デイリーログを続けるために考えたこと
身の回りに起こったことを記録しておきたい。
そう思ったことはありませんか?
私はよくあります。そのわりには日記や手帳、家計簿アプリなどいろいろやってみたけど、どれも続いたためしがありません。もはや諦めの境地です。
それでも新しい年になれば、今年こそは!と思ってしまうもの。Notionを使って、年明けから私も「日々の記録」をつけることにしました。デイリーログを続けるために考えたことを書いてみます。
なぜ続かないのか?
自分の胸に手を当て聞いてみます。なぜ続かないのか? 答えは簡単です。
面倒だから
これに尽きます。日記は何を書いたらいいか分からない。手帳は使いこなせない。家計簿アプリは使うの忘れがち。どれも面倒で続きませんでした。
でもそれが出来てる人はいるわけで、自分と一体何が違うんだろう?
その違いを自分なりに考えてみると、別の答えが見えてきました。
それは習慣化ができてるかどうかではないか?
ハタから見れば面倒でも、それが出来てる人にとっては面倒ではない。なぜなら習慣として定着してるから。そしてそれを続けることが楽しいから。
つまり続けるコツとは、どうやって習慣を根付かせるか、それをどうやって継続させるか? 定着と継続、この2つの仕組みがあればいいわけです。
ここで2つの画像をお見せします。
どちらもNotionで作ったデイリーログです。
よく分からないまま始めた元日のログ ↓
新年から始めたくて、とにかくやってみました。私がログに残したいコンテンツの素(もと)です。記録したいのはこれだけ。でもこれでは続かないと思って、ここからフォーマットを何度も変更しました。
こちらが現在のデイリーログのサンプル ↓
(次回の記事でこのテンプレートを配布します)
最初とずいぶん違うと思いませんか?
続けるための工夫をいっぱい仕込んでみました。
これが今回の記事のテーマです。デイリーログやNotionに関心のない方も、最後まで楽しんで読んでもらえるとうれしいです。
デイリーログを続けるために考えたこと
日々のあれこれを記録したい。そう思うようになったのは去年の秋。
Notionの存在を知ってからでした。
Notionはオールインワン・ワークスペース ツール。アイデア次第でいろんなことができます。気になるサイトをクリップするのも簡単だし、思いついたことをメモするツールとしても使えます。これで自分仕様のデイリーログを作れる!と思ったのが、そもそものきっかけでした。
※PC・スマホの動作が軽く、何か思いついたらすぐ使えるのもいい。
◇ ◇ ◇
毎日見たり聞いたり考えたりしてることが、日々流れていくようで、もったいないな、といつも感じてました。とはいえそれを積極的に活用したいわけでもなく、日々の記録が手元に残ればいいなという軽い気持ちで、デイリーログを始めることにしました。
そんなわけで最初のコンテンツは自分が記録したいものだけでした。
これくらいなら出来るんじゃないか?
でもやり始めてすぐに、これだと続かないことに気がつきました。
1. どうやって習慣を根付かせるか?
最初のコンテンツだとログが書けない日がありました。何もない日。そんな日は確かにあります。でも書けたり書けなかったりでは続かないですよね?
ではどうすればいいか?
毎日使う習慣をつくればいい。そのためには自分が記録したいログだけではダメで、毎日続けられる簡単なコンテンツが別に必要です。例えば定点観測できる何かの数字とか。決まったタイミングで書けるなら、なお良い。
そんなコンテンツって…。自分にできそうなのは何か? 思いついたのは睡眠時間を記録することでした。これなら朝起きたときに書けばいい。ついでにそのあと体組成計で体重と体脂肪率も記録しておこう。
「コンディション」の項目を追加したことで、毎朝使うようになりました ♪
◇
1日1回デイリーログを使う習慣ができました。次のステップは使う頻度を上げる工夫です。毎日かならず何度か記録するログって何があるだろう…?
「お金のきろく」のおかげで、デイリーログを使う習慣ができました。
◇
ここまで読んだ方は、それ専用のアプリを使えば?と思うかもしれません。確かにそれぞれ便利なアプリがあります。でもそれを使いこなすのが面倒なんです。とにかく簡単にログを残したい。私にはそれで十分です。そもそも習慣化のために追加するログなので、ざっくり記録できればいいわけです。
定点観測を始めて、振り返りしやすくなりました。これも良かった点です。
2. どうやって習慣を継続させるか?
