![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/111620750/rectangle_large_type_2_dbdcedecfcc023314c289b65d3910e16.png?width=1200)
#111 「つらい時」がある人は、伸びる
さて、今日のテーマは「つらい時がある人は、伸びる」です。
日々の人生をこなして、働いていたりするとうまくいかないことって常に起こりますよね。
なんで思う通りいかないんだ
どうして分かってくれないんだ
そんな思いが渦巻いている時は大抵うまくいかない時です。
今に絶望し、先も見えない今。
でもその今が未来の自分を支えています。
辛い思いをしている人に届いてほしい。一人じゃないから。
自己紹介です
お題の話の前に、自己紹介します。
僕は、リハビリテーション病院で働く作業療法士兼、中堅管理職です。
日々のリハビリテーションの実践はもちろんですが、中堅管理職として管理と現場の間をつなぐ役割を担っています。
このアカウントでは以下のことについてを書いていきます。
・病院での働き方
・日常生活での健康の考え方
・ストレスマネジメント
・作業療法のもろもろ
・相談を受けたこと
・臨床で考えこと
・日々、感じたこと
これらのことについて、僕なりに解釈して記録として残していきたいと思います。
それでは本題に入っていきましょう。
つらい時があるから良い未来がある
先日、ある研修会に参加した際に、過去の自分を振り返る機会がありました。
ライフチャートというものを用いて、自分の今まで働いた経歴に浮き沈みをグラフにして表現したものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1690207232435-TWTQTpfook.png?width=1200)
働き出して今に至るまでの状況を数値化して、点を線で結びます。
良い時が100、良くない時が−100 として、社会人1年目〜現在に至るまでをグラフ化します(僕が調べた範囲では幸福度を基準としたものがありました)。
これをやることによって、今までの自分の浮き沈みがわかり、幸福の基準やその後の未来に向けてどのように進んでいくかの示唆をくれます。
こうやって見てみると、良い時もあれば悪い時もあるんだなーっと振り返っていました。
このライフチャートを書いてみて思ったことは、
「良い時の前には悪い時がある」ということです。
僕のグラフがたまたまそうだったのかもしれませんが、他の方のものを見てみても多くの人は同じように良い時の前には悪い時がありました。
これはとても面白い発見です。
つまり、人間が良い状態になっていくにはその前にネガティブなイベントが存在する(かも?)ということが考えられます。
「逆境」という言葉があるように、人は何か辛い出来事と向き合うことで「次はどうしたら良いか」と学び、考え、行動します。
辛い時期を経験しているからこそ、そこから伸び上がって、次の段階にいくことができる可能性があるということです。
つまり「つらい時」というのは伸び上がるチャンスでもあるわけですね。
つらい時をどうこなすか
つらい時があるからこそ、幸せな時が訪れる。
なんとなく感覚的にこれは理解できるんじゃないでしょうか。
ただ、つらい状況の真っ只中にいる人にとってはそんな明るい未来は見えてきません。
僕もそういった時期を定期的に迎えてるので理解できるんですが、
あのつらい時期というのは、胸ぐらを掴まれるように息が詰まります。
先が見えずに、後ろから何かに引っ張られるように、行っては戻りを繰り返す。
全く前に進めない。
そんなことを考えて、その場所をぐるぐる回っているようでした。
「その場から動けない」
つらい時というのはそういう状況ではないかと思います。
ただ、ライフチャートなどを見てみて改めて気がつくことがあります。
それは、「つらくて動けない時でも、時間は進んでいる」ということです。
自分の意図とは別のところで時間は確実に前に進んでいます。
少し違う次元のような話かもしれませんが、前に進むかその場に留まるかで言えば、基本的に前に進んでいます。
これはあなたが望まなくても前進しているということです。
その場から動けない状況であったとしても、時間というベルトコンベアーがあなたを前に進めているんですね。
そうだとすれば、つらい時というのは、今その時の一つの状況であるに過ぎないんですね。
大事なのは次の行動はどうするかを考えることです。
どんな未来を描こうと、どんなに過去を後悔しようと、僕たちが何か具体的に影響を与えられる範囲というのは、今、目の前のことです。
僕たちは目の前のことに対してしか行動することはできません。
それなら、考えるべきは後悔することではなく「今何をすべきか」を考えることです。
もちろん、つらくて動けない時は休んでいいですし、無理に前に進む必要もありません。周りと比較しなくてもいいし、あなたがしたくなければ他の道に進めばいいだけです。
ただ、どんな選択をしたとしても、僕たちができることは目の前のことであることに変わりはありません。
そこでの選択が良い未来につながるかどうかに確信はなくていいです。
でも、大事なのは「後悔しない未来を選ぶこと」です。
「後から振り返った時に良かったと思える選択をする」
これがつらい時に考えてほしい、今に目を向けるための考え方です。
つらい状況の方はあまり落ち込み過ぎずに、少し目の前のことに目を向けて見てください。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
よろしかったら、スキ&フォローをよろしくお願いします。
ではまた。