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私って遊んでも良いんだ。

 昨日の夕方、友人から電話が来ました。

「明日遊ぼうよ!!」

 急だなぁ。

 ですが特に予定が無い私は二つ返事でOK。
 簡単に了承しすぎて自分でもビックリしました。

 内容はボウリングやカラオケに興じようとのこと。
 待ち合わせは午前11時で、家から出る時刻は10時半。

 最近の怠惰な生活だと、10時に目が覚めて11時に起き上がることがザラにあります。
 ですのでちゃんと起き上がれるのかがとても心配。

 友人と遊べるのはかなり嬉しいことですが、不安と疲弊が電話を切った時からありました。
 あと体力が保つのかも懸念点です。普段の運動不足が悔やまれます。

 思いっきり遊んでも大丈夫な身体と体力が欲しい。

 前日の心配をよそに、しっかりと起床し駅へGO。
 待ち合わせ恒例の迷子を繰り出しながら、なんとか合流。

 さっそくボウリングを予約し、その待ち時間に卓球をしよう! と友人から提案されました。
 ……元気だなぁ。

 ちょこっと卓球をしただけで息があがってしまいます。
 友人はキャッキャッと楽しそう。羨ましい。

 卓球をギブアップしそうな時に、店員さんが読んできてくれました。
 ありがたい。

 それからはボウリングを4ゲームもして、時間があまったからビリヤードにも挑戦。
 2人とも足に強烈な痛みを抱えながら、帰路へと付きました。
 お互いに「筋肉痛だろうね」と苦笑しながら。

 玄関をくぐり、ふと思ったことが。

「こんなに1日中遊んだの、久しぶりだな」

 全く遊んでない訳ではない。
 時間のスキマを見付けてはソシャゲのスタミナを処理したり、
 目新しい動画を眺めて薄く笑ったりしていた。

 しかしそれは、つかの間の休憩でしかない。
 その娯楽コンテンツにのめり込むようなことはない。
 ただ表面だけを触って一瞬の休息を得ているだけだった。

 今日のように『遊びに集中する』ことは、久しくしていなかった。

 理由は、雑用が積み重なっていたからだろう。
 雑用は特別な労力を必要としないが、細々とやってくればそれなりに時間を食う。

 だがずっとそれにかかりっぱなしという訳ではない。
 ちょっとだけ休む事は出来るので、そのちょっとだけで満足しようとしてしまう。
 雑用を処理しなければいけないのだから。
 雑用をほったらかしにして遊びにはいけないから。

 でも、それだと十分なリフレッシュにはならない。
 表面だけエンタメを摂取したとしても、一時的な快楽にしかならない。

 そんな当たり前な事を、帰宅直後の玄関で気付いた。
 楽しむことに集中する機会が無ければ、中心にある疲れが取れない。

 この事に気付けたと思えば、急に誘ってきた友人に感謝するべきなのかもしれない。
 小さな疲労が溜まっていた私を外へ引っ張り出してくれた友人よ、ありがとう。
 最近の雑用が一区切りしたタイミングだったのも、誘いに乗れた理由だ。

 用事をキッチリ済ませようとするのも良いが、根詰めしすぎてる時には遊んでも良いという事に気付けた日でした。

 体には無理させましたけどね。

 さぁ、いつでもかかってこい筋肉痛!!

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