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20代のための生産性向上読本

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20代の方々のために、生産性を向上させる一つ一つを書いていきます。
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記事一覧

まず、やってみる

まず、やってみる

前に「すぐやる」をエントリーしましたが、「まず、やってみる」は、文字や雰囲気は似ていますが内容は大きく異なります。

「すぐやる」は、仕事が発生したら、すぐに取り掛かり、終わらせる、という内容でした。やらないといけない仕事が対象です。

「まず、やってみる」は、やらないといけない仕事というよりも、やりたい仕事、または、やらないといけないけど、よくわからないので後回しにしてしまう仕事、つまり不確実性

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個人のスケジューリングの肝

個人のスケジューリングの肝

毎日仕事があり、一つ一つの仕事が社会を動かし、個人を成長させますが、仕事の取組み方により、社会への影響や個人の成長の度合いは変わります。

取組み方を構成する要素は幾つかありますが、今回は、個人のスケジューリングについてです。

スケジューリングの基本所作まず、抑えておかないといけない基本所作があります。

1)仕事の所要時間を見立てる
2)仕事に費やした実績時間を把握する
3)1と2の予実差の要

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(10)緊急度×重要度の優先度マトリクスの動的考察

(10)緊急度×重要度の優先度マトリクスの動的考察

仕事をしていると、仕事には優先度をつけるべきだ、という話が出たりします。その時に、緊急度と重要度で仕事を評価して、優先度をつけるべき、という話も出ます。例えば、こんなマトリクスが使われます。

緊急度×重要度の優先度マトリクスの静的解釈緊急度も重要度も高い仕事の優先度は高いです。例えば、社長から直接仕事が来た時、どんなに穏和なオーダーの仕方だとしても、緊急度と重要度は高いです。その会社でサラリーマ

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(9)何かを探す時間をゼロにする

(9)何かを探す時間をゼロにする

私たちは、日々何かを探すことに時間を使っています。資料を探したり、メールを探したり。しかし、探すこと自体には、ほぼ価値がないので(探すこと自体に価値のある、調査業務は除きます。)、探す時間は出来る限り無くす仕組みにするべきです。

そもそもハード情報を持たない当たり前ですが、情報を持たないならば、情報を探さないで済みます。全く情報を持たなくすることは難しいと思いますが、ハード情報(紙の書類やモノな

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(8)一つの仕事は、”一気に”終わらせる

少し前に、すぐやる、というエントリーをしたのですが、それに近しい仕事の仕方で、“一気に”終わらせる、というのがあります。

私たちは、よく、仕事を中断している例えば、起案資料を考えている間に、メールの通知が来たからメールの返信をする。例えば、ブログを書いている間に、ミーティング時間になったのでミーティングに出席する。

このような仕事の中断は、毎日、そこかしこで起きていると思います。自分自身で中断

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(7)仕事中は視界に情報を入れない

(7)仕事中は視界に情報を入れない

集中力の高め方についてです。仕事中は、出来るだけ視界に情報を入れないことで集中力を高める、目の前の仕事に集中する、ことを習慣にしています。

なぜ、視界に情報を入れないのか?結局、集中できるかどうか、はインプットされる情報に左右されてしまうと考えています。一つのことに集中したいのに、他の何かの情報が目に入ると、その情報について考えてしまう可能性が高まる。シンプルに物理的に考えてみると、しっくりくる

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(6)すぐやる

(6)すぐやる

日本電産の永守社長は、ソフトバンクの孫さん、ファーストリテイリングの柳井さんと仲が良いらしく、三大ホラ吹き(できるかどうかわからないくらいの大きな目標を立てる)と言われています。

私は、この三人の経営者が好きで、彼らの本や記事を色々と読んだ時期がありましたが、その中に、永守社長の名言があります。

すぐやる、必ずやる、できるまでやる

どれも大事ですが、生産性の観点では「すぐやる」が非常に大事で

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(5)TO DOリストの目的と作り方

(5)TO DOリストの目的と作り方

仕事をしていると、TO DOリストを作る、という話がよくあがります。私も、20代の頃から運用し始めました。当時は、get things done、というコンセプトが使われていて、おぉ、こんな仕事の仕方があるのか、と衝撃を覚えたものです。今回は、TO DOリストについて。

なぜ、TO DOリストを作るのか?私は、大きく二つあると考えています。

1)仕事の抜け漏れをなくす
2)一つの仕事に集中する

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(4)毎日、列に並んで待つ時間をゼロにする

(4)毎日、列に並んで待つ時間をゼロにする

生産性向上のために、日々の小さな工夫を積み上げています。そんな小さな工夫も書いていこうと思います。

時間は有限、仕事時間も有限一日の時間は有限であり、仕事をできる時間も有限です。

ただ、仕事をしていると思っていた時間も、実は仕事をしていない時間を含んでいたりします。ですので、実は仕事をしていない無駄な時間をなくすことが必要です。そうすることで、本当に仕事をしている時間を増やし、仕事のアウトプッ

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(3)ノート論

(3)ノート論

前回、書くこと、について書きました。このテーマと関連性が高いのが、「ノート」。今回は、ノートについて掘り下げたいと思います。

何をノートに書いているのか?私はこんなことをノートに書いています。

1)何かの問いについて、考えて、書く
2)新しい何かの情報を書き出して、理解する
3)もやもやしている思考の断片を書き出し、可視化し、整理する
4)思いついた問いや言葉をメモしておく(後に、仮説立てや調

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(2)「書く」ことが生産性を激増させる

(2)「書く」ことが生産性を激増させる

ということで、生産性向上読本シリーズです。

随分時間が空きましたが、昔から継続的に取り組んでいることなので、今では当たり前になっていることも多く、20代のために、と入れると、コンテンツを決めるのが難しくなりました。

なので、あまり20代は気にしないことにしました笑。30代や40代の生産性を上げることは20代にも当てはまるでしょう、ということで(組織マネジメント系等は注意しますが)。

仕事は、

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(1)パソコンのマウスは机の中に

(1)パソコンのマウスは机の中に

とあるベンチャー企業にいた時の部署は、戦略コンサルや総研、リサーチファーム等出身の猛者が集まっていました。会社の中の困難な課題はその部署に集まり、プロジェクトを組成して、ゴリゴリ課題解決をしていました。

そんな部署だったので、新卒で配属された人は大変でした。優秀な中途社員の仕事のやり方に否応なく適応するしかありません。そもそものスピード感が違うのですが、そのスピードが生産性を構成するキーワードで

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