有酸素運動
有酸素運動ってそもそも何?という人もいるかもしれません。有酸素運動とは、ウォーキングやサイクリングなど軽い負荷で、ある程度長い時間続けられる運動のことを指します。主に糖や脂肪からエネルギーが生成消費され、いわゆる脂肪が燃えます。逆に無酸素運動とは筋トレやダッシュなど筋肉が酸素を必要としない、短時間で瞬発的な運動を指します。 有酸素運動は糖や脂肪の燃焼に効果的で、無酸素運動は代謝を上げる効果があり、どちらも生活習慣病予防やダイエットのためには重要な運動です。有酸素運動が良いや、筋トレが良いなど諸説ありますが、有酸素運動をするにあたってのポイントを抑えておきましょう。
効果的な有酸素運動をするための3つのポイント
①時間は30〜60分
②運動負荷は息が上がる程度
③筋トレを並行し効果を高める
①時間は30〜60分
皮下脂肪・内臓脂肪の燃焼は運動開始から20分程度経過してからより燃焼しやすくなると言われています。30分以上行うことでより脂肪燃焼の効果が期待できます。逆に長時間の運動はストレスホルモンが生成されるという説もあるので、気になる人は60分程度に留めましょう。
②運動負荷は息が上がる程度
同じ運動でも体力のある人とない人では負荷が異なります。それぞれに合った運動負荷で進めることが大切です。負荷が低いと糖や脂肪の燃焼効果が下がり、負荷が高いと運動を続けられません。ウォーキングやサイクリングでは速度を変えたり、腕を振るなどして自分自身に合った息が上がる程度の負荷で進めましょう。
③筋トレを並行し効果を高める
筋トレを並行することで2つの良い効果が得られます。1つは筋トレをすること自体に代謝を上げる効果があります。筋トレ後2,3日は代謝が良くなるとも言われているので、有酸素運動時の糖や脂肪の燃焼が進みます。もう1つは筋肉量が増える事で代謝が良くなります。低負荷の有酸素運動のみでは筋肉の分解が進み、代謝の悪い身体になってしまいます。筋トレを並行して筋肉量を維持・向上させる事で代謝の良い痩せやすい身体になります。
最後に
有酸素運動をするのか、筋トレをするのか、いろいろな方法論が世に出回っていますが、冒頭でお伝えした通り共に大切な運動です。個々の体質(筋肉量など)によっても優先度が変わります。それぞれの運動の効果と、自分自身の運動の目的を考えながら取り組む事で、より良いエクササイズになります。