やったつもり。できたつもり。でもどれだけ伝わってる?
すんごい講師と出会った!
こんなにも、自己開示してくださる講師に出会ったのは、はじめてかもしれない。
講座開講を前におこなわれたオリエンテーションの時点から全力だった。
自分自身のことから技術的なことまで、出し惜しみせず、伝えようとしてくださっていた。
その姿勢に、びっくりした。
第1回、第2回…、講座が進む頃には、すでに十分すぎるほど沢山のものをもらってしまっているのを感じた。
そうなったからには、なにかお返しができないものだろうかと考え始めていた。
これが、「伝わる」ということなんだと思った。
「言葉の企画2018」
みなとみらいBUKATSUDOで、この春夏(2018年5月~9月)開講された講座、「言葉の企画2018」を受講した。
言葉を中心に企画の力を鍛えていく実践型の講座だ。
その講師として出会ったのが、阿部広太郎さんだった。
友達のいなかった少年時代、一念発起してアメフト部に入り、自分が大きく変わったこと。
部署異動のためにした度を越えた努力。
表に出すのは躊躇してしまいそうな、イケてない頃、恥ずかしいエピソードまで包み隠さず話してくださった。
講座が始まってからは、技術的なことはもちろん、未熟な企画書を細かく読み込んでひとつひとつに反応を示し、とにかくできうるかぎりのものを伝えようとしてくださった。
こんな人と直に接していたら、自分も全力を出さざるをえない。
私は本気だったのか?
たとえば商品でもイベントでも、どんなにおもしろかったり新鮮だったり印象に刻まれたとしても、受け手の次の行動に結びつかなければ、ビジネスの世界では失敗だ。
(広告だったら、特にもろにそうだ!)
そう思うと、私たちは、やったつもり、できたつもりで、どれだけ「伝える」ことに失敗しているんだろう?
心を動かし、人を動かすところまでの伝え方を、私は持っているだろうか?
そうまでして伝えたいという思いもあるだろうか?
過去の仕事をふり返るとこころもとない。
講座終了。そして私は。私たちは。
全講座を終えて、今はまだ、整理がつかない。
反省や悔しさ恥ずかしさよりも、圧倒的に自分に足りていない大きなものを感じるばかりだ。
次の行動は始めている。
伸びしろだけは、めっちゃある(笑)。
おそらくそれぞれに衝撃を受けたであろう同期生がいてくれるのも救いだ。
せめて言葉を飾らずに正直にお伝えしたいと思いながら、この文を書いた。