伊藤真也
美容や健康に関する内容のコラムを月に1回配信しています。
体重は減った方が良い思いますか?それとも、増えた方が良いと思いますか?ほとんどの人が減った方が良いと思っている人が多いのではないですか?では、筋肉はどうでしょう?減った方が良いと思う人はほとんどいないでしょう。 体重は筋肉量や体脂肪量をはじめ、ミネラルなど全てを含んだ値になります。体重の増減は一つの指標になりますが、それだけでは何が増えて何が減ったのかはわかりません。中には、体重を減らさない方が良い体型や、むしろ増やした方がいい場合もあります。体重は軽ければ良いわけではな
健康のために運動しましょう!というのは、もはや当たり前になっています。では、自分がどのような運動をすると良いかわかりますか?とりあえず歩くという人が多いのではないでしょうか?ウォーキングのような有酸素運動もいい運動ですが、全ての人に適しているわけではありません。 自分自身の体型や体質でおすすめの運動内容は決まります。しかし、続けられなければ意味は無くなってしまいます。適した運動を追い求めるだけでなく、ライフスタイルや運動に対するモチベーションも考慮して自分自身に合った方法
赤ちゃんの手が暖かいと眠たいのかなとわかったり、給食直後の昼休みにサッカーするとお腹が痛くなったり、ご飯を食べた後ちょっと眠たくなったり、緊張すると心臓がドキドキしたり、遠足の前の日は夜寝られなかったり・・・こんな経験ありませんか?実はこれ全部、自律神経で説明がつきます。 自律神経とは交感神経と副交感神経から成り、お互いのバランスを保ちながら私たち人間は生活しています。そのバランスが崩れると生活のリズムが乱れ、様々な症状が出てしまいます。そのうちの一つに睡眠障害があり、副
プロテインは皆さんご存知だと思いますが、アミノ酸はいかがでしょうか?アミノ酸はタンパク質が分解されたもので、最近はアミノ酸のサプリメントやドリンクなども多く売られています。 タンパク質だからマッチョのためのものでしょう?と思われてしまいそうですが、筋肉を造るだけではありません。アミノ酸は老若男女問わず全ての人の味方になってくれます。特に必須アミノ酸のEAAやBCAAは運動する時に摂ると、パフォーマンスやスタミナが上がったりと良い働きをします。もしかすると、運動を続けられな
スポーツをする人にとっては、今や当たり前のように知られているインナーマッスルですが、スポーツをするわけではない一般の人にとっても非常に重要な筋肉です。 「インナーマッスル」=「体幹」と誤解している人もいるかと思いますが、インナーマッスルとは名前の通り、内側(インナー)の筋肉(マッスル)です。体幹でいうと骨盤底筋や腹横筋などに当たるのですが、肩や股関節など他の関節にもインナーマッスルは存在します。体幹においても、その他の関節においてもインナーマッスルは重要な役割を担うので、
「1日〇〇歩ぐらい歩てます」「1日〇〇分ぐらい歩いてます」運動指導の際によく聞くフレーズです。「健康のためには歩きましょう」ということが定説になっているように思いますが、果たして歩くだけで健康になるのでしょうか? 歩くと言っても色々あります。犬の散歩や仕事や家事など概ね歩く以外に目的があります。しかし、ウォーキングは「歩く」という目的を持って行うもので、ジョギングやランニングと同じ有酸素運動と捉えて良いでしょう。なので、歩くこととウォーキングには大きな違いがあることを頭にお
健康や体型維持のために筋トレが大切なことはよく知られているでしょう。そして、筋トレの種類や、負荷や回数、時間帯などの筋トレの進め方の情報は色々なところで目にしたり、耳にしたりします。では、1年を通していつ筋トレをすると良いでしょう?答えは「年中通してする!」…なのですが、その中でも特に頑張りたい季節は、暑さが和らぎ少し肌寒さを感じる秋の時期です。 運動を始めないといけないと思っていても、なかなか始められない人は、是非この時期に始めることをお勧めします。 寒くなる時こそ筋
「腹圧」という言葉も馴染みのあるものになってきましたが、時々「腹筋」とごちゃ混ぜになってしまっている人がいるように感じます。腹筋とは腹直筋や腹斜筋、腹横筋というお腹周りの筋肉を指すのですが、これを鍛えたら腹圧は上がるのか?というと、答えは△です。 腹圧は腹腔の内圧を指し、その腹腔は側壁が腹横筋、上壁が横隔膜、下壁が骨盤底筋群で構成されます。つまり、腹筋の中でも腹横筋が鍵となっており、腹横筋が機能したとしても上壁の横隔膜、下壁の骨盤底筋群が協調しなければ、腹圧は上がらないの
