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静寂の使徒

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日々の生活を綴る。物静かな小話。 オールジャンル、たまに提起したり、ブチ込んだりしますが、僕の話。世間より静かな、ここの話。
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2019年10月の記事一覧

noteを血肉として喰らうが如く。

noteを血肉として喰らうが如く。

10月、ぶっちゃけ怒涛だった。
『呑み書き』企画から始まり、リアル対峙のnote酒場、note酒場イベントレポ、あとなんだ、『同じテーマで書いてみよう』『逆噴射小説大賞2019』あとつい昨日、まあ丁度良いぐらい書けたので、『教養のエチュード賞』にもぶち上げた。
こっから先はあきらとさんのガチ企画『幸せについて考えてみよう』と大将軍note様の企画『推しのアーティスト語らせて』が待っている。もっと増

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ペンより先に、剣によって救われた。

ペンより先に、剣によって救われた。

壮絶な自己否定感に襲われてしまった、囚われてしまった時、自分で自分を救えなくなってしまう時、が誰しもある。

僕の原体験は"心がない"と言われた時だ。

『お前の振るう剣には心がない。形ばっかり。振るう力にも心がない。よく見せようと、そればっかり』

当時中学1年のクソガキだったから、ふざけんなと吐き捨ててはいたけど、今ならわかる。錬士7段の放つ言葉だ。嘘な訳がない。

強烈な闇がその時に出来た。

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宿り木のないツバメとなって。

宿り木のないツバメとなって。

朝11時過ぎ、通勤電車に飛び乗って、座席の端っこのデッドスペースに背を預け、ああ音楽でも聞きますか、なんつってイヤホンを取り出した所で、座席を挟んで向こう側に寄りかかるマスクの男性が、よっと手をあげる。

お久しぶりです。なんて言われて思い出す。
高々2年前なのに、昔とか言っちゃう自分がすげぇ薄情に感じた。
2年前、僕と彼は、共に同じジムで週7.8で登り、切磋琢磨してた仲間だった。ボルダリング小説

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アフタートーク声小説

アフタートーク声小説

※この記事はあとがきみたいなやつです。裏側かな。コンペ出場作品でもないので、タグはつけん。
数日前、募集企画に短編小説を一本出した。

これである。募集テーマは『声』について、あっオッケーオッケー、やったるでーなんてさらっと言ってはみたものの。結構これ難しいな。などと思いながら2日間ぐらいぼそぼそと書いていた。

僕は自分が書く『小説』という形式には、制約条件を設けている。絶対に『恋愛モノ』を書か

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友人であることに払う代償

あれはたしか、いつだったかなぁ。
Facebookが死ぬほど流行った頃か。
良くある話には違いないのだろうけど、Facebookが広まってゆくにつれて全く交流のなかった地元の高校、中学時代の同級生から友達申請が来ることが増えた。
ま、あんまし人付き合い悪いのもあれだな、これがここからの関係構築に繋がる、マークザッカーバーグもそう言っている事だし、ちったあ世の中の変化に加担してやるか程度でポチポチ軽

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因果を煮込む黒鍋と夜のプールサイドfeat.#うちの瞬殺飯

因果を煮込む黒鍋と夜のプールサイドfeat.#うちの瞬殺飯

あーっ、生きているだけで暗黒が溜まってゆく全く因果因果と嘆く、それどころじゃねぇ。
もっと切迫した暗黒があるのに、何故それを見ようともしないお前はぁ!と、ど平日の真っ昼間から喚くには理由がある。

So!冷蔵庫である。一体全体どれだけの人が「わかるぅー」なんていうのだろうか分からんが、冷蔵庫は地獄だ。いや、地獄に一番近い存在になりやすいのが、冷蔵庫だ。使い切れなかった食材、規格でかすぎ食材、冷凍焼

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六華絶唱

六華絶唱

昔から、私には謎の第六感がある。そんなこと言うと凄い特別感を出しているようで気恥ずかしいが、多分事実。

例えば人生の岐路に立たされた時。今までで経験したその選択肢は、受験、とか就職、とかそんなもんしかないから全然、経験値の少ない人間なのだけど、そういう時、いつだって心に不安がなかった。誰もが今後の人生を決めることに迷い、不安になり、誰かに相談し、苦悩し、眠れない夜を過ごす。そこから、いつだって無

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発掘!繁盛店の秘蔵の魔剣!

