数分のことで何文字も書くのがエッセイだというから。
2:40に目が覚めて、あれこれした後ゴミを出しに行った。
夜と朝の真ん中。空の色が薄蒼い。
あれだけ暑かった気温も下がって気持ちいい空気が流れていた。
飲み帰り、歩いているときのそれだ。
ずっとここにいたい、と思った。
そうこうしているうちにカラスは鳴くし、川には行きたくなってしまうし、妙な感傷に浸ってしまって撤収してきたというわけだ。
もう空は明るい。
夏のあいだの、あの一瞬だけ混ざった朝と夜。
私はその空を愛してやまない。
今日は歯医者に行かなければならない。
うんと暑いだろう。癒し系のあの先生の喋り方に癒されてくるのだ。
テーブルで、食べ残したフォーがスープを吸っている。
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