筋トレを始めるときによく「何回すればいいの?」と質問を受けます。回数を考えることは大切です。そして、回数を考える上で重要なことが、そのトレーニングの負荷です。負荷と聞いてまず思いつくのが、ダンベルやバーベルの重さだと思うのですが、それ以外にもトレーニングのフォームや動かすスピードでも筋肉にかかる負荷は変わります。特に筋トレに慣れていないビギナーや、筋力が衰えてきた高齢の方がトレーニングを進める上では、重りよりもフォームとスピードから負荷調整をしていった方がトレーニングの質が
「運動」と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?ジョギングを思い浮かべる人もいれば、ジムでの筋トレを思い浮かべる人もいるでしょう。家事も運動に含まれるって聞いたという人もいるかもしれません。これら全て運動と考えて問題ありません。みなさんは運動していますか? それはで、みなさんは自分に合った運動をしていますか?もう既に運動を取り入れている人、どのようにその運動決めましたか?これから始めようとしている人、どうやって運動内容を決めていきますか?けっこう大切なはずなのに、意外とこ
運動指導などで運動習慣の話をしている時、よく耳にするのが「仕事で動いてます」という言葉。仕事の内容は力仕事や動き回る仕事など人それぞれですが、さてその仕事は運動として考えてもいいのでしょうか? 結論から言うと、身体を動かしているので運動と言っても良いでしょう。しかし、仕事は仕事であり、きっと無意識のうちに力や時間の効率の良いように動いているはずです。体育教師やトレーナーなど身体を扱う仕事でない限り、仕事は意図した運動と比べると少し効果で見劣りするところはあります。また、仕
5年前、10年前、20年前…ひと昔前の自分の姿を思い返して下さい。歳を重ねると共に身体の不調を感じる人は少なくないでしょう。大人になるにつれ生活習慣や行動パターンが凝り固まり、よく使う筋肉や関節に偏りが出てきてしまいます。その結果、若い頃のような滑らかな動きができなかったり、腰痛や肩こりなどの慢性痛を引き起こしてしまいます。 歳を重ねても姿勢が崩れず、動きやすい身体を保つためには、ウォーキングや筋トレをするだけでなく、弱ってきた筋肉を活性化させたり、可動域を広げたりという
〜なかなか時間が作れない人のための運動方法〜 健康をテーマにしたテレビ番組等で「ながら運動」という言葉を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか?家事をしながら筋トレをしたり、テレビを見ながらストレッチをしたりと、何かをしながら運動するという運動方法です。「運動しないといけないのはわかっているけど、時間がないから…」と言ったことはないですか?ながら運動は今の生活サイクルを変えずに、少し意識を変えるだけでできる運動なので、日々の生活に追われ、なかなか運動する時間が作れ
〜いつどのように運動すると効果的か?〜 運動をする時間帯について疑問を持ったことはありますか?朝や夕方の運動が勧められていたり、食後は避けるべきなどの情報が世に出回っており、上手く解釈しきれない人も多いはずです。では少し視点を変えて「いつなら時間が取れるでしょうか?」運動は習慣的に行うことが最も大切です。自分自身のライフスタイルに合った時間帯を選ぶのも良い手段になります。 しかし、時間帯によってはオススメの運動内容が少し変わります。今回は働く世代が比較的時間がとりやすい
ダイエットやメタボ改善のために考える「痩せる」という言葉ですが、みなさんはどのようなイメージを持つでしょうか?「身体を細くする」と身体のラインを考える人もいれば、「体重を軽くする」と身体の質量を考える人もいるでしょう。細くなったら軽くなるんだから一緒でしょう…という声が聞こえてきそうですが、この2つには大きな違いがあります。身体は細くなっても重たくなるケースや、軽くなっても太くなるケースもあるということです。何やらトンチの効いた話に感じられますが、体重やBMIと体脂肪率を上
最近よく耳にする「スマホ首」、ストレートネックとも呼ばれます。首は生理的に前弯、つまり前に凸の形状をしているのですが、その前弯がなくなり真っ直ぐになってしまった首がスマホ首です。 うつむき加減の悪い姿勢でスマホやPCを長時間見ていると、背中が丸くなり首の前弯がなくなります。次第に胸と頸の前側の筋肉が縮んでしまい、背中も頸も反らせられなくなります。その結果、頭は背骨の軸を外れ前に出て、顔を前に向けた時は頭の付け根だけで動かし、顎が上るだけになってしまい、首こりや肩こりの原因