#天然ガス
2020年という奇妙な年
2020年は、私にとって奇妙な年だった。新型コロナの流行もだけど、温暖化対策に後ろ向きだったアメリカと中国という超大国がほぼ同時に「脱炭素だ!電気自動車だ!」と言い出した年だった。しかも、日本でも「みどりの食料システム戦略」で化学肥料を減らすと言い出した。
化学肥料は、大量のエネルギーを使って製造する。現状では、石炭や天然ガスを燃やして製造している。つまり化学肥料を減らすということは、石油などの
超優秀なエネルギー、石油 そして食料問題
私は、食料問題はエネルギー問題だと考えている。人類が80億人も増えることができたのは、「石油を食べる」技術が生まれたからだ。もちろん、石油をそのまま食べているわけではない。
石油など化石燃料のエネルギーで化学肥料を作る→化学肥料で食料を作る
ことで、大量の食料を作れるようになった。
しかし、非常に優秀で安価なエネルギーだった石油が、いよいよ採れづらくなってきた。採掘に1のエネルギーを投入したら2
富の追求と分配・再分配
NHKスペシャル「混迷の世紀」で、「民主主義の弱体化」と「強権主義の台頭」が指摘されていた。かつて、歴史の必然とまで考えられていた民主主義が、なぜこんなに弱体化し始めたのか?私が思うに、分配(再分配)にあるように思う。意外なことに、強権主義の方が分配に成功している面がある。
イギリス、アメリカの両国は民主主義の国ではあるが、貧富の格差が著しい。この2国は民主主義とは別に、新自由主義を採用し、政府