テム湖

K市、K高校、K大学、K融と4Kの共通点。

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マガジン

  • 平成十年のベースボール

最近の記事

7回表「季節はボクたちが変える」

旧銀行の方、転職組の方、ほぼ新人という3つのグループがある感じでした。もちろん旧銀行の方は、やはり外から来た人を警戒するし、自分たちが優れていることを最初はアピールしてきました。私もミッションは「銀行を変えてくれ」ということだったので、心を鬼にして、今までのやり方にこだわりすぎることなく、効率的なスタイル、正しい方向性を示す、具体的かつ論理的に数字で語る。Valuation Modelや、入力したCFとリンクするINPUT報告用サマリーなども新たに作り、それがスタンダードにな

    • パワハラの定義

      いつもと違うお話。古いお話。 「特命係長」という(おバカな)ドラマが好きでして 話題の半沢直樹よりもヒラマサさんよりも 特命係長になりたかったのですが、 だいぶ前の会社のイケメンの後輩が 同じくこのドラマが好きなのがわかって ドラマで永井大演じる相方になってもらおうと思い、 「あーイケメンだけど、ちょっと頼りない感じがちょうど合っているね!」 と言ってお互い笑った後に、 「それパワハラです」と指摘された。 そんな後輩とも昨年軽井沢のコテージで再会。 いまだにパワハラ

      • 6回表「季節が僕だけを変える」

        2人のチームはどちらも超優秀な方。人当たりも良く。ただ、すぐに1人の方が競合他社に移ってしまったので、2人チームに。まずは法的整理案件からです。Excelをぱちぱちやりながら算出。黎明期だけにかなりアナログ感はありました。ただ人の作ったモデルより、まっさらなところから作る方が好きなので、シンプルに論理を積み重ねるように作って分析していきました。次第にチームは増えていき、最盛期はミドルも入れて4人体制。相変わらずジュニアではありましたが、なかなか楽しかったし自信もついてきました

        • 5回表「サヨナラ夏の日」

          出社日、やや忙しそうにぞんざいにカギを開けてくれましたが、ジュニアエクイティトレーダーとしてのスタートです。最初は簡単な合併トレードから。あとはCBアーブという感じ、CBはたくさん扱ってきたし、親近感沸いているし、開発した人すごいなーと思うくらい、いい商品だと思います。IZさんは頭の回転も非常に速い人ですが、ものすごく勉強していて当初のノートも見せてもらいました。それでも私はまだわからないながらも、エクイティの方に関しては、徐々に面白みを感じてきました。ただロシア危機の影響で

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          4回表「五反田エレジー」

          今まで寮暮らしだったので、東京に戻るとなるとまずは家探し。実家は私が戻らないことを前提に既に手狭なところに引っ越していたので、リビングで寝かせてもらいながら、初めての本当の1人暮らしの場所を探しました。会社からは近いところに見つかり、2社目の生活がスタートです。仕事は本社での経理。小さい会社ながらも学生の頃よりは教室拡大していて、9教室ほどに。リースや借り入れの管理にまず手を付け、Excelで日々の資金繰り(CashOut)表をまず整理してという感じです。そのうちに余力も出て

          4回表「五反田エレジー」

          3回表「大阪ベーブルース」

          非常に刺激的かつ学べる場でもあったのですが、結果としては支店に異動となることになりました。初めての大阪。寮があるので引越しは楽。寮には既に同期が3人。支店も自分が4人目。心優しきKYさんが、支店のIZさんの先輩でよろしく伝えておいてくれました。気持ち的には先輩はじめ支店の方々も、本店からのこのこという気持ちもあったでしょう。兄貴分としては本当に素晴らしい方で、やはり尊敬すべき先輩で懐かしいです。新人と一緒に育てられた上に、一つ下の代が既に営業では先輩でしっかりしている後輩でし

          3回表「大阪ベーブルース」

          2回表「それから」

          誰か慌ただしくドア前を馳けて行く足音がした時、頭の上には、靴が宙を舞っていた。そんなこともあった後に、途中でシンジケーションへのポジション替え。 こちらもキレキレかつ厳しい先輩方ばかり。隣の事業法人部もすごそうな人ばかり。KTさんも昔から貫禄のある方。今じゃ有名なMRさんは穏やか。こちらはだいぶ朝が早くなり、朝会は常務の後ろの席に座り睡魔と戦ってました。雰囲気はやはりマーケット的なピリピリ感もあり。株の方はむしろ穏やかですが、債券はセンシティブでした。相変わらず、皆さん優秀

          2回表「それから」

          1回表 「吾輩は新卒である」

          配属はまだない。新卒入社した会社は最初は2か月の研修。ホテルのような施設で、インパクトのあるビジネスマナーの研修から始まりました。外務員試験対策もあり、その頃コンプラ的なお話もあり、断定的な判断をしてはいけない。という問題も。それがなぜダメなのかと食い下がる同期もいました。 課題もあったものの、部屋に集まったりして楽しい研修生活。講義中はたまに居眠り。今でも付き合いのあるDK君はローリングアクションが大きいので、すぐに呼び出され説教。おそらく呼び出し最多記録。私はペンを持ちな

          1回表 「吾輩は新卒である」

          プロローグ 「就活生失格」

          恥の多い就活を送ってきました。自分には社会人の生活というものが、見当つかなかったのです。自分は東京の田舎に生まれましたので、あっという間の学生生活で、 4年生には興味本位で他学部の一般教養をたくさん取ろうとして、自分の学部の卒業単位に足りなくなるくらいでした。単位申請書をゼミ友人に取り上げられ、「お前が卒業できないと俺たちが恥ずかしいからこういうのはやめろ」と半分本気で半分真剣に、書き直してくれました。 何となく院でも行ってみようかと思っていましたが、さすがに学生気分ではいら

          プロローグ 「就活生失格」

          まだ死なないけど履歴書的なものを書く

          世の中、大変。家にいる時間も長く、出かけたくても出かけない。 とはいえ、近所で過ごすのも悪くない。旅行は好きだけど、近所も悪くない。田舎ではないので、街を歩くだけでも発見はある。 そんな中、自分の社会人からの歴史を書いてみようと思った。 転職回数多いのはあるけれど、逆にバラエティの富んだところにいた経験はなかなかない。日系・外資系。銀行・証券。商社・学習塾。 過去を振り返ってもしょうがないし、そんなことをするのは今が楽しくないからなのかもしれないとコサック前田のような

          まだ死なないけど履歴書的なものを書く