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肩の力を抜いて人生を変える。「抜け感」のススメ

はじめに

皆さん、普段の仕事で「完璧にしなきゃ」「もっとがんばらなきゃ」と、常に全力で走り続けていませんか?
私自身、がむしゃらに頑張ることだけが正解ではないと感じています。もちろん、懸命に取り組むことは素晴らしいのですが、「しっかりと抜くときは抜く」というメリハリをつけることも同じくらい大切です。
では「抜く」とは具体的にどういうことなのでしょうか。人生において“抜け感”を取り入れると、さらなる成長や自分らしい生き方に繋がるのではないかと考え、本記事では「抜け感」についてまとめてみました。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ最後まで読んでみてください。


1.抜け感とは何か?その重要性

「余白」や「ゆとり」のある状態

抜け感とは、がんばるところはしっかりがんばりつつも、少し肩の力を抜いている状態のことです。ファッションにおける「きっちりしすぎず、リラックス感を演出する」というイメージが、そのまま人生にも応用できると考えてみてください。
大切なのは、あらゆる場面ですべてを完璧にこなそうとしないこと。「ここは抜いても大丈夫」と思える余白があると、自然と肩の力が抜け、心にゆとりが生まれます。

抜け感がもたらすメリット

  • ストレスの軽減
    必要以上に背伸びしないため、精神的にも体力的にも消耗が少なくなります。

  • 柔軟性の向上
    「こうあるべき」という思い込みがゆるみ、状況に応じて柔軟に行動しやすくなります。

  • 自己肯定感アップ
    「完璧でなくてもいい」という自分への許可が、自然と自己肯定感を高めてくれます。

  • 人間関係が円滑に
    自分に余裕が生まれるぶん、相手を受け入れやすくなり、コミュニケーションがスムーズに。


2.完璧主義を手放す具体的な4つのステップ

1)自分の「完璧じゃないとダメ」ポイントを見つける

普段の仕事や家事、SNSの投稿など、どんなときに「ここまでやらなきゃ」と思い込んでいるかを客観的にチェックしてみましょう。意外にも、「これってそこまで完璧を求めなくてもいいかも」というシーンがあることに気づくはずです。

2)優先順位をはっきりさせる

すべてを100点にしようとすると、時間も労力もいくらあっても足りません。そこで「今、もっとも大事なこと」を明確にし、それ以外は7〜8割の完成度でもOKとしましょう。この割り切りが心の負担をぐっと減らします。

3)あえて小さな“未完成”を試す

「1度だけ見直して資料を提出してみる」「家の中のホコリを毎日チェックしない」など、小さな妥協をあえてしてみると、「意外と大きな問題にはならない」という安心感が得られます。こうした成功体験が、完璧主義をゆるめる第一歩です。

4)やりすぎ防止策を作る

一つの作業に延々と時間をかけないよう、「この仕事は30分で終える」「確認は1回だけにする」など、タイマーやチェックリストを活用してみましょう。ほどよい区切りが集中力の持続にも役立ちます。


3.心の余裕や柔軟性を高める練習

マインドフルネスやリラクゼーション

  1. 呼吸に意識を向ける
    仕事の合間や移動中など、1分でもいいので深呼吸に意識を向けてみましょう。吸う息・吐く息を感じるだけで、頭の中がクリアになりやすいです。

  2. ボディスキャン
    目を閉じて頭の先から足の先まで順番に自分の体をチェックします。特に肩や首のこわばりに気づくと、意識的にほぐそうという気持ちになり、リラックスモードになれます。

  3. 軽いストレッチ
    仕事の合間に首を回したり肩を上下させたり、1〜2分でも体を伸ばす習慣をつけるだけで、心身ともに余裕が生まれやすくなります。

柔軟な思考を育む習慣

  • 「どちらもアリ」思考
    AかBかの二択に絞るのではなく、「AもBも、両方のいいところを取り入れられないかな?」と考えてみる。

  • 逆の視点を探す
    一見「嫌だ」「最悪」と思うことも、「もしかしたら成長のチャンスかも?」と逆から眺めてみる。

  • 日記やメモで自己対話
    その日の出来事を「他にこんな見方はできないか?」と問いかけながら書き出してみましょう。文字にするだけで客観視しやすくなります。


4.日常生活での抜け感の実践方法

仕事編

  • 7〜8割ルール
    仕事での成果物は、とりあえず7〜8割くらいで上司や同僚に見せてみる。フィードバックをもらいながら完成に近づけることで、自分一人で完璧を目指すよりも負担が減ります。

  • 区切りのいい休憩
    長時間の集中状態は、気づかないうちに疲れやストレスを蓄積します。1時間ごとに5分程度でも体を動かしたり、目を閉じて深呼吸したりしてリセットする習慣を心がけましょう。

人間関係編

  • 相手に完璧を求めない
    「なんであの人はこうしないんだろう?」とイライラしたら、「そもそも自分の理想を押しつけていないか?」と振り返るチャンス。相手の立場や考えも尊重できると、関係がぐっとスムーズに。

  • 上手に断る技術
    キャパオーバーを防ぐために、「今手一杯で…」と伝える勇気をもつことも大切。無理に引き受けるより、正直に伝えたほうがお互いに不満が生じません。

バランスを保つためのヒント

  • 何もしない時間を予定に入れる
    スケジュール帳にあえて“フリータイム”を確保し、「本当に何もしない」と決めることで、心の回復を促進します。

  • オン・オフをはっきりと
    仕事中は集中、オフはしっかり休む。家に帰ったらスマホやパソコンを見る時間を減らすなど、切り替えのメリハリを意識しましょう。

  • 好きなことを見つける・続ける
    音楽鑑賞や読書、趣味のスポーツなど、“好き”と思えることを続ける時間を大切に。楽しみがあると、自然と心に余裕が生まれてきます。


5.おわりに

人生のあらゆるシーンで一生懸命がんばることは素晴らしいことですが、常に全力で走り続けていると心や体が疲れてしまうのも事実です。そんなときこそ、“抜け感”を意識してみませんか?
「完璧じゃなくてもいいんだ」と少し肩の力を抜くだけで、想像以上に行動しやすくなり、人との関係もスムーズになります。むしろ少し抜いているくらいのほうが、他者から見ると“余裕があって魅力的”に映ることも多いのです。

日常の中で小さな「抜け感」を積み重ねれば、きっと自分のペースや軸が整っていくはず。ぜひあなたの毎日に、軽やかで心地よい余白を取り入れてみてください。自分の心に少しゆとりをもつことが、結果としてさらなる成長や新しい発見につながるかもしれません。ぜひ今日から「抜け感」を試してみてくださいね。

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