繰り返すねんざに終止符を!足関節内反捻挫に対する理学療法-❶背屈可動性の獲得-
スポーツ選手における足関節捻挫の発生率はどの怪我よりも多く、再発率も高いのはセラピストの方以外でも周知の通りかと思います。
この怪我の面倒なところは、再発率の高さだけでなく可動域制限や筋力低下、固有感覚受容器の機能低下によるバランス能力低下など多岐にわたる後遺症があるところです。
このような後遺症は、パフォーマンスの低下だけでなく足関節以外の部位の痛みや機能低下につながる原因になることもしばし。とくに多いのが、足関節背屈制限や底屈筋群の機能不全が残ってしまったまま競技復帰