マガジンのカバー画像

40歳父の竹修行奮闘記

40
とあるきっかけで、別府で竹細工を2年間学ぶことになった私。39歳三児の父。どんな波乱が待ち受けているのか。竹細工の技能は習得できるのか。不安はつきないが学んでみないことには分から…
運営しているクリエイター

#竹

39歳父の竹修行奮闘記 第一回「竹細工との出会い」

とあるきっかけから、2018 年4月から別府にある大分県立竹工芸訓練センターという施設で、2年…

22

39歳父の竹修行奮闘記 第二回「日本唯一の竹細工訓練校」

訓練はいよいよひご取り(竹ひご作り)が始まった。全身筋肉痛だが、学べる喜びを毎日かみしめ…

26

39歳父の竹修行奮闘記 第三回「刃も神経も研ぎ澄ませ」

4月10日は入校式(スーツ着用)、4月11日の訓練初日は「当初指導」といってオリエンテーション…

12

39歳父の竹修行奮闘記 第四回「小刀一本で竹箸を作れ」

毎日使わない日はない、箸。今回は切り出し小刀を使って箸を作る。 ところで、何気なくマーク…

24

39歳父の竹修行奮闘記 第五回「“竹を割ったよう”には割れてくれない竹」

入校してはや一ヶ月(現在通っている訓練校についてはコチラを参照)。まず学ぶのは、竹細工の…

18

39歳父の竹修行奮闘記 第六回「0.01mmの世界で竹を剥げ」

竹細工に必要な竹ひごを作るために、前回竹を割った。 さあいよいよ今回は、割った竹を剥ぐ!…

14

39歳父の竹修行奮闘記 第七回「逃げ角を制して、竹ひごの幅を揃えろ」

竹細工をやる上で、とにかく大事なひご取り。竹を割って(第五回)、剥いで(第六回)、竹ひごらしきものができた。だがこのままでは使い物にならない。 竹ひごを作る上での三要素は、①長さ、②幅、③厚さである。長さは竹を切る段階で、幅は竹を割る段階で、厚さは竹を剥ぐ段階でそれぞれ決まる。それぞれの作業の精度が上がれば、上記の3つの工程でひご取りは完了するはずだ。 そもそもなぜ、竹ひごの長さと幅と厚みを揃える必要があるのか。 1.編みにくい、最悪編めない 製作者側にとって大事なの

39歳父の竹修行奮闘記 第八回「“面取り”で角を取れ!」

【前回までのあらすじ 】 39歳でひょんなことから別府で竹細工を学ぶことになった私。竹細工を…

15

39歳父の竹修行奮闘記 第九回「銑を使って、厚みを揃えろ」

【前回までのあらすじ 】 39歳でひょんなことから別府で竹細工を学ぶことになった私。竹細工を…

21

39歳父の竹修行奮闘記 第十一回「流れるように美しい四海波」

【前回までのあらすじ 】 39歳でひょんなことから別府で竹細工を学ぶことになった私。竹細工を…

12

39歳父の竹修行奮闘記 第十二回「"六つ目編み盛りかご"の材料を作れ」

【前回までのあらすじ 】 39歳でひょんなことから別府で竹細工を学ぶことになった私。竹細工を…

10

39歳父の竹修行奮闘記 第十三回「正六角形に近い、六つ目を編め!」

【前回までのあらすじ 】 39歳でひょんなことから別府で竹細工を学ぶことになった私。竹細工を…

87

39歳父の竹修行奮闘記 第十五回「竹から宇宙が生まれる!輪弧を組め!」

【前回までのあらすじ 】 39歳でひょんなことから別府で竹細工を学ぶことになった私。竹細工を…

25

39歳父の竹修行奮闘記 第二十回「青竹で鍋敷きを作れ!」

【前回までのあらすじ 】 39歳でひょんなことから別府で竹細工を学ぶことになった私。竹細工をする上で、とにかく大事な材料作りであるひご取り。竹を割って、剥いで、幅を揃えて、面を取って、うらすきで厚みをそろえて、とうとうひごが出来上がる。まず風車と四海波かごを作って、第一課題「六つ目編み盛りかご」、第二課題「鉄鉢盛りかご」が完成し、夏休みを経て、いよいよ二学期、家でも竹仕事をスタートした! 先日、由布市にある笑竹堂の三原さんという方から、青竹を使った鍋敷きの作り方を教わった。