERで開催しますので、見学も兼ねてぜひいらしてください!

ご応募はこちらから

■第9回ゲスト:茂木あかね氏
日付:2024年9月14日(土)

■第10回ゲスト:APOホリグチ氏
日付:9月28日(土)

いずれも
時間:14:00開始 15:00終了予定
場所:THE ATLIER(青梅市本町130−1ダイアパレスステーションプラザ青梅204)
定員:15名
参加費:1000円(資料代)当日お支払い
主催:合同会社ARTの地産地消

lplc.of.art@gmail.com
0428-84-0678(喫茶ここから内10:00-18:30/担当:風間真知子)

奉納舞踏開催!

そして、2024年10月6日(日)の16時頃からは武州青梅金刀比羅神社にて「奉納舞踏」が開催されます。参加費無料なので、ぜひ足を運んでくださいね!

【お問い合わせ】
0428-84-0678 /lplc.of.art@gmail.com(喫茶ここから/担当風間)

おわりに

 イベントのご案内はもちろん、その他会社の詳しい内容は直接私たちにご連絡いただけると幸いです。
会社の拠点となりますTHE ATELIERには、同じフロア内に喫茶店を併設しております。基本的には定休日なしで営業しておりますので、お気軽にご来店いただき、お話出来たら嬉しいです。

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