
ひとは見たいものを見てるってはなし
きのう、アイフィールプリティという映画を観た。
自分の容姿に自信が持てなくて後ろ向きな主人公がひょんなことで頭を打ったら、なぜか超美人でスタイル抜群に変身したと思い込んでしまい、それをきっかけに人生が好転していくというストーリー。(ざっくり)
キューティブロンドみたいなアメリカ映画っぽさ全開で、わかりやすくポジティブな気持ちに浸れる映画でした。
見えないものが見えるものになる
この映画で注目すべきところは、魔法で本当に姿が変わったわけではないところだと思う。
周りの人が見ているのは変わらない彼女なのに、内側から溢れ出る自信やオーラが彼女を押し上げて、どんどん魅了されていくのです。
表情とか話し方とか、その人から出るエネルギーが違うだけでこんなにも人の印象は変わるんだなぁと。
女優さんの演技もすごいなと思ったし、
内側から発せられる見えないものに、目に見える印象ってすごく左右されるなぁと改めて感じた。
人は見たいものを見ている
最近読んだ本に、人は自分の見たいものを見ているというようなことが書いてあって、それに通じると思った。
自分は幸せだと思うと幸せな証拠、ツイてないと思うとツイてない証拠を脳が無意識に探し出すんだそう。
※でも人の自覚できてる意識って3〜5%くらいで、あとは無意識(潜在意識)らしい。。
なにに意識を向けているかで、同じ画を見ていても目に入ってくるものって違う。
たとえば同じ道を歩いていても、お腹が空いてなにか食べたいと思ったらカフェの看板が目に入るし、お腹いっぱいだったらカフェより洋服を見たくなるかもしれない。
(なんかもう少しいい例えがあると思うんだけど)
なにを目指しているかによって、同じ環境にいても受け取れるものは変わるんだよね。
それで行動が変わって、結果が変わる。
人生って1mmの違いが積もり積もるとすごいところにつながるんじゃないか…
映画の話で言うと、
自分はすごく美人!っていうメガネをかけると、ネガティブなものを拾わないんですよね。見えないから。
見えないものはないものと同じだから、結果見たいものが見えているってこと。
まさに思考の現実化。
感情との付き合い方
でも人間だから、見たいものを書き換えるのってそう簡単なことじゃない。
誰にでも簡単にできることだったら、こんなに自己啓発本とか世の中に存在しないと思う。
不合理なことが起こるのは、人間には感情があるから。
いろんな本を読んで最近思うのが、感情を味方にできたらわりと最強なんじゃないかということ。
投資の本を読んでいても感情の話が出てきてへーと思ったんですよ。
投資に失敗する理由は、プライドが許さない損したくないという感情によって、冷静な判断ができないというのがかなり多いと。
結局人間がAIと決定的に違うのはそこなんですよね。
感情があるか。
だから自分の感情の取り扱い方を知ることって大事だなって思う。
(AIみたいになりたい訳ではないよ)
そして、簡単じゃないけどわたしは自分と向き合って見るものを決めていきたい。
わたしはなにを見たいのか。
ひとつ今わかるのは、美しいものを見る目をもちたいということ。
あとは、この休職期間に自分と対話したいな。