【書評】『言葉にできるは武器になる』
こんにちは。てぃんです。
よく考えたらnote投稿するの久々だなぁと思って、前回の投稿を見たら、早くも、3か月前なんですね!
ただ、前回投稿したときと訳が違います。
というのも、なんせ社会人になったからです!!!
3か月前とは比べ物にならないくらい成長しています!!はず…
ということで、今後は社会人一年目のてぃんとして、沢山本を読んでアウトプットをして行動を変えていきます!
前置きが長くなりましたが、今回は、『言葉にできるは武器になる』について書いていこうと思います!
1 内容
1-1 「内なる言葉」と「外に向かう言葉」
言葉には2種類あります。「内なる言葉」と「外に向かう言葉」。
心の中にある、内なる言葉を磨くことによって、本当の語彙力が手に入るのです。
また、大前提として、重要なのは、伝わり方にはレベルがあるということです。伝わり方の最高程度が、「納得」「共感・共鳴」です。
「理解」は、「頭では分かっているが、心ではついていかない」という状況に陥っています。しかし、「納得」「共感・共鳴」は、「相手が話したことを自分事にしている」つまり、行動を促しているということです。
なぜ人が何かを伝えるのかというと、特にビジネスでは、相手に行動を起こしてほしいからです。なので、相手に伝えたことに対し、「共感・共鳴」させる必要があります。
では、「共感・共鳴」させるにはどうすればいいのか。
筆者はここで、「内なる言葉」と「外に向かう言葉」を磨くように書いてあります。特に「内なる言葉」を磨くことを意識するように主張しています。
というのも、「内なる言葉」を発する方法として、「外に向かう言葉」があるので、内なる言葉と向き合うことによって、自らの思考をどれだけ広げ、掘り下げられたかに因るからです。
1-2 「内なる言葉」を磨く思考法
「内なる言葉」を鍛えるにはどうすればよいのか。具体的な方法論について、記していきます。
① 思考を漠然としてモノではなく、内なる言葉と捉える
② 内なる言葉を、俯瞰した目線で観察する
③ そして、考えを進めることに集中し、内なる言葉の解像度を上げる。
まず、第一段階としては、頭の中をぐるぐる回っている内なる言葉を書き出して、形を与えること。
例えば、上司に意見を言うとき、メールを打つとき、クライアントに何か提案をするとき、どんな時でも、心の中に自分の伝えたい事柄があると思います。その自分の頭の中にあることをすべて言葉として、外に出します。
第二段階として、そのアウトプットした思考の断片を材料として、考えをさらに拡張させる。
そして最後は、拡張させた後、普段の自分では考えないようなことまで、化学反応を起こすことで到達する段階である。
この「思考サイクル」を繰り返すことで、内なる言葉の語彙力が増えていき、その結果、内なる言葉の解像度を上げることができるのである。
さらい自分が何を考えているのか、どんなレベルまで考えられているのか、が明らかになるので、外に向かう言葉、コミュニケーションをする言葉に容易に変換することができるのです。
1-3 具体的な7つの手順
内なる言葉の解像度を上げるには、どうすればよいのか。7つの手順に沿って、解説していきます。
① 頭にあることを書き出す(アウトプット)
まず、頭の中いっぱいにあるものをすべて、出し尽くします。頭が一杯だと、熟考したと勘違いしてしまいますが、一向に前に進んでいません。
とにかく書き出すことで、頭が空になり、考える余裕が生まれるのです。
②「T字型思考法」で考えを進める(連想と深化)
「なぜ?」「それで?」「本当に?」の3点をキーワードにして、①で書き出された内容を拡張し、解像度を上げていく具外的な方法です。
「なぜ?」については、考えの深堀りです。物事を考える際、表面的な内容を考えてしまいがちなのですが、「なぜ?」を繰り返すことで、より抽象度の高く、本質的な課題について考えることができるのです。
「それで?」という問いは、考えを進めます。今考えていることが、実現されることで、どんな効果を得られるのか、果たしていみがあるのかを考えることで、思考を前へと推し進めることが可能になります。
「本当に?」という問いは、考えを戻します。ある程度、考えが進んだところで「本当に?」と自問自答すると、より広い視野で物事を捉え直すきっかけになるでしょう。
ただし、つい、「T字型思考法」で考えを拡張させていると、自分が今何のために考えているのかを見失いがちになってしまいます。そこで、自分が今何を考えているのか見失ってしまった際には、抽象度を上げて、コンセプトに近い内容を考えるようにすれば、出発点に戻ってくることができます。
