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授業の中で楽しむ偶然

1492記事目(約1200文字で2分で読めます)

こんにちは、旅人先生Xです。

今日は「小学校の算数の授業の小話」について書いていきたいと思います。

ぜひ、のんびり目を通していってみてください。


目次は、以下の通りです。


①偶然が生んだ繋がり

算数の最初に、数並べをしていました。

何枚か引いたカードで最大と最小を作ったり、○番目に大きい数を考えたりする活動を入れて、ウォーミングアップをしていた感じです。

子どもたちと4桁の数をやる際に、引いた数が「6.4.7.1」でした。

別にどうってことない数なのですが、私はなんか見覚えがあるなぁと思っていました。

それはたまたま「カプレカ数」と呼ばれる数を構成している数字と一緒だったのです。

カプレカ数はざっくりいうと4桁の四つの数字で作る最大値と最小値の差を出す行為を繰り返すとどの数も6174になるというもの。


授業の途中に小話がてら、カプレカ数を紹介したら、興味が湧いたようで、あちらこちらで検証していました。

熱心に活動している子も多く、なんだか偶然というのも面白いものだなぁと感じながら、寄り道するのも学びの醍醐味かもなぁと思った次第です。


②不思議という気持ちが生み出す好奇心

子どもたちの様子をみていて「なんか不思議だなぁ」という気持ちが生み出す好奇心はすごいなぁと感じました。

授業を考える時は、学ぶ意味や何にどう使うかということを考えたり、学び方をどう伝えようかと頭をひねったりしているのですが、好奇心を刺激するという視点は、やはり大切ですね。

興味をもつというのは、とてもシンプルですが、影響力の高いことなのだと思います。

今回の偶然の展開でしたが、既定の学習内容ではないとしても、繋がりがあって好奇心がわくようなものをおまけとして入れ込んでいくのも悪くないよなぁと改めて思いました。



③自然と出てくる「疑問」が学びを広げる

今回、カプレカ数を紹介したのですが、子どもたちを見てたら、「5桁の場合はいくつになるのだろう?」とか、「どの桁数でも、一つしかないのかな?」といった疑問を抱いていたようでした。

授業後に「家に帰って調べてみる!」と話していた子達が次の授業の際にどうなっているのか楽しみです。

好奇心を持って、物事にあたると自然と「疑問」が生まれることって多いんだなぁと思います。

その疑問に対して、私たちがすぐに「答え」をかえすのも良いのかもしれませんが、個人的には「確かに。どうなんだろうねぇ?」と受け止めて、「確かめられるかな?」と学ぶきっかけとして、投げ返してみるのも良いのかもしれません。


検証するもよし。調べてみるもよし。ですからね。

内から湧いてくる疑問というのは学び方を学ぶという面でも効果的なのではないかなと思いました。

一区切りの際には、「またやってみよう」と子どもが内心で思えるような終わり方ができるように、見守っていきたいです

今回のような偶然に頼っていてはいけないような気もしますが、力を磨きつつ、これからも偶然は楽しんでいきたいと思っています。



今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございます😊

ではまた、次の記事でお会いしましょう。

みなさま、皆様、良い一日をお過ごしください。

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