【新潟】おにぎりみたいな、お餅みたいな、お饅頭みたいな、おやきみたいな。
こんにちは、いとうです。新潟の温泉旅館での住み込みバイトを終えて、関西に帰ってきました。温泉がとても恋しいです。
さて今回は、新潟のご当地グルメ・お土産編です。
18日間たっぷり新潟に滞在した私が、家族への新潟土産として真っ先に選んだ新潟の伝統食をご紹介します。
個人的に本当に美味しかったので皆さんにも知ってほしい。
何故この美味しさが全国に知れ渡っていないのだろう…。
ということで、微力ながら布教したいと思います。
伝統食”あんぼ”
早速ですが、こちら。
「あんぼ」という伝統食です。
写真のようにラップをした状態で、一見するとお饅頭ような見た目です。手のひらにコロっと乗って可愛いです。
私が滞在した十日町市・松代の周辺では、小さな地元のスーパーでもお惣菜コーナーの近くにこの”あんぼ”が並んでいました。
”あんぼ”とは?
ではこの”あんぼ”とは一体何者なのでしょうか。
あんぼとは、簡単に言うと、米粉でできた皮で大根菜・小豆などの具を包んで蒸したもの。
新潟の郷土料理で、皮によもぎを練りこんだり、具として切り干し大根やお魚類などを使う場合もあるようです。
長野で有名な”おやき”と似た感じですが、皮が小麦粉ではなく米粉からできている点が大きな違いですね。さすが新潟県。
気になるお味は?食べ方は?
この”あんぼ”、売られている状態では、生のお餅ようにカッチカチです。(投げたら凶器になります。ご注意を。)
到底歯が立つレベルではなく、基本的には電子レンジやトースターで温めて食べます。
私は王道の大根菜と、ピーナッツ味噌を食べましたが…
これが本当に本当に美味しい。
さっきまでのカチカチはどこへやら。
温まってふわふわモチモチになった皮は絶妙な食感で歯切れもよく、お味噌の濃い目の味付けと見事にマッチして、気が付けば1個ペロリとなくなってしまいました。
まさに、おにぎりとお餅とお饅頭の良いとこ取りをした感じ。
”おやき”はもともと好きでしたが、個人的にはおやきを超えてくるやみつき加減でした。
ご飯の代わりにもなるし、おやつにもなるし…。
家にずっと置いておきたいです。関西でも売ってくれないかしら。
”あんぼ”は、もともとくず米の利用法の一つで保存食や主食として広がったそう。
(参考:農林水産省Webサイト. ”あんぼ 新潟県”)
お米を無駄にせず、厳しい冬を乗り切る知恵の結果がこの美味しさだと思うと、何とも感慨深いです。
食に見え隠れする先人の知恵に、敬礼。
おわりに
今日は、私が新潟で出会って本当に美味しいと思った”あんぼ”を紹介しました。
調べてみましたが通販では見当たらなかったので、今のところ現地でゲットするしかないのかもしれません。
あんぼ作り体験もあるみたいなので、自分で作って持って帰るのも楽しそうだなぁと、ちょっと気になっています。
なかなか手に入らないと思うほどに「また食べたい」が強くなる。
美味しいあんぼを食べるためにも、また新潟に戻る計画を立てているところです。
美味しい新潟シリーズ、今日はここまで。
明日からも良いことありますように🍙
(表紙写真の出展:農林水産省Webサイトhttps://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/anbo_niigata.html)
大学院では東南アジアでお野菜の利用方法の研究をしたいと思っています。サポートしていただいた分は渡航費や現地での費用に充てさせていただきます!