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こころのマインドフルネス#7 焦りやイライラに「歩く瞑想」

こころのマインドフルネス

みなさんこんにちは。公認心理師の赤田です。
いつも番組をお聞きいただき、ありがとうございます。
このポッドキャストは、心理学の専門家がさまざまな瞑想を通して、こころが軽くなるお話をしています。毎日の実践にお役立ていただければと思っています。どうぞ最後までおつきあいください。

本日のテーマは、「歩く瞑想」を行いたいと思います。歩いているときにいつでも行うことができる方法です。

エクササイズ

どこにいても歩くことを意識してください。
一歩一歩、足の裏から伝わる感覚に注意を向けます。そうすることによって、歩いていることを実感することができます。少しゆっくり歩いてみましょう。足が地に着いたとき、足から伝わる感覚の変化に注意を向けましょう。

私は今、この地球の上で垂直に歩いているということを実感してください。世の中には、歩くことができない人もいます。その中で、歩けるという事実に感謝しましょう。歩けることを当たり前だ、などと思わないようにしましょう。どこにいても、大いなる地球の美しさを感じながら自信と尊厳を持って歩きましょう。

歩く瞑想のメリット

座った姿勢で瞑想を行うことが難しいと感じた方でも、歩くことで深い瞑想を実践できたという人もいます。座っていて、焦りや動揺、怒り、痛みの度合いが強く、座り続けてマインドフルでい続けることが難しい人にとって、歩く瞑想はとても有効な手段になります。

歩く瞑想の練習は、どこでも行うことができます。
形式的な歩く瞑想は、同じところをぐるぐる回ったり、行ったり来たりすることを行いますので、あまり人目のつかないところで実践することをお勧めします。

いつでも一瞬一瞬を味わう

形式張らない歩く瞑想の練習は、自分のいつも歩いている歩道、職場の廊下、公園の散歩、ハイキング、子どもと散歩したりと、いつでも行うことができます。歩く瞑想を実践すると、今ここで「あなたの身体の中に、自分自身がいること」を思い出させてくれます。単に、自分自身が今歩いていることを実感できればそれでいいわけです。

一歩、一歩、足の裏からくるその感覚に注意を向けて、その一瞬、一瞬を味わうことです。その一瞬、一瞬を受け入れ、この瞬間に自分自身が存在することを思い出してください。

今ここで味わえなければ到着しても同じ

焦っている自分に気付いたら、少し歩くペースを遅くしてください。そうすることによって、焦りを和らげることができます。自分自身が、目的地に到着することだけに急ぐことは、しないでください。

今ここで、その存在の意義を感じることができなければ、もし自分が目的地に着いたとしても、その存在意義を味わうことはできないでしょう。

歩いているありのままの体験から、あなたの意識がネガティブな意識や感覚、その他の考えに惑わされることもあるかもしれません。その時にも、座った姿勢での瞑想と同様に、その浮かんできた雑念に微笑みを向け、そっと注意を歩行に戻していきます。それがまさにマインドフルネス瞑想の実践そのものです。

エクササイズ

どこにいても歩くことを意識してください。
一歩一歩、足の裏から伝わる感覚に注意を向けます。そうすることによって、歩いていることを実感することができます。少しゆっくり歩いてみましょう。足が地に着いたとき、足から伝わる感覚の変化に注意を向けましょう。

私は今、この地球の上で垂直に歩いているということを実感してください。世の中には、歩くことができない人もいます。その中で、歩けるという事実に感謝しましょう。歩けることを当たり前だ、などと思わないようにしましょう。どこにいても、大いなる地球の美しさを感じながら、自信と尊厳を持って歩きましょう。

おわりに

こころのマインドフルネス おしまいの時間になりました。最後までお聞きいただき、ありがとうございました。「歩く瞑想」いかがだっだでしょうか。

この音声がよかったら、高評価をいただければ嬉しいです。またチャンネル登録をしていただくと、あなたの健康づくりのお手伝いさせていただけると思います。

お相手は、公認心理師の赤田でした。それでは、つぎのポッドキャストでお会いしましょう。さようなら。

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