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何を食べるかより大切なこと。
みなさま、こんにちは。
小腸の大切さが語られることが非常に多くなった、昨今。
胃や大腸のようにカメラで内部を検査することができなかったため、胃と大腸の間に存在する小腸の働きは今まで謎に包まれていましたが、医学の発達により幸せホルモンであるセロトニンの95%が小腸で作られることがわかったり、リンパ球という免疫細胞の70%が存在していることもわかったり、
小腸がいかに偉大な働きをしているかがだんだんわかってきたためです。
小腸で作られたセロトニンは、血液中をゆっくり流れて、じわじわと身体に運ばれます。そして、私たちの感情をコントロールし、心のバランスを整えて、一日中元気で過ごせるように働いてくれるのです。
そして、リンパ球は、ウィルスとガン細胞をやっつけてくれる白血球です。
コロナ禍で今までのように自由に生活できないストレスを
『セロトニンで心を穏やかにし、免疫細胞を強化して、コロナに感染しないように予防する』
ことは、自分でできる小さな、でも、とても大切な対策。
小腸を整えることは、自身の”元気”にも繋がることなのです。
消化不良が一番小腸を汚します。
交感神経が優位で、アドレナリンが過剰に分泌されているような時に、ストレスを感じながら緊張状態で食事をすること、ひとりで寂しさや不安を感じながら食事をすること等は、消化吸収の働きがダウンするのです。つまり、消化がうまくいかず、腸を汚すことにつながるということですね。
その代わり、副交感神経が優位な時、つまり、リラックスしている時に、消化器系の働きが促進されるのです。
つまり、家族や親しい友人とワイワイ語らいながらの食事ということだと言われています。これが、食事は楽しく・・・と言われる所以です。
「みんなで一緒に食事ができて、嬉しいね😊」
「こんなに美味しくて、とっても幸せ❤️」
こんな言葉を交わしながら、笑顔で食事をすることが腸への一番のお薬です。
何を食べるかより、誰と食べるか・・・ということなのですね。
そんな状況下で食事をすることで、消化器系を守ることができます。
きちんと消化がなされると、食事からの栄養が全身の細胞に届けられ、体が正しく機能してくれるのです。
それによって、初めて身体を強くすることができます。
コロナでみんなで食事をすることがより難しい今、消化器系にとっても、とても厳しい状況が続いています。
ただ、現実的に常に誰かと食事をするって、とっても難しい。
私、カフェで一人で食事・・・大好きです❤️
時々道ゆく人をぼんやり眺めたり、自分のペースで食事ができて、大好きな時間の一つです。
マインドフルネス*の観点からすると、
『今、食事をしていることに集中し、今まさに口にしている食材に気持ちを向けながら食事をすること』
が理想的な食事をいただく姿になるのですが、
毎回私もマインドフルネスな食べ方ができているかというと、まだその達人の域には達していません。
* マインドフルネス = 丁寧に心を込めるということ。
なので、今は自己流マインドフルネスな食べ方を意識しています。
“最初の5分だけ、マインドフルネスな食べ方をする”
とか
“いただきますとごちそうさまを手を合わせて、めちゃくちゃ心を込めて言う”
とか。
それでも、立派なマインドフルネスだと思うのです。
あとは、自分がリラックスできるなら、
好きな音楽を聴きながら食べてもいいじゃない。
好きなYT見ながら、ニヤニヤしながら食べたっていいじゃない。
本を片手に、食べたっていいじゃない
・・・って思っています。
でも、きちんと咀嚼することは、常に念頭に置いています。
自分に強制すること、毎日やらなくちゃ!・・・はどんなに健康に良いことをしていても、修行になり、自分が苦しくなります。
何しろ続きません。
そんな気持ちでは、いくらオーガニックのものを食べていても、ストレスの方が上回り、うまく消化は進まず、結局は体と心のためにならないと思っています。
だから、昨日は5分だったけれど、今日は5分以上食事に意識を向けることができたとしたら、大きな前進!
心の中で『ガッツポーズ』しちゃってください。
ひとりで食事をするにしても、みんなで食事をするにしても、結局は食べるものそのものだけでなく、食事をいただく意識も環境も丸ごと整えることが心と体にとびきりの作用をもたらせてくれるのです。
リラックスした気持ちで食事をする回数が少しづつ増えれば、少しづつあなたの心と体が元気になっていくのを感じることができるはずです。
今日も自然の恵みをいただけることに心から感謝をして。