デイリーログを使う習慣ができたら、次は続ける方法を考えてみます。
なにをどこに書いたらいいか分かりやすく、使いやすいフォーマット
うん。これがデイリーログの理想形ですね。実現できたら続けられそう。
そのためにはコンテンツを整理する必要があります。
当初私が記録したかったのは、読んだもの・見たもの、書いたもの・作ったもの、やった/買ったもの、つぶやきでした。これを整理しました。
【コンテンツの説明】
・Do:行動のきろく
デイリーログの基本である「何をしたか」はここに書く。
毎日のルーティンもここで管理(チェックボックスを活用する)。
「Input」「Output」は「Do」とは別項目で記録しておきたい
・Input:読んだり見たり
読んだ本や見た映画・テレビ・動画などはここに書く。
その他インプット全般もここで管理。
・Output:作ったり書いたり
アウトプット全般はここ。手を動かして何かしたこと。
料理だったり、noteを書いたり、レポート作成など。
忘れるまえにメモ&クリップ !
旧「つぶやき」がここ。思ったことを何でも書いておくところ。
Notionは基本何でも貼れるので、気になったサイトもここにクリップ!
それぞれの見出しの付け方も工夫しました。Do、Input、Output だけでは味気ないので、自分がログを書くことをイメージできる見出しにしました。メモ&クリップの見出しは「忘れるまえに」と、自分に注意を促してます。
※行動を促すナッジ理論を実践してみたくて…
◇
これでメインコンテンツが完成しました。さらにデイリーログとして1日のまとまり感を出したいので、朝と夜にひとこと書けるようにしました。メインコンテンツの前後に入れることで、1日を実感しやすくする工夫です。
これでデイリーログのコンテンツが完成です。
何をどこに書いたらいいか分かりやすくなったと思います。
Daily LOG. の出来上がり
では実際に出来上がったフォーマットをもう一度ご覧ください。
こちらが現在のデイリーログのサンプル ↓
見出しの色使いを、それぞれのエリアごとに変えてます。
・「コンディション」と「お金のきろく」は数値を記録するエリア。
つねに書き込みやすいように先頭に配置しました。
・「朝のひとこと」を書いて一日をスタート。
・「Do」「Input」「Output」はメインコンテンツです。
・「メモ&クリップ」は備忘録として。
・「今日の終わりに」を書いて一日をふり返る。
見やすく使うのが楽しくなるデザインを意識して作りました。
こんなデイリーログはいかがでしょうか?
まとめ
ここまで読んで、なるほどなと思ってもらえたらうれしいです。
Notionにはテンプレートボタンという機能があって、自分で作った見出しなどをテンプレートにあらかじめ入力しておけば、そのボタンを押すだけで毎回同じものを複製してくれます。これがすごく便利です。
テンプレートボタンを押すと、直下に1日分の見出しが展開されます。
Notionすごい!
ここまで出来たら、あとは書き込むだけ。1日に何度も開いてるうちに、あいてるところを埋めたくなってくるから不思議です。
でも無理は禁物。毎朝テンプレートボタンを押して、1日分のデイリーログを用意。そのあと最低限 睡眠時間を入力できたら「よし!」としてます。
それだけでもデイリーログを続ける価値はあります。私にとって大切なのは書きたいときに書けるものが用意されてることだと気がつきました。
おまけ【1】
実際に配布する予定のテンプレートでは、ヘッダー部分にTO DOとWish Listも用意しました。Notionはトグル機能が使えるので、必要なければ中身を折りたたむこともできて便利です。※今回のテンプレートではトグル機能を最大限に利用してます。ほとんどのコンテンツが折りたためます。
それともうひとつ。ヘッダー部分にチェックボックスを用意しました。ログに残すほどではないけど、毎日のルーティンを管理したいものってありますか? 私はいつも薬を飲んだかどうか忘れてしまいます。あれ?飲んだっけ?飲んでなかったっけ?みたいになるので、このチェックボックスで管理してます。あと例えば出勤前の持ち物チェックにも使えるかもしれませんね。毎朝 前日のチェックを外してから、一日をスタートさせてください。
おまけ【2】
1週間を振り返るウィークリーログボタンも用意しました。
※使い方や考え方は、ほぼデイリーログと同じです。
◇ ◇ ◇
Notionの最大の特徴はカスタマイズのしやすさです。テンプレートで配布されたものを、自分で使いやすいように変えることができます。どうすれば習慣を定着・継続しやすくなるかは、人それぞれ違うと思います。この記事を読んで自分だったらこうしたい!というものを、このテンプレートでぜひ実現させてください。
デイリーログ、いっしょに始めてみませんか?
◇ ◇ ◇
配布予定のテンプレートの全体像はこちら ↓