「打席に立ってみた」
①「はじめに」
いよいよ後数ヶ月で,小中学生も当たり前のように1人1台のPCを持つ時代が始まります。私はたまたま10年前からiPadを片手に授業をしていたので結構楽しみです。しかしコロナで当初の予定の数倍の速度で進んだ時代,他の教員が流れについて来れていません。
仕方ないのはわかっていても,必要なことは間違いない。そうなのに変わろうとしない学校現場にずっとイライラしていました。イライラしながら,
「もういい1人でやる」
と決めて,勝手に学び続けていました。
今思えば,周りよりほんの少しだけ知っている自分に胡座をかいていただけです。
②「1人の限界」
そんなスタンスでしたが,やはり1人でやるにも限界があります。学べはするし,目の前のクラスの子達に還元はできる,ある程度認めてももらえる。でもその先に何も見えませんでした。
そんなこんなでようやく,
「1人じゃ無理だ,巻き込もう」
ということを決めました。誰にも頼まれていないのですが,職場で学習会を立ち上げ,動画作りやオンライン授業など,知っていることを1から伝えるための講座を開き始めました。
動くことを決めたもののまだ斜に構えている自分がいて,「みんな興味ないだろう。1人,2人来れば御の字かな。」
位に思いながら迎えた第1回,蓋を開けてみると予想していた3倍くらいの人がいました。
終わった後に
「面白い,こんなに簡単だったんですね。」「わかりやすい。」
と言った声をいただけました。素直に嬉しかったです。もう少し続けることにしました。
③「打席に立つ」
教師という人前に立つ仕事をしているにも関わらず,人前で話すことは得意ではないし,あまり好きでもありません。特に大人の前に立つのは嫌いです(笑)
嫌いだけど敢えて打席に立ってみたことで,見えたものがたくさんあります。必要だと思ってくれる人の助けになれるのも悪くない。結果的に多くの子供達に還元される。ついでに自分のことも鍛えられそうです。
自分の本当の居場所は快適に過ごせる殻の中の1歩外にあるのかもしれません。
すみません,何だか上手くまとまりません。
今回もお読みいただき,ありがとうございました。