発掘!繁盛店の秘蔵の魔剣!

※ここ数日であれだそうこれだそうと整理しきれねぇ下書きが増えたので珍しく普通のこと書きます。
カロリーは低め。

そこに置いてあるんだから誰でも使ってええねんという形を取っている品々なのだけど、実際誰かが置きっ放しにして退職とかしてしまうから溜まって溜まってしょうがない、けど、どうやって捨てたらええねんと頭を抱える品々がある。もちろんメルカリに出したら引っかかるだろうし、仕方がねぇから倉庫にしまう

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火を起こし、その次の風を。

過去最大級に爆烈したnote酒場イベントレポから一夜明け、いつも通り仕事なのだけど、そんなことは置いといて、気付いたことがあったのでまた書く。

あ、俺読者の能力欠けてない?note酒場経験して思ったのが、もう再三言いすぎて食傷にかかっているからもういいと思うかもしれんが、読者のパワー、ファンのパワーがものすごいのがnoteという場の力なんやと。だからnoteには編集部がおすすめで天雷を落とし、超

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note酒場で改めて自由人やんけと思ふ。

note酒場で改めて自由人やんけと思ふ。

来たる10.6(日)note酒場の朝、クソ雨。
家を出て10歩歩いたぐらいで雨が降り出し、一瞬、傘を取りに戻ろうと思ったが、まあええわ、行くぞ!みたいな気分でずっぶ濡れのまんまnote酒場に向かった。ええねん。なんかもうこの時点でそのまんまあんたやべぇみたいな感じであった。

あ、ちなみに写真なんか一枚もとってねぇ!普段通りに致しますよと。

昼間っからぶっ飛ばし過ぎたとりあえず外苑前に喫煙所がね

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夜を切り払う

夜を切り払う

掌がかあっと熱くなる。
いつだって私は自由じゃないのに、この身体は舞い踊るかの如く動くのをやめない。
風が身体を動かして、夜の海に向かって舟を漕いでいるようだ。

筆舌に尽くしがたい奔放さが、思考と切り離された所で円を描く。

私の影は、光を捉える。
そこに憎しみも、暴力もない。ただそこに、置きに行く。
夜の空と地面の境目をなぞっても、世界は別れやしない、木の幹を直線でなぞっても、なにも削ぎ落ちや

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人はみな本質的に善良である。

人はみな本質的に善良である。

備忘録ではないけど、多分ここのところそのうち忘れてしまうから書き残しておく。

基本、人の本質は善良である、ということ。なんでそんな事改めて書こうと思ったのかなぁと言えば、特に自分が忘れそうだったからです。

例えば人に頼み事をする時、力になれるのならやってあげようと思う。
これがうまくいかないのは、仕事上の立場だったり、バックとなる組織の都合のせいだったりする。
人間関係だと、外面とか面子とか、

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note酒場には穏やかに語り合う形で行こう。

note酒場には穏やかに語り合う形で行こう。

ええっと、宣誓しときます。
タイトルの通り穏やかに、語り合う形で、それに見合ったような態度で行こうと思います。
実生活面ではそうだから、敢えて言う必要無いんだけど、一応ね。一応。

だって自分のnote記事みんな常軌を逸しているのだもの。年がら年中訳のわからん社会制度だとか組織だとか言葉だとか、色んな物に対して浅ましい文字の奔流をぶつけているような狂人です。
挙句の果てに、言語どころか物理的にも荒

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生き返しちゃってまた永訣の朝

言わずもがな大体酷い。
昨日来てた服は靴箱の上にぐしゃぐしゃだし、スマホも眼鏡もケツの下、枕元には昨日のゴミカス、空になったペットボトルと、コンビニ袋が足に引っかかっている。
とりあえず上半身起こして見るのだけど、世の中の錆びたネジ全部打ち付けたぐらい脳がガンガンして、唸る。
ゴミ山になった部屋を一望し、考える事はつまらない。あぁ、タバコ吸お。やらかしたな昨日。一体何があったよこれ。
すう、と紫煙

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