結果が出る練習の法則
何か「やってみたいこと」ができた時、どうせなら結果を出したいですよね?
それが趣味であれビジネスであれ、無駄な時間を過ごしたいとは思わないはず。
であれば、中途半端ではなく熟練者になる意気込みで練習に励むべきだと思います。
ただ、意気込みだけでは物事は成長しません。
今回は、その方法をお伝えします。
エキスパートになるための練習法則です。
参考文献は『GRIT-やり抜く力』
エキスパートになるための3つの練習法則
まずは、著者さんの研究から見出された「エキスパートたちに共通する練習の法則」をお伝えします。
以下の3つです。
目標は「高め」に「1つ」だけにする。
「集中」と「フィードバック」を繰り返す。
「改善点」を洗い出す。
今回ご紹介する法則は、全て無料で読めるようにしています。
目標は「高め」に「1つだけ」にする。
例えば、トレーナーさんに「これから毎日腕立て伏せ15回だ!」と指示されたとしたら、
「16回」を目指すようにするのです。
なぜなら、この15回は他者が決めた指標であって、自分で決めた目標ではないからです。
もし、毎日16回が余裕なら、それを報告してもっと基準を上げていきましょう。
他者の物差しではなく、自分の感覚で努力量を把握できるようにしておいた方が良いです。
「努力」とは、「努める力」です。
継続するのは、"当たり前"です。
そして、日々心の中では、今できているより少し高めの目標を持つようにしましょう。
本書で、エキスパートたちは「あえて自分がまだ達成していない困難な目標を選ぶのだ」といわれています。
「集中」と「フィードバック」を繰り返す。
目標は、レベルを少し高めにするだけはなく、「1つだけ」に設定するのも大事です。
会社みたいに業務も責任も分散させ、結局何が功を奏したのか、どこを改善すべきなのか、が曖昧なままでは成長しません。
音楽家やスポーツ選手は、エキスパートであるほど個人練習時間が多いという調査結果もあります。
つまり、自分がやるべきことを1つ見出したら、その目標に「集中」して取り組むことが重要なわけです。
そして、集中して取り組んだ後は、「フィードバック」がもちろん必要です。
1人で頑張った方が集中力が上がりますが、それが間違った方法ではいけません。
自分の努力の結果を数字や形で出したり他者に求めるという工夫が、(個人練習と)同じくらい重要だと著者さんは言っておられます。
ここでエキスパートたちは、否定的な「ネガティブフィードバック」を求めるそうです。
なぜなら、自分の苦手な部分を克服したいからで、
つまりは「改善点」が欲しいわけです。
あなたもエキスパートになれるはずの理由
次の練習法則に移る前に、話しておきたいことがあります。
結局、目標を高めに設定してそれに集中(努力)するのは、以下の著者さんの言う状態になるためです。
ストレッチ目標を完全にクリアできるまで――以前はできなかったことが、すんなりと完璧にできるようになるまで。できないと思っていたことが、考えなくてもできるようになるまで。
(出典:GRIT-やり抜く力)
これを読むと、ただの修行僧じゃねぇか。って思うかもしれません。
しかし、上記の状態は、多くの会社員がこなせていることです。
入社当時は右も左もわからず、毎日のように新しい情報に触れ、自分にできるかどうかドキドキしながら挑みます。いつの間にか、今やっていることが当たり前になり、できない方がおかしいと思うようになります。
どんな目標であっても、絶対に不可能なレベル(空を飛ぶ)ではないのなら、人間(あなた)は達成する能力を既に持ち合わせているのです。
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【人生を変える3つの知】
人生を変えるために学んだことをアウトプットしています。※記事の内容は筆者の考察です※
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