③ 同じ仲間を分類する(グルーピング)
できるだけ客観的になって、同じ仲間をグルーピングしていきます。そうすると、自分の思考の偏りや、クセを把握することができるのです。
④ 足りない箇所に気づき、埋める
グルーピングしてみると、自分の思考の偏りを見つけることができ、新たなジャンルの思考を見つけやすなります。横に広げていくことを意識して、俯瞰して全体を見渡していき、そして、最終的には、重複がなく、漏れもない状態を目指していきます。
⑤ 時間を置いて、きちんと寝かせる(客観性の確保)
①~④を行うと自分の頭の中がどのような構造になっているのかを把握できるようになり、視野を広げることができるようにもなります。
ただそれだけだと、まだ視野が狭まっている可能性があります。
そこで、2~3日ほど、時間を置くと、客観的に作業に取り組むことができるようになるのです。
⑥ 真逆を考える(逆転の発想)
今までの思考と逆を考える思考法です。この本では、逆転思考の3つの考え方が紹介されている。
・否定としての真逆
「○○ではないもの」を見つけていく
・意味としての真逆
相対する意味を持つ方向へと考えを進める。
・人称としての真逆
1人称、2人称、3人称と人称を変える。
これらの観点から、思考を広げていきます。
⑦ 違う人の視点から考える(複眼思考)
あの人だったらどう思うか。と、特定の人の視点に立って考えることが重要です。
1-4 言葉の型を知る
5つの言葉の型を知ることが大切です。
シンプルな以下の言葉の型を知ることで、ボキャブラリーを増やすことができます。
① 例える(比喩)
② 繰り返す(反復)
③ ギャップを作る(対句)
④ 言い切る(断定)
⑤ 感じる言葉を使う(呼びかけ・誇張・擬態)
1-5 動詞にこだわる
「文章を書くときに、気を付けることは、動詞にこだわることだ」と筆者は述べています。動詞にこだわることで、文章に躍動感を持たせることができます。
例えば、「私はこの道を疾走した」「私はこの道をひた走った」というように、日本語は動詞が多彩なのです。自分の言葉にしっくりする動詞を見つけることができれば、自分の言葉の解像度を上げることができます。
2 気づき
社会人になり、2ヶ月と1週間が経ちましたが、会社で働くということは、人間関係がすべてだと感じています。
そして、良い人間関係を構築できるのは、良いコミュニケーションの取り方を出来るということに等しいとも痛感しています。
コミュニケーション手段も色々があるかと思いますが、特に難しいのは文章で伝えるということ。資料作成もそうだし、議事録もそうだし、チャットでのコミュニケーションもそう。
そのような場面で自分の伝えたことを「理解」するのだけではなく「納得」し、「共感」してもらわなければならないのです。
できるだけ、若いうちにコミュニケーションのスキルを高めていきたいと思っております。
3 読後のToDo
今回は具体的なノウハウがたくさん書いてありました。特に学びになった3つを取り上げたいと思います。
① T字思考
今までは、思考を深ぼるときに「なぜ?」という問いだけでした。
しかし、この本で取り上げられているのは、「なぜ?」の他に、「それで?」「本当に?」という問いです。
「それで?」と考えることで、今考えていることが、実現されることで、どんな効果を得られるのか、果たして意味があるのかを考えることができ、「本当に?」という問いで、広い視野でものごとを見るきっかけを作ることができます。
何か思考を深めたいとき、広げたいときには、これらの問いをうまく使っていきたいと思います。
② 言葉の型をしっかり使えるようにする
こちらは、物事を表現する上で重要な5つの考え方です。
基本的なものしかありませんが、これらを使いこなしてこそ、新たな領域に行けると思っています。まさに山登りと一緒ですね!(比喩)
一番の基礎であり、ある意味一番の発展なのかもしれません(対句)
…意味不明でした笑
① 例える(比喩)
② 繰り返す(反復)
③ ギャップを作る(対句)
④ 言い切る(断定)
⑤ 感じる言葉を使う(呼びかけ・誇張・擬態)
③ 動詞を意識する
これは、今まで意識したことがなかったノウハウです!
ボキャブラリーを増やしていきたい…と殊に思っておりましたが、何から始めたらよいのか、勉強になりました。
なかなか投稿する余裕がなかったですが、時間を捻出してしっかりアウトプットしていきます!
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