今すぐ始める防災対策！食物アレルギー児の非常食リスト
8月8日に宮崎県で震度6弱を記録する強い地震。そして、その翌日の8月9日には神奈川県で震度5弱を記録する強い地震がありました。
被害にあわれた方、お見舞い申し上げます。
9月1日は防災の日。
この機会に食物アレルギー児がいるご家庭の災害時の食事について、taberugiライターの神田ちあき(第二子が小麦・卵アレルギー)と一緒に考えてみませんか？
taberugiとは？
食物アレルギーを持った創業者を始めとするメンバーが、食物アレルギーをお持ちのすべての方々が安全で楽しく食事をするための一助となるべく、さまざまなサービスを提供しています。
はじめに
日々のアレルギー対応の食事の用意だけで精一杯なのに、災害時用まで手が回らないよ！という方もいるかもしれません。
でも、災害はいつ起こるかわかりません。少しでも不安要素を減らせるように少しだけでも準備をしていきましょう！
(ちなみに私は、とりあえず味見で防災食を買うところからスタートしました！)
1.食事の備蓄は「最低3日、できれば1週間、可能なら2週間分」
避難所などに救援物資が届くのは、災害の規模にもよりますが、3日から1週間くらいかかると見越しておきましょう。
アレルギー対応の食品は災害時に手に入りにくいことも考えて、最低限1週間分くらいは用意したいところですね。
水は他の家族と一緒でも大丈夫でも、食べ物はアレルギー児用に用意する必要があります。
小麦・卵アレルギーの子どもがいる我が家が実際に備えている非常食はこちらです。
アンパンマンのレトルト食品
子どもみんな大好きアンパンマン！
アレルギー8品目不使用で安心です。災害時に不安定になりがちな子どものメンタルも、大好きなアンパンマンが支えてくれることを願ってこれにしました。(アンパンマンシールも入っているし！)
アンパンマンのカレーはスーパーでも売られているのを見ますが、ハヤシや中華丼はなかなか見ないのでまとめてこちらで購入しています。
賞味期限は1年程度なので、ローリングストックに向いています。
サトウのごはん
こちらもローリングストックとして、我が家の玄関に鎮座しています。
小麦・卵アレルギーの子どもも大人もとりあえず白米があれば、おにぎりもカレーも食べられる。生き延びることができるだろうと考えています。
電子レンジなら2分。
熱湯なら20分程度加熱すると食べられます。
トレイがしっかりしていて、お皿いらずなのが気に入っています。
尾西食品のアルファ米
尾西食品のアルファ米は、私が保育園で勤務していたときに園の非常食として備えてあったことがきっかけで知りました。
水でもお湯でも作ることができて、スプーンもついている優れものです。
さまざまなお味があるので、この機会にぜひ試してみてください。
我が家は子ども用にアンパンマンのレトルト食品、大人用にはレトルトカレーを用意している関係上、白米を備蓄しています！
おまけ
災害時用の備蓄食品にえいようかんを勧められたことがあり、試しに子どもに食べさせてみましたが、食べなれない味だったためかちっとも食べてくれませんでした。
実際に災害時用に用意するのであれば、子どもが食べられる味かを確認することをお勧めします！
また、私は知らなかったのですが、災害時用の長期保存ができるハイハインを見つけたのでリンクを貼っておきますね。
小麦・卵アレルギーですとほとんどのお菓子が食べられないので、用意しておけばよかったです。
2.食物アレルギーを表示するビブスを準備
避難所に行ったことを想定して、周囲にアレルギーがあることをわかりやすく知らせてるためのビブスがあると安心です。
東日本大震災などの事例で、
厚意で子どもに食べ物を分け与えたら、子どもがアレルギーを起こしてしまった
炊き出しでアレルギーであることを告げたら「好き嫌いしている」と言われた
ということがあったようです。
特に小さな子どもは自分がアレルギーであることを伝えられません。でも、ビブスで周囲に伝えることができれば、何かと安心です。
3.アレルギー発症時の頓服薬を避難バックに用意
万が一、避難先でアレルギー症状を発症したときの頓服薬を非常食と一緒に用意しました。
おくすり手帳の該当部分もコピーして、念のためジップロックにいれています。
4.災害時の備えについて書いてあるサイト
・アレルギーポータル 災害時の備え／厚生労働省・日本アレルギー学会
アレルギーポータル | 災害時の対応
・要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド／農林水産省
災害時に備えた食品ストックガイド：農林水産省
・アレルギー疾患のこどものための「災害の備え」パンフレット/一般社団法人 日本小児臨床アレルギー学会
一般社団法人日本小児臨床アレルギー学会
主に上記のサイトを参考にさせてもらいながら、非常時の備蓄を行いました！
さいごに
以上、食物アレルギー児の災害時の食事について考えてみました。
食事の備蓄やビブスの準備など、いざという時に備えることはとても重要です。
災害はいつ起こるかわかりません。アレルギー児がいるご家庭は特に準備をおすすめします。食物アレルギーに関する情報はたくさんありますので、これを機会にぜひ試してみてくださいね。
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