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【広量な人格者、狭量な小人物】
【広量な人格者、狭量な小人物】
人格者を目指しましょう。
なぜなら、
立派な人格を備えていれば、
多くの人に模範とされ、
敬愛されるからです。
逆に度量の狭い小人物は敬遠されます。
作家でシラキュース大学教授のジョージ・ソーンダーズ氏は、著書
『人生で大切なたったひとつのこと』
(訳者 外山滋比古・佐藤由紀 海竜社)
の中で、
寛容で思いやりがあり、
愛情深くなることの大切さを次のように述べています。
(50頁~52頁)
「 わたしの考えでは、
あなた方の人生はより思いやりにあふれ、
より愛情深くなる道筋をたどっていくのですから、
そのときを待つのではなく、急いでください。
速度を上げていってください。
いますぐ始めてください。
わたしたちはみな、
自分勝手というややこしい考え、
いや病気をもっています。
でも、治療法もあります。
善良なひと、自ら働きかけるひとになってください。
もっといえば、
自分で自分を治療しなくてはならない、
危ない患者のようなものだと思って、これからの人生で自分勝手を治すもっとも効果のあるクスリを精力的に探してください。
どうすればもっとやさしいひとになれるか、
どうすれば心を開いて、
もっとも愛情があって、
寛容で、何をも恐れない自分を引き出せるのか、
答えをみつけ、そういうひとになることにくらべたら、
ほかのことなど意味がない、
とでもいうように、追い求めてください。
なぜなら、
実際、それ以外のことは意味がないからです。」
人生で大切のことは、
思いやりがあり、
寛容で、愛情深くなることです。
度量の大きい人格者になりましょう。
作家・経営コンサルタントのスティーブン・R・コヴィー博士は、全世界三千万部超の大ベストセラー著書
『7つの習慣』
(訳者 ジェームズ・J・スキナー 川西 茂 キングベアー出版)
の中で、
『人格主義の回復』の重要性を次のように述べています。
(8頁~9頁)
「 『成功』 についての書物を二百年分さかのぼってみると、
その中に驚くべき傾向が隠されていることが分かった。
最近の五十年間の成功に関する文献の内容は、
自分自身の抱えていた問題や仕事で接してきた人たちの心の痛みを考えると、
それはその場しのぎの表面的で薄っぺらなものにすぎないということだった。
これらの文献は成功するためのイメージのつくり方、
テクニック、あるいは応急処置的な手法を説明しているだけだったのである。
鎮痛剤やバンドエイドのように上辺の症状に対応し、
その問題を解決しているかのように見えるが、
それは一時的なものにすぎず、
その問題のもとにある慢性的な原因には全く触れていない。
そのため、その問題が何度も再発することになるのだ。
こうしたアプローチを個性主義と呼ぶことにした。
その一方、
はじめの百五十年間の文献はそれとは著しく対照的なものであり、
人格主義と呼べるものであった。
これらの文献には、
誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、節制、黄金律などが成功の条件として取り上げられていた。
なかでもベンジャミン・フランクリンの自叙伝は代表的なものであり、
ひとりの人間がいくつかの原理原則を自分自身の人格に深く内面化させようとする努力の物語であった。
この人格主義では、
『成功』といわれるような人生には、その裏付けとなる原理原則(以下、原則と呼ぶ)があり、
その原則を体得し人格に取り入れる以外に、
人が真の成功を達成し、
永続的な幸福を手に入れる方法はないと教えている。」
真の成功を達成し、
永続的な幸福を手に入れるために人格を磨きましょう。
鍵は、
『親切』 『真心』 『向上心』 『誠意』 『共感』 『感謝』 『寛容』 『謙虚』 『勇気』 『情操』
です。
『人格主義』 について、
倫理用語集はこう説明しています。
「 人格の尊厳を認め重視する立場のこと。
カントはルソーから 『人間を尊敬すること』 を学んでこの立場を確立し、後世に大きな影響を与えた。
カントは、
個人的な幸福の追求は道徳的ではないが、
個人がたがいの人格の尊厳を尊重しあう場合には、
少なくとも幸福に値(あたい)する人になることができると考えた。
『幸福を求めるのではなく、幸福に値するものとなれ。』 」
人格を磨き、
幸福に値する人になりましょう。
(結論)
『広量な人格者を目指しましょう!』
『人生で大切なたったひとつのこと』
(著者 ジョージ・ソーンダーズ 訳者 外山滋比古・佐藤由紀 海竜社)
『7つの習慣』
(著者 スティーブン・R・コヴィー 訳者 ジェームス・J・スキナー 川西茂 キングベアー出版)
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