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にぐちの硯

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にぐちが書いたもののなかで、これはエッセイだなーというものをまとめたものです。
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#日常

適正な距離を測って生きる

適正な距離を測って生きる

最近ようやく物事が動き始めてきて、どうにかこうにか息ができるようになった。通常、意識しなくても呼吸してるわけだけど、この直近1か月間、私は呼吸しようと思わなかったら窒息する、みたいな状態だった。そう思ったのは、空気が吸えるようになってからだけど。こんなに呼吸って楽にできるのか。それはもう少し大きく捉えても意味は変わらない。こんなに生きるのって楽だったのか。ただ、毎日を生きるだけであんなにも苦しい。

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優柔不断なのか、それとも

優柔不断なのか、それとも

結論から言うと、続けることになった。進路変更は叶わなかったが、初めて戦ったし、内に秘めたる(というか秘めておいたほうがいい)ものは全部ぶつけた。相手には、しょうがない、ともいわれなかった。正直それが意外である。私の頭の中には、①上手に話をつけて進路変更、②ちくちく言われながらも進路変更、③むしろ推奨、の3択しかなかったのだ。引き止められたらどうするかなんて考えてもいなかった。

ちょっと前の私なら

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推しが支えにならなくなったら

先週の月曜日からいきなり人生を再考し始めて(ずっとうだうだ悩んではいたのだが)、土曜日に結論がでた。日曜日はそれを現実的に捉えなおして意思を固めるのに必要だった。まるっと1週間。1週間で人生大転換するような結論を出していいのか?と思う人もいるだろうし、私もそう思った。でも、そういうときもあるらしいよ、と伝えたい。結論を出すのも大変だった。とりあえずこのまま、と言ったほうが今は楽なのかもしれないな、

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いきなり岐路に立つときもある

いきなり岐路に立つときもある

私には行き詰まった時、一息入れたい時、気分転換したい時に必ず行く場所がある。場所というか部屋なのだが、そこからはとてもきれいに山が見える。地元では信仰の対象になるくらいの独立峰で、ここに住んで5年目ともなれば、ちょっとした心のよりどころになっていた。

このご時世でリモートが進み、使っていない部屋がたくさんある。その部屋もいつもなら人がたくさんいるのだが、今はすっからかんだ。私以外誰も使わないよう

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3word小説、面白いかも

月曜日はなぜか夜更かししてしまうのが常で、今週も気づけば11時、みたいな感じだった。週の初めだし、まだまだ長いし、しっかり寝るのが理想なのだが、どうも上手くいかない。私がああ、また寝るタイミングを逃した、と思うきっかけが一つある。それはテレビ朝日の「かみひとえ」が始まることだ。基本テレビはあまり見ないのだが(残念ながら家にもそんなにいない)、この番組だけは毎週見てしまっている。(ちなみに好きな番組

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誕生日いろいろ

誕生日いろいろ

今日の朝、中国人の先輩がミニサイズのケーキを買ってやってきた。昨日は私の誕生日だったのでケーキを買ってきました、と言う。中国では誕生日の人が周りに贈り物をするのか…文化の違い…と思いながら、促されるまま選ばせてもらった。どこで買ったのか聞けば地元ではわりと高級店で、朝からそんな贅沢品を食べてしまうなんて…と一気に非日常である。誕生日の人にケーキをごちそうになるというちょっとした違和感は、値段を考え

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隣の芝は青いので

隣の芝は青いので

隣の芝は青い。たぶん永遠に青いままだ。他人の庭というのはなぜあんなにも瑞々しい緑をこれでもかと輝かせているのだろうか。常に比較されながら、そして自分自身でも比較しながら自分の芝が育つのを待つのはなかなかに苦行である。大体そういう芝は捨てて、違う場所で作ってみたり、色や形の違う芝を作ってみたり、大きな塀を作って見えないようにしたりするものだ。隣人が誰もいない場所で芝を作れば革新者であり、その道の第一

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noteを書く理由:にぐちの場合

noteを書く理由:にぐちの場合

物心ついた時には文字を書くのが好きだった。好きと言えば聞こえがいいが、苦にならなかった、という意味も含んでいる。国語の課題で絵にあった物語を書いてみましょう、とか、何か行事があるたびに作文を書きましょう、とか。皆さんも身に覚えがないだろうか。特に小学校はとんでもない数を書かされる。あれが嫌いだったという人もいるだろう。私はほかの宿題よりは作文のほうがよかった。作文には正解がないから。何を書いてもい

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夏を感じさせるもの

夏を感じさせるもの

四季の中で、一番「この時期がきたか…」と思うのは、夏である。盆地だからか、夏は「はい!!夏です!!!」とわかりやすくやってくるような気がする。春は今住んでいる場所に越してきて以来、この時期が春ね、とわかるようになったが、未だに秋は冬の前哨戦のような感覚である。秋って多分今頃のことなんだろうな…?と思うのが毎年のことだ。それはさておき、今日から6月。2020年の夏が来る。

年々暑さが増す夏において

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欲しいもの7つ挙げられる?

欲しいもの7つ挙げられる?

件の10万円に関する話題は多い。SNSをのぞいてみると、10万もらったらどう使う?という質問に対して、生活費だとか車検だとかそういう答えが多い。そうりゃそうだよな、だってそのための給付なんだから、と納得する。今回のように実際に給付されることがなくても、もし100万円当たったら、とか、1億円降ってきたら、という「もしも」の話が人間は好きだ。でもなんとなく夢のない答えがここにも多くなってきて、物欲の話

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「推しの何になりたいの?」

「推しの何になりたいの?」

たまたま「推しの何になりたいの?」という言葉を見かけた。うわあ、それ聞くんか…それを話題に挙げてしまうんか…きっつい話題だな…とその時はすぐその場を去ったのだが、ずっと心に残る文言であった。そこで試しに考えてみることにした。

まず「推し」ってなんだ?からはじめたい。調べてみると、もともとはグループ内で一番応援している人のことを指す「推しメンバー」の短縮形らしい。これから派生して広く特に好きなもの

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Hello,New world.は繰り返す

Hello,New world.は繰り返す

緊急事態宣言が全面的に解除された。本当に解除していいのか?という思いと、解除しないと経済が死ぬよなあ…という思いがなかなか両立してくれない。とにかく5月25日付けで日本の緊急事態宣言が解除された、という事実は変わらない。さて、このまま世界はどうなってしまうのか。社会の教科書に載るような歴史的展開真っ只中をなんの因果か生きていて、これからの展開を作っていく一人であるというのは面白い。(この状況を面白

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「今日はいい日だった?」から価値観を捉える

「今日はいい日だった?」から価値観を捉える

特別何も起きなかった日というのは、とても凡庸でつまらない日のようだが、実はそうでもないということを最近知った。もちろん、新しいことを学んだ日だとか、感情が揺さぶられることが起きた日というのは記憶に残る。たとえそれが痛いとかつらいとか、あまりいい方向の記憶ではなかったとしてもだ。では、淡々と目の前の物事をこなしていく日はどうだろうか。天から降ってきたような閃きがあったわけでもなく、時間対効果は相応で

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誕生日には、贈ろう

誕生日には、贈ろう

LINEとかそういうSNSは、誕生日を登録している場合、つながっている人に誕生日を教えてくれることがある。あんまりあてにしたことがなかったのだが、今回は仕事をしてくれた。今日は大切な友人の誕生日である。それにLINEの通知で気づいた。今回ばかりはLINEに感謝をせねばならない。ちなみに、その子の誕生日を忘れていたわけではない。断じて。ただ、一般的に言う「誕生日」というイベント自体を忘れていたのだ。

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