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わたしの「これまで」と「これから」
先日ある助成金に申請しようとしたところ、これまでの活動が掲載されているウェブサイトの提示が推薦されておりました。noteのようなSNSは無効ということでしたので、急いでペライチでウェブサイトを作りました。
しかしながら、結局、そのウェブサイトのリンクを助成金の申請書に記載することを忘れ…(抜けているところは相変わらずです…)
そして新たに国境周辺地域のソーシャルインパクトのあるビジネスを紹介するサイトを作りたいが、
今ペライチで契約しているプランでのページ作成数の限度に達してしまっているので、ペライチで作成した個人の活動のウェブサイトを削除することにしました。
とはいえ、「寺澤さんって何している人ですか」というご質問を頂くことがあり、そんな時「どこから話そう…」と困惑することもあり(笑)
せっかくなのでわたしのこれまでの活動をまとめたウェブサイトの内容を、このnoteに掲載することにしました。
普段のnoteの書きぶりと少しスタイルが違いますことをご了承ください…。
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寺澤 彩
沖縄生まれ、福井育ち。
幼少期からひめゆりの塔を訪問したり、「はだしのゲン」「広島のえのき」「水筒」などを拝読したりし、戦争に強い関心を抱く。小学校時代に湾岸戦争が勃発。「人が人を殺すということがなぜ(戦争であれば)許されるのか」「なぜ人は戦争を繰り返すのか」 疑問と怒りを抱く。
10代から20代前半は表現の世界で生きる。
20代半ば、当時在住のロサンゼルスで移民の親子からもらった花をきっかけに「豊かさとは何か」「人はなぜ生まれた場所が違うだけでこんなに人生が違ってしまうのか」「自分の人生を何に使いたいか」を自身に問い、幼少期から関心のあった平和構築、貧困解決、不公平の是正に向き合いたいと国際協力の仕事を志す。
NPO法人地球のステージの東ティモールスタディーツアーに参加した際、訪問した結核患者の療養所にて別れ際に遊んだ子どもから花をもらう。それを見た代表の桑山紀彦氏より「今まで何度もスタディーツアーでいろんな人を連れて来たけど、子どもたちから花を貰った人ははじめてだよ」と言われる。国際協力の道に進みたいが自分には何の専門性もなく何をしたらいいのか分からないと相談すると、「医者には勉強すれば誰だってなれる。でもあんな風に人から愛されるのは誰でもなれるわけではない。立派な才能だよ。ワークショップのファシリテーターになれるよ」と言われ、当時はワークショップもファシリテーターも意味が分からなかったが、志す。
30代、国連機関でのインターンの為はじめて訪れたミャンマーのシュエダゴンパゴタにて、突然ポロポロと涙が出てくるという体験をする。その後、大好きになったミャンマーにて非営利活動法人で人道支援や開発事業、現地企業で新規事業開発、ヤンゴンのFounder Instituteのインキュベーションプログラムに参加しソーシャルビジネス起業を経験。
当時ASEANで最も自殺率の高いとされていたミャンマーでは、メンタルヘルスに対するスティグマが強く、若者がアクセスできる支援が皆無であった。そこで、「精神保健および心理社会的支援( Mental health and Psychosocial Support )」におけるStrengtheing Community and Family Supportsへのアクセスを可能にする為、傾聴ボランティアを育成し、匿名で無料で悩みを打ち明けることができるチャットアプリ、MeePyaTikeを開発し起業。リリース直後はアクセスが殺到しアプリがダウンした。
コロナ禍、クーデター禍では国際協力NGOセーブザチルドレンインターナショナルと協働しエモーショナルサポートを届けるが、現地スタッフの安全、停電とネット遮断という現状を考慮しサポートの質を保つことが難しいと判断し、惜しまれながら2022年1月にMeePyaTikeを閉鎖する。
その後、メンタルヘルス支援のニーズの高まりから再開を模索するが、全少数民族地域に対応するためのローカライズの難しさ、継続した停電とネット遮断、全国民の集団的トラウマへの対応に1to1のチャットアプリが適切な支援ツールとは納得できず、断念する。
約7年をミャンマーで過ごした後、2020年に新型コロナウイルスの影響を受け約10年ぶりに日本に帰国を余儀なくされる。ミャンマーでの起業経験から、途上国の社会起業家支援やソーシャルビジネスに流れる資金開発に関心を持ち、アジアベンチャーフィランソロピーネットワークや公益財団法人にて勤務。
2021年2月1日に起きたミャンマーのクーデター後の、あまりに理不尽な形で人々や社会が破壊されていく現実と、強烈な無力感からくる自分の存在の無意味さに耐えきれず、仕事を辞め東京を離れ、当時縁もゆかりもなかった福岡へ直感的に移住する。
