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静寂の使徒

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日々の生活を綴る。物静かな小話。 オールジャンル、たまに提起したり、ブチ込んだりしますが、僕の話。世間より静かな、ここの話。
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#日記

Everyday rolls

Everyday rolls

 せっかくの休みだってのに雨だった。
そんな落胆を感じる必要のない季節、夏ってもんはいいですね。とはいえ猛暑、洗濯物は乾きやすいですが、どうですか、お元気ですか?

 本日の記事は普通に日記として書く。なんというか、箸休めのような気楽な文章として読んでもらえば幸いである。
 どんな最悪な状態でも朝はまた来るし一日は続く。結構色んな人にとって、やり過ごすための一日、そんな日でもしっかりと意味を成さな

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しょうもない大人の上半期決算報告

しょうもない大人の上半期決算報告

 note自体に復帰してまた少し経った。定期的に休んだり復帰したりしているので知らん人も多いと思う。正直前回真剣にnoteをやっていた時期とはかなりマインドやメンタルも変わってしまったので、改めてやってみたいと思う。

 ちなみに過去の決算報告と記事まとめはこちら。別に隠し立てすることもなにもないし、敢えてそれをするのもおかしな話なので、公開しておく。

30代後半になってすること1.規則正しい生

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静寂の夜と、地の光

静寂の夜と、地の光

急に生活が変わったとして、すぐに眠れるというわけではなかった。
自分の一日は夜から始まり、様々な事を一つひとつ熟考して、ノートを閉じる。その時間が始まるのは、どうやっても夜でなければならなかった。

去来する思いの本質は、やはり夜にしか現れてはくれず、書き漏らすまいとことばを端から拾わなくなってからも、絶えず自分の周りに渦巻いていた。

拾う必要は無くとも、そこにあるのはどうにも気分の良いものでは

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"話せはしない"と"聞きたくない"と

"話せはしない"と"聞きたくない"と

あの日の事はまだ覚えている。
だけど毎年毎年、少しずつ意味合いが違うようになっていって、自分の過去の話の癖に、コントロール不能になっているのが、なんとももどかしい話だ。

その日の昼。
私は友人に会う予定があって、行く道すがら、コーヒーを飲みながら昼食をとっていた。何でもない日だったし、私にとっても何でもない日だった。
感覚は無かった。いつもならわかってしまうその感覚がなく、窓の外で右往左往する人

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オーバースペックを日常に

オーバースペックを日常に

機能美、役立つ機能のフル装備。業務用。
快男児である我々には心躍るキャッチコピーである。良いじゃん、そういうの、素敵やん。

で実際買ってみる。無論値段は張る。でも実際そんなもんいらんかったみたいな局面、生活の上でアホみたいにある。
例えば極地専用ダウンジャケットとか、マルチプライヤーとか、超高機能電波時計とか、ゲーミングPCとか、ケルヒャーとか。
性懲りも無く我々快男児は失敗を繰り返す。
アホな

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暗夜という、力の壁#勝手にアンサーnote

暗夜という、力の壁#勝手にアンサーnote

この記事を読んで、振り返った。そんな事意味ないのに、多分全部違うのに。

よくよく思い返してみれば"夕暮"なんて眼中になかったのだと思う。同じように"地元"も眼中になかった。
今や"神戸"とか"長崎"とかと一緒だ。
想像出来ない観光地。その位置まで落ちてくれた事がたまらなく嬉しい。

ただの暗夜。それが全てじゃない。夕暮に関して、昔話をする。
なんで記憶に無いんだろう。結論から言うと今、少し寂しい

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キャリアの"上がり"について考える。

キャリアの"上がり"について考える。

人生ゲーム、だとちょっと違う。双六、大富豪、ババ抜き、UNOとかだと分かりやすいかな。
要はみんなで同じゲームをやって、その中で一抜けする感覚、上がり。
ま、他の業界の話だとか全然知らないのであれですが、意外と仕事においてのキャリア感ってこの"上がり"を求めているんだよなぁ、と改めて実感しました。
結構これ定義立て難しいと思う。
出世=上がり、なのか、独立=上がり、はたまた転職=上がり、なのか結構

