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山田宗樹「嫌われ松子の一生」
女性にとっては吐き気がするような本であることは最初に伝えておく。
映画「嫌われ松子の一生」を観て、
「私だ!」と思った。
特に「なんでよ!」って叫ぶ場面なんか。
これはアダルトチルドレンの物語だと個人的に思っているのだけど、変わってゆく中谷美紀さんの演技とミュージカル調なのが私は気に入った。
そこで原作も読んでみようとなったわけだ。
実際に手に取ると重くて重くて、数ページ読んではやめた。
特
まじで何もできんとき
無理してでも食べること、気絶して寝ること、酒と煙草を買いに行くこと。
この徒歩1分のコンビニに行くのがしんどいのである。
身体が重くて重くて、10分歩いたような気持ちだ。もしくはエコバッグ袋2つ持って帰るようなものである。
眠くて眠くて仕方がない。眠気の波が来て時間を見ても30分ほどしか経っていない。
それでも出来ることをしなけりゃ何も変わらない。
入院先の看護師さんが言っていた。
「生きるっ
現代のロミオとジュリエット
また深夜に目が覚めた。
こんな時間になっても部屋は暑くて、夏バテはしない体質とはいえ猛暑もいい加減にして欲しい気持ちになっている。
暑いね、と言いながら帰ってきて欲しい人がいる。
今は対面で呼ぶのはやめた。ロミオだと叶わないまま終わってしまうからだ。
だったらタイタニックのジャックの方が一矢報いている感じがするし、さらには他の呼び方の方が少しでも一緒にいられそうなものだ。
そんなに美しいもので
数分のことで何文字も書くのがエッセイだというから。
2:40に目が覚めて、あれこれした後ゴミを出しに行った。
夜と朝の真ん中。空の色が薄蒼い。
あれだけ暑かった気温も下がって気持ちいい空気が流れていた。
飲み帰り、歩いているときのそれだ。
ずっとここにいたい、と思った。
そうこうしているうちにカラスは鳴くし、川には行きたくなってしまうし、妙な感傷に浸ってしまって撤収してきたというわけだ。
もう空は明るい。
夏のあいだの、あの一瞬だけ混ざった朝と