斎藤由香氏がファシリテーターを務めたジョアンナ・メイシー氏が開発した「つながりを取り戻すワーク The Work That Reconnects」に参加し、自分の中にある抱えきれない、耐えきれないほどのミャンマーに対する痛みは、ミャンマーの国と人々への愛であったと気づき、個人の癒しと社会変革は同時に起こるを実体験する。
つながりを取り戻すワークをミャンマーの若者たちに提供したいと強く思い、ジョアンナ・メイシー氏の愛弟子であるファシリテーターの斎藤由香氏に相談。斎藤由香氏と共に歩むことになり、活動のコンセプトノートを斎藤氏に共有。斎藤氏がそのコンセプトノートをジョアンナ・メイシー氏に共有したところ、「わたしにできることがあれば何でも協力したい」とジョアンナ・メイシー氏が協力してくださることになる。また、ジョアンナ・メイシー氏を訪問したサンフランシスコ禅センターのHozan Alan Senauke氏が、テーブルにあったそのコンセプトノートを見て、何かあれば協力したいと申し出てくださり、Active Hopeの翻訳プロジェクトに資金提供をしてくださる。
長年の友人であるミャンマー人のMinに声をかけ、まるではじめから3人でこのプロジェクトをすることを約束していたかのような形で、共創を開始する。
2024年現在、「つながりを取り戻すワーク」やコーチングを通した個々の変容をサポートするという触媒的な立ち位置で100年、200年先のミャンマーの平和構築・社会変革に向けて取り組んでいる。
同時に、経済格差に起因する持つものによる支配を断ち切るため、そして破壊されたコミュニティのつながりを取り戻すため、ミャンマーの少数民族地域と多くのミャンマーからの避難民を抱える隣接国との国境周辺地域のソーシャルリーダーや社会起業家育成支援を行っている。
その他、ミャンマー支援に関心がある篤志家や支援団体へのアドバイスやコンサルテーション、愛あるお金を社会に循環させる為の新しい取り組みの企画・組成に携わっている。
2024年5月、師であり相棒である井本勝幸氏とともにミャンマーの少数民族(武装勢力という言葉は使いたくない)の代表や民主化政府の大臣の招聘を実現し、日本政府との面会やミャンマーの民主化を支援する議員連盟との面会、メディアなど日本の関係者との面会とアドボカシー活動を支援。クーデター後に民主化政府の大臣と少数民族の代表が共に記者会見を行うことは始めてであり、日本とミャンマーの連邦制と民主化を推進する勢力側との関係強化とともに国際社会のミャンマーに対する認知転換の流れを拡大した。(タイの支援団体から「この日本招聘でタイ政府の対ミャンマー対策へのプレッシャーが高まった」と連絡があった。また、オーストラリアの外相は連邦制と民主化側の外務大臣との面会を公にした。)
政府が公式に招聘できない状況下での個人の招聘による民間外交であったが、ミャンマーに心を寄せる多くの日本人や在日ミャンマー人の方々が資金提供など様々な形で対等な関係性で招聘を共創してくださったつながりとコレクティブインパクトに感動し、本来の支援や協働のあるべき姿を体感する。
招聘期間中、コーディネーターとして少数民族グループの代表たちや国民統一政府の大臣と寝食を共にするなかで彼らの人間性に触れ、彼らが目指す連邦制と民主的なミャンマーの構築がミャンマーの人々の安全で豊かな生活につながると信じ、新しいミャンマーの国造りに向けて引き続き連携している。
様々な関係者との協働のなかで、内戦という状況から武力による戦いや対立、勝敗の意識の男性性に自身が傾いている違和感に気づき、俯瞰しニュートラルに戻すため、そしてつながりや愛と調和の女性性をもってミャンマーに関わっていきたいという想いから、祓い清めの巫術としての舞である天麻那舞を習い始める。舞の師や先輩方とのつながりのなかで、舞うことで紡がれる波動が宇宙に共鳴・共振し、再び地球に降り注ぎミャンマーに響くことを願うようになる。いつかミャンマーのシュエダゴンパゴタや様々な場所で舞い、大地を祓い清め鎮魂の祈りを体現することで、傷ついた大地と人を癒し、平和を創っていくことを想い描く。
現在、メーソット、チェンマイ、福岡に拠点を持ちタイ・ミャンマー国境周辺地域を中心に非営利活動個人として活動している。
主な学び
2013年 アテネオデマニラ大学、国連平和大学 国際法と人権 修士課程修了
2015年 アドラー心理学をベースとしたプロコーチ養成スクール修了
2022年 つながりを取り戻すワークファシリテーターコース修了
主な社会活動
2006年~2012年
特定非営利活動法人国際協力NGOセンターJANIC ボランティア
特定非営利活動法人ACE ボランティア
特定非営利活動法人オックスファム・ジャパン インターン
内閣府主催青年国際交流事業
