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3年前に思い描いていたことが叶いました

3年前に思い描いていたことが叶いました‼ 正確に言うと、叶っていたことに気づかされました(笑)

3年前の2021年11月22日のFacebookの投稿↓

【国際協力×フィランソロピーについてのひとりごと】
わたしは約15年前に国際協力の仕事がしたいと思いたって大幅なキャリア変更をしたのだけれど、
当時国際協力というと国連、国際機関、外務省、JICA、日系国際協力NGO、外資系国際協力NGOしか選択肢がなかった。
今は上記に加え、社会的起業、インパクト投資やベンチャーフィランソロピーという選択があり、
さらに今日、篤志家の(国境を越えた)フィランソロピー活動(の実現を支援する)という選択もあるのだと思った。
新しい国際協力の形だなあと思った。
篤志家のおもいで実現する支援活動(フィランソロピー活動)というのは、これまでわたしが出会ってきたどの資金よりも自由だ。
自己中でよくて、独りよがりでよくて、その無限の可能性ったらない。
資金調達する側の立場でもある自分は、「サステナビリティ」や「スケーラビリティ」という視点や評価軸に、現場の活動が当てはまらないことが多々あり、そのたびに、既存の資金提供システムはいつになったら現場に合う仕組みになるのか、そもそもそのシステムチェンジやマインドセットチェンジが必要なのではないだろうか、と悶々としていたのだが、
篤志家のフィランソロピー活動がブレイクスルーでゲームチェンジャーな気がしてわくわくしている。
わたしはこれを知る為に、ミャンマーから日本に強制的に帰されたんだな。
クロスボーダーでの支援に関心がある日本人フィランソロピストとタッグを組んで、新しい国際協力を実現したい。
去年から言っている紛争地に特化して資金提供する平和構築ファンドの組成を一緒にやるフィランソロピストに近々出会える気がする。

Facebook 2021年11月22日投稿文

当時は東南アジアの社会的投資を推進するシンガポールに本拠地を置く組織で勤務したのちに、日本の富裕層フィランソロピストの社会貢献を支援する財団の草創期に関わっており、フィランソロピストが持つ無限の可能性に感動したことを覚えています。

これまで約20年ほど
途上国支援(いわゆる国際協力セクター)におけるNPO法人(国際協力NGO)、社会的企業、中間支援組織、財団、国際機関など
ソーシャルインパクトの事業実施団体から資金提供団体まで、
資金の風上から風下まで、
エコシステムの主要なステークホルダーにて勤務してきました。

同時に、非営利、公益法人、社会性重視営利、純粋な営利、と多様なセクターにて勤務してきました。

セクターを縦横無尽に横断してきたわけですが、なぜそのようになったかというと「どうすれば本質的に人や地球が抱える課題解決に貢献し、誰もが生きるを謳歌することができる世界を創ることができるのか」を探求・追求し続けた結果です。

その結果、限られた経験と思考でありますが、2021年当時の気づきは以下です。

  • 途上国支援において、あらゆるステークホルダーがそれぞれの関心や義務、フレームワークに沿って業務を行っており、それが意図せずとも視野を狭くし、自身の組織の考えの優越や生き残りの思考が優先されることが、課題解決どころか課題解決を阻んでいるのではないか。

  • そして「業務を行う」ということは、組織の意向に従って働くということであり、毎月のお給料を貰い、評価され昇給・昇格を目指し、組織に対して何か違和感があったり疑問に思ったりしても、それを許容して働き続けることを途上国支援セクターに従事する多くの人々が選択しており、結果的に上記の組織の課題やセクター全体の構造的な課題解決につながらないのではないか。結果、途上国支援も根本的な解決に至らないのではないか。(もちろん、組織の中で変革に向けて奮闘されている方々がおり、組織を出て個人でご活躍されている方々もいらっしゃいます。そして違和感を許容して勤務されている方々の人生の選択も否定していません。あくまでわたし自身の探求においての個人的な気づきです。)

組織、組織で働く個人、そしてそれによって形作られている社会の構造的課題を感じたからこそ、当時フィランソロピストの自由な社会貢献活動のポテンシャルに大きな期待を寄せる投稿になりました。

3年経ったいま、この投稿をFacebookにリマインドされ驚いたのは、
「篤志家の(国境を越えた)フィランソロピー活動(の実現を支援する)」
が、タイとミャンマー国境周辺地域のコミュニティの課題解決を目的とした社会起業家を支援するプログラム、2025 Social Impact at Borders Incubation Program (SIBIP)という具体的な活動になり具現化していることです。

SIBIPは、選考により選出されたプログラム参加者にはソーシャルインパクトを拡大するための1,000USDのシード資金を提供するのですが、その資金は日本人フィランソロピストから提供される予定です。

プログラムを開始する際には寄付金を集めることが難しく、自分のポケットマネーから提供することを想定していました。プログラム自体も手弁当で企画・運営しているので実際はちょっと苦しいです…。しかしながら、お金がないからプログラムを実施しないという選択肢はわたしにはありませんでした。
その後、勇気を出して思い切ってお声がけさせて頂いたミャンマーに想いがある日本のフィランソロピストの方々から「ミャンマーに対し何かしたいと思っていたが、このような機会を頂けてうれしい」とのお言葉を頂けました。これは本当にうれしいです…‼

(ちなみに投稿では「無限の可能性」という表現をしておりましたが、SIBIPにおいてフィランソロピストの方々の愛あるお金がどのようにその可能性を発揮して革新的であるのかを次回のnoteで説明したいと思います。簡単に言うと、既存のドナー(資金提供団体)のマンデートや支援対象からは外れるため、SIBIPに資金提供できる団体が存在しないのです。ゆえに、フィランソロピストの自由で愛あるお金が革新的な役割を果たします…。)

Facebookにもベストのタイミングでリマインドされ(笑)
自分でも忘れていた3年前に想い描いていたことが、なんと叶っていたことに気付かされました!(パチパチパチパチ←拍手の音)

一方で、3年を経て思考や意識が発酵した結果、投稿文の
国際協力→「共創」
平和構築→「人と地球の尊厳を守り、つながりを取り戻すための」
という表現の方が今はしっくりきています。

これからも、さらに思考や意識が熟成していく気がします。
たくさんの感情や想い、意志に触れながら進化し続けたいと思います。

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寺澤 彩(Pちゃん)
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