ユッカ

旅、散歩、お茶の時間、温泉、雑誌、映画など「なくても生きていけるけど、あるとうれしい」ものが大好きです。雑誌・書籍の元編集者。

ユッカ

旅、散歩、お茶の時間、温泉、雑誌、映画など「なくても生きていけるけど、あるとうれしい」ものが大好きです。雑誌・書籍の元編集者。

最近の記事

「自分探し」は、もういいや

『魂占い』をやってみた。 誕生日から魂タイプがわかるという書籍で、特徴や使命(!)、行き詰まった時の対処法までがわかるという。 自分のタイプを読んでみて…、正直、拍子ぬけしてしまった。 なんだか身に覚えがある。 全部知ってる気がする。 見慣れた内容に、ちょっとがっかりしてしまった。 なぜなら、自分でも知らない自分に出会えることを期待していたから。 自分の新たな可能性を知って、未来に夢を持ち、ドキドキわくわく気分をアゲたかった。 それが叶わなかったことで、しょんぼりしてしまった

    • 「不安な気持ちも大事にしてあげてくださいね」はたらく言葉・インタビューvol.1 りつこさん

      …そんなこと言われたら、泣きそうだよね、普通に大人でも。 そう言うと、りつこさんは「そうそうそうなんだよ」と笑顔になった。 大人も子どもも。「あなたの気持ち」をていねいにその幼稚園では、ユニークな教育を実践しているのだという。 基本的に教室は屋外の自然の中。 子どもたちは、自分で呼んでもらいたい名で呼ばれ、今日なにをして過ごすかは毎日自分が好きに決めていい。 そしてなによりも、自分の気持ちをていねいに感じていくことを大切にしている。 子どもたちは、スタッフから毎日自分の気持

      • 「人からもらった熱量は、もって3日」

        はじめてnoteに投稿した時、アップして15分も経たないうちに 「スキ」を2つ貰った。 びっくりした。 あまりの速さに。 これでもメディアのハシクレだったんである。 自分が書いたものや、自分がチェックしたものを、 たくさんたくさん世に送り出してきた。 お金を払って買っていただく、雑誌や書籍として。 なのに今さら。このうれしさは何なんだろう。 ダイレクトに誰かの意思が届く。 送ってくれた方は、ほんのちょっとした気持ちだったのかもだけど、 もらった方はこんなにもうれしい。

        • やったつもり。できたつもり。でもどれだけ伝わってる?

          すんごい講師と出会った!こんなにも、自己開示してくださる講師に出会ったのは、はじめてかもしれない。 講座開講を前におこなわれたオリエンテーションの時点から全力だった。 自分自身のことから技術的なことまで、出し惜しみせず、伝えようとしてくださっていた。 その姿勢に、びっくりした。 第1回、第2回…、講座が進む頃には、すでに十分すぎるほど沢山のものをもらってしまっているのを感じた。 そうなったからには、なにかお返しができないものだろうかと考え始めていた。 これが、「伝わる」とい

          言葉はなくても、おしゃべりはできる

          ダイアログ・イン・サイレンスとは、 「言葉はなくても、おしゃべりはできる」、 それを知る体験だった。 おしゃべりすることの、たのしさ。 わかってもらえたときのうれしさ。 わかったときの「なるほど」。 受けとったよ、受けとってくれたんだね、 が確認できたときのひと安心。 わたしを見つめる、あたたかい瞳があることを知れること。 そばにいてくれる存在。 いっしょにいる時間。 わたしがいて、あなたがいて、わたしたちはおしゃべりができる。 ただ話すだけでいい。 ただ確認できるだけでい

          言葉はなくても、おしゃべりはできる

          「自分にはどんな仕事が向いているのかな?」 わからなくなったら、試してみてほしいこと

          就活中の学生さんや、社会に出たての方にお伝えしたいなと思う。 もしも、何を仕事にしたらいいかわからなくなったときは、なんでもいいから、まずは1つの職種をやってみたらいいと思う。 やってみて、いいかも、と思ったらとりあえずそっちに進んでみればいいし、違うかも、と思ったら、別のことをやってみればいい。 そしたら、とりあえず2つを比べられる。 あっちよりは、こっち。それがわかったら、次の道も選びやすくなると思うのだ。 * 編集者をやっていたとき、自分に対して、いつまでたっても

          「自分にはどんな仕事が向いているのかな?」 わからなくなったら、試してみてほしいこと

          こんな映画、世に放っちゃっていいのかな…?

          映画『君が君で君だ』を見てきました。 ネタバレなしで、感想を書いてみます。 上映前、映画館の化粧室にまでポスターが貼ってあった。 「この愛は純情か、異常か。」 純情も異常もきらいじゃない。 学生時代は映画研究部に所属していて、ミニシアター系、特にフランスの映画をせっせと見ていた。 ヘンテコな愛のかたちは、いろいろ見てきたつもり。 さぁて、今日は、どんな愛すべきヘンタイに出会えるかな、と、ちょっと上から目線で客席に座ったのだが。 うーん、今回はキビシイかもという気もちにど

          こんな映画、世に放っちゃっていいのかな…?

          キャベツの切り方に見た、プロの凄み

          テレビで料理番組をやっていた。 見るともなしに、ぼんやりと眺めていた。 野菜のスープ。 料理家の先生が、キャベツの切り方を説明していた。 一枚ずつはいで、数枚重ねたキャベツの芯の部分、その真ん中を、まずタテに半分に切る。 そのあとは、全部を同じ大きさに切って、ほかの材料とともに鍋へ入れてしまう。 芯をとってしまうこともできるけど、とらなくてもいいかなと思って、と先生。 煮ちゃうから気にならないんじゃないかな、と言う。 そのかわりに、芯に1回、切り込みをいれたのかな…?と思

          キャベツの切り方に見た、プロの凄み