国際農民組織ビアカンペシーナG8北海道洞爺湖サミット 通訳ボランティア
特定非営利活動法人地球のステージ 東ティモールスタディツアー参加
UNICEF協会主査国際協力人材育成講座・インドスタディツアー参加
生物多様性条約「遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分」に関する分科会(コロンビア、カナダ、日本)にCBDアライアンスメンバーとして市民社会代表枠で参加
アイヌ民族の方々のCOP10愛知・名古屋参画支援
2013年 国連機関でのインターンの為、ミャンマーに移住
2014年 NGO職員としてミャンマーラカイン州でプロジェクトマネージメントに従事
2018年
ミャンマーの若者が匿名で悩みを打ち明けることができるエモーショナルサポートアプリMeePyaTikeを企画・運営
傾聴ボランティア育成トレーナー、ファシリテーター
ミャンマーLGBTQコミュニティや学生向けワークショップ ファシリテーター
AIESECミャンマーユースサミットスピーカー、ワークショップファシリテーター
ミャンマー人向けドリームサークル・グループコーチング ファシリテーター
2021年
「つながりを取り戻すワーク」創設者ジョアンナ・メイシ―氏のミャンマー向人けトークセッション企画・運営
2022年
「Active Hope」のビルマ語翻訳プロジェクト
2023年
タイとミャンマーの国境周辺地域のソーシャルリーダーや社会起業家を育成するプラットフォームTransformative Borders International設立
国際協力NGOのエコシステム革命の舞台裏~大きく変わるプレイヤーとステークホルダーの役割~ 登壇
2024年
タイとミャンマーの国境周辺地域のソーシャルリーダーや社会起業家を育成するSocial Impact at Borders Incubation Program(SIBIP) 企画・運営
フィランソロピストや社会起業家に向けたミャンマー支援事業形成コンサルティング
メディア掲載
NNA ASIA 日本人起業家がアプリ、ストレスに悩む人支援
ReadyFor 【折れてもいい社会を】ミャンマーで心のサポートの仕組み普及へ
ヤンゴン編集プロダクション 「ミャンマーにメンタルケアの定着を」 悩み聞くアプリを開発 チームフロー・ミャンマー創業者の寺澤彩さん
HUFFPOST “They are us”ーーテロ後のアーダーン首相の行動は、愛と思いやりに溢れている。
Active Hope in Myanmar
1本の花が導いた ハリウッドからミャンマーで「コーチング」へ
ミャンマーで「恋チュン」ダンスを 普段と違う素顔、チームビルディングの一歩に
がんばりすぎて失敗!ミャンマー人スタッフとの衝突から学んだこと
ワークショップメソッド
ジョアンナ・メイシ―氏のつながりを取り戻すワーク(ディープエコロジー、システム思考、仏教がベース)、コーチング、アドラー心理学
活動領域/関心領域
ソーシャルリーダー育成、愛あるお金が循環する仕組み作り、社会変革、人道支援、武装解除、武力行使による対立解決の永遠の放棄、新しい形の平和構築の探求と実践、個人と地球の進化
好きなこと
舞、一人旅、自己探求、アーシング
![](https://assets.st-note.com/img/1732527987-K5QCZIlarcuh4NywgLosMktz.jpg?width=1200)
地球とのつながりを取り戻すことは
感謝し、
痛みを大切にし、
新しい視点で世界を見ながら、
自分に何ができるのかを見つけ出し
行動することでした。
そのプロセスは、
自分がどれだけ、この地球と
地球に生きるありとあらゆる生命を愛しているかに気づかされる
とても繊細で
力強い道のりでした。
今もわたし自身がそのプロセスの途中にいながら
個々の内側の変容や進化がその人自身とより多くの人の豊かさと
優しい世界へ向けた社会の変容につながると信じて活動しています。
ミャンマーのように対立が深まり、
武力によって勝ち負けを決めて解決していこうという流れにあっても
本当は、戦いを望んでいる人などひとりもいません。
武器を取る以外の選択を生み出せるのは、
愛と調和を望む人々自身だと思います。
そして、それは、痛みや闇と向き合った先に、生み出せる道。
わたしはそのプロセスの一部としてミャンマーの人々に関わっていきます。
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![寺澤 彩(Pちゃん)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160946594/profile_601e8773cf194660b0bf96d416d6739f.jpg?width=600&crop=1:1,smart)