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止められる。ということ#幸せをテーマに書いてみよう

止められる。ということ#幸せをテーマに書いてみよう

幸福とは何か?
今回のテーマで書くにあたって、実は2本記事を無駄にした。企画発足時に手を挙げた段階で考えていたものも含めると、3本。

そしてこれが最後の一本。もうそろそろこれで終わりにしようと思う。今回はそれだけ、自分にとって向き合うことが難しいテーマだったのは、言うまでもない。企画者のあきらとさんが悩み、迷う気持ちもよく分かった。

私がここまで幸せについての記事を形にできなかった理由は、一つ

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Dancer in the kitchen

※実は本業に関わる事が最も書きづらい為、支離滅裂になったら陳謝します。

飲食店を選ぶ基準って、なんですか?

そう聞かれるとはたと迷う。ガッチガチの飲食畑にいる癖に。
フレンチ、イタリアン?和食?

ここから先は本当に私の職業病について語る。偏愛にも程がある基準故、本当に一般的ではない。
しかし凄く感動している。それはマジだ。だから行きます、茶を沸かしながら聞いてください。

私が偏愛している飲

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刺青

※一部痛々しい表現を含んだ記事です。
そういうのが苦手なお方、今のうちにスルーを。

よくSNS界隈を巡回したり、ビジネス系の記事を読んだりする度に、正気か?とおもう表現に出会う事がある。それが"ブランディング"という言葉だ。

例えば、製品のブランディングをする、とかよく使う。個人SNSをブランディングする。よく使う。
ブランディング失敗した。よく使う。

この語源、知ってますか?

ブランディ

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私の上半期決算報告

私の上半期決算報告

今月、社員旅行がありまして、ではねぇけど。うちの勤め先は一年を終える。決算期、っつうやつね。
会社はもちろん決算終えて一年お疲れ様したー。いよぉー、なんつって大酒かっ喰らってカラオケアンドプロレスリングを開催するわけなのですが、ちょうど良いので、乗っかって個人的な決算報告しておきます。

今年の目標:まともな大人になろう実は毎年言ってる。
去年までは正直、言ってるだけでした。結果ドツボにハマって一

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noteを血肉として喰らうが如く。

noteを血肉として喰らうが如く。

10月、ぶっちゃけ怒涛だった。
『呑み書き』企画から始まり、リアル対峙のnote酒場、note酒場イベントレポ、あとなんだ、『同じテーマで書いてみよう』『逆噴射小説大賞2019』あとつい昨日、まあ丁度良いぐらい書けたので、『教養のエチュード賞』にもぶち上げた。
こっから先はあきらとさんのガチ企画『幸せについて考えてみよう』と大将軍note様の企画『推しのアーティスト語らせて』が待っている。もっと増

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ペンより先に、剣によって救われた。

ペンより先に、剣によって救われた。

壮絶な自己否定感に襲われてしまった、囚われてしまった時、自分で自分を救えなくなってしまう時、が誰しもある。

僕の原体験は"心がない"と言われた時だ。

『お前の振るう剣には心がない。形ばっかり。振るう力にも心がない。よく見せようと、そればっかり』

当時中学1年のクソガキだったから、ふざけんなと吐き捨ててはいたけど、今ならわかる。錬士7段の放つ言葉だ。嘘な訳がない。

強烈な闇がその時に出来た。

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宿り木のないツバメとなって。

宿り木のないツバメとなって。

朝11時過ぎ、通勤電車に飛び乗って、座席の端っこのデッドスペースに背を預け、ああ音楽でも聞きますか、なんつってイヤホンを取り出した所で、座席を挟んで向こう側に寄りかかるマスクの男性が、よっと手をあげる。

お久しぶりです。なんて言われて思い出す。
高々2年前なのに、昔とか言っちゃう自分がすげぇ薄情に感じた。
2年前、僕と彼は、共に同じジムで週7.8で登り、切磋琢磨してた仲間だった。ボルダリング小説

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