『今を生きる思想 エーリッヒ・フロム 孤独を恐れず自由に生きる』(岸見一郎・エーリッヒ・フロム著)
【内容】
哲学者エーリッヒ・フロムの思想と今読まれるべき意義を、『嫌われる勇気』の著者である哲学者の岸見一郎による著書。
【感想】
人間にとっての生きるとは、自由とは、自由とはといったことについて、フロムの思想を著者なりわかりやすく解説した本でした。
個人的な理解としては、自由は何もせずに得られるものではなく、獲得していくものであるであり、それはある種技術であるといった内容でした。
日々生活に追われていて、大上段に構えるように生きるとか自由について語ったりすることがない生活をしているので、こうした言説に触れると、普段動いていない感情や脳みそが動いて来るような感覚がありました。
本当はフロムの『自由からの逃走』とか読むのが一番良いのかも知れませんが、学生時代に冒頭だけ読んで断念してたりして…
今まで読んでこなかったものを、時間を掛けて読んでいきたいと思ったりしました。
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