人間不信
何回も読んだハコヅメを途中まで読んだあと、脳外科の漫画をずっと読んでいた。眠くなったら可能な限りいつでも寝る。可能なら24時間睡眠だっていいのに。
ミヤビちゃんの記憶障害のMRIから自分の脳について考え込んだ。
閉所恐怖症で1枚だけ撮れたMRI画像を見てヤブ医者が脳が変形していると言ったらしいことを看護師から聞いたけど、なぜ患者本人に伝えないのか。
どうせわからないと思ってなんだろう。
解離を自覚した日のことは覚えている。かといって、そうじゃなかった時期があるのかどうか私には自信がない。
脳が狂っていることは間違いなさそうでも、狂っているから自覚できないという感覚を知っているからだ。
左が視えない人は視えているのに脳が認識しないから存在しない。脳次第で見える世界も聴こえる音も変わるのを体験したからわかる。その人にとってはそうでしかない。
認識の問題なので今あの頃の症状は完治しているはずだけど、寝不足がひどいと本当に聴こえている音なのか自信がなくなる。つい最近だって特定の人の言葉の意味がわからなくなった。文章は読めていても不安や恐怖で正しく認識できないことがあるのだろう。聴こえているのに言葉として拾えない現象もあった。
ストレスが減ってから振り返ると過去の認識と今の認識が違うのを本人の中で比べて自覚できるけれど、それを医師だからといって話も聞かず過去のその人も知らずに何が起こっているか理解できるとは思えない。
お盆を過ぎたら以前のような耐え難い暑さではなくなった。眠いので外には出ないが扇風機の風がちゃんと涼しい。
それも私の感覚の問題で、誰かがこの部屋に来ればサウナのように感じるかもしれないのだ。
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