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社会人2年目の春、パニック障害に

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社会人2年目にパニック障害になった。きっかけや心療内科の通院、休職中の記録。
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社会人2年目の春、パニック障害に⑫(心に余裕がでてきたから考え始めた復職のこと)

前回の続き 休職して約四ヶ月、ようやく生活リズムが安定してきた。 心に少し余裕が出てくると考え始めるのが「復職について」のこと。 前回の通院から今回の通院までの二週間の中で、何度も復職のことを考えた。 診断書に書かれている休職期間は12月末まで。1月からどうするのかをある程度自分の中で方向性を決めて、病院に行った時に話そうと考えていた。 現時点で復職したいかどうかは正直半々である。 どうしても戻ってやりたいことが一つある。 今年度しかチャンスがない。だからどうしても戻り

社会人2年目の春、パニック障害に⑪(少し前向きな報告ができた通院)

前回の続き 彼氏の仕事の都合でこの日の通院は一人。 前日久しぶりに車の中で発作が出かけたため、いつも以上に不安を抱えながら一人で電車に乗った。 やっぱりホーム行った途端心拍数が上がる。 電車に乗る前に頓服を飲んでなんとか行くことができた。 ここ二週間は比較的穏やかに過ごすことができた。 前回の通院時に勧めてもらったオンラインカウンセリングは調べている段階で疲れてやめてしまったが、代わりに友達に会うことができた。しかも二人。 前回の記事に書いた高校時代の部活の同期の子とは別

社会人2年目の春、パニック障害に⑩(オンラインカウンセリングを勧めてもらった)

前回の続き 結論から言うと薬は変わらなかった。 まぁ、なんとなく増えないだろうなとは思っていた。 診察では、薬が減ってからの二週間の鬱の様子を話した。 血圧が変わっていないことも話した。 先生からオンラインカウンセリングを勧められた。 友達や彼氏などに話を聞いてもらうことはもちろんいいけど、 全く知らない人に話を聞いてもらうのもいいとのこと。 日中の気持ちを持ち上げる一つの案としてオンラインカウンセリングを検討中。 診察後、薬局で薬をもらった時に薬剤師さんから 前回より

社会人2年目の春、パニック障害に⑨(脳波の結果と休職期間延長)

前回の続きと脳波検査の結果 病院はしごの日。 しかも当日彼氏が夜勤だったため一人で通院。 薬を飲みながら電車に乗り、 最初は脳神経外科に脳波検査の結果を聞きに行った。 結果は特に問題なし。 これで完全に低血圧が原因だということがわかった。 大きな病気がなかっただけよかった。 低血圧なのは困るけど。 次に心療内科。 予約時間までに余裕があるから休憩しながらゆっくり向かった。 脳波の結果報告と近況報告。 仕事に戻りたい気持ちはあるもののまだ色々な不安があること、 脳貧血の

社会人2年目の春、パニック障害に⑧(心拍数を上げない生活をと言われた6回目の通院と翌日の脳貧血)

前回の続き 心拍数が上がると発作に繋がってしまう。 例えば、掃除や洗濯をして少し心拍数が上がると、その苦しさからパニック発作になりそうになる。実際なったこともある。 体力が落ちていることもあり、少し近くのコンビニに行くだけでも心拍数が上がり発作に繋がることがある。 その話をしたところ、主治医からは、 「心拍数を上げない生活を送ってください」 心拍数を上げない生活とは… とりあえずベッドの上の生活をしようと考えている。 通院後、彼氏と少し遠出。 心拍数を上げるなと言わ

社会人2年目の春、パニック障害に⑦(延期した5回目の通院と動けなくなった日)

前回の続き 台風の影響で電車が運休となり、5回目の通院が延期になった。 雨が降る中必死に駅まで向かって突きつけられた「運休」「復旧見込みなし」。 焦ってとりあえずその日の予約をキャンセル。(焦り過ぎてやり方間違えた) どうにか行けないかと思い休みである同期に電話するも出ず。 最終的に彼氏に電話して迎えにきてもらい帰宅。 帰ってから、病院に行けなかったこと、薬のこと(二週間分でもらっていてちょうど二週間経った日だったため薬がない)、代わりの日を探さなくては行けないこと等、い

社会人2年目の春、パニック障害に⑥(実家帰省と4回目の通院)

前回の続き 彼氏との旅行後、一度自宅に戻り、数日後彼氏の勤務が入っている期間に父の迎えで再度実家に帰った。 実家ではのんびりとできたものの、頭の中は仕事のことでいっぱいで、毎日何かして気を逸らしていないと気が狂いそうになることばかりだった。 大学生の時から記入しているトラベルノートの作成を行ったり、YouTubeやインスタを見て過ごしていた。 家族との仲は良好だと思う。だからこそ心配かけたくなくて強がってしまい、正直あまり休んだ気にはならなかった。心配かけたくないし、悲

社会人2年目の春、パニック障害に⑤(3回目の通院と夏休み)

前回の続き 休職して数日後に3回目の通院があった。 休職したこと、発作の回数が増えていることを伝えたところ、薬の内容が少し変わった。また、頓服薬も今までは7日分だったのが10日分もらうことができた。 今回も彼氏に付き添ってもらったから電車は発作が出ることはなかった。通院後は気晴らしに美術館に行ってリフレッシュしてきた。 さらに数日後、職場が夏休みに入った。 交代しながら休みを取るので日数は人によって多少異なるが、彼氏も一週間の夏休みをもらっていた。 夏休みは、私が電車

社会人2年目の春、パニック障害に④(2回目の通院と休職)

前回の続き 初めての通院から二週間が経ち、2回目の通院日になった。 この日彼氏は仕事だったが、半日の休みをもらい、一緒に病院へ向かった。彼氏と一緒だったからか、電車では発作が出ることはなかった。 2回目の診察では、この二週間どうだったかを聞かれたため、発作のことや仕事を調整してもらったことを伝えた。 診察に行く前に、彼氏から「いつでも休んでいいと思っているから診断書もらえるならもらってきな」と言ってもらっていたこともあり、先生に診断書について話をしたところ、すぐ診断書を

社会人2年目の春、パニック障害に③(1回目の通院)

前回の続き 完全に壊れてしまう前に、ということでようやく通院を決意した。 自宅の最寄り駅から約30分くらい電車で移動したところにある小さな心療内科・精神科。 事前に提出した問診票を元に先生から少しの質問を受けるだけで、基本こちらから現在の状態の話をした。 来る前に何度も頭の中で先生と話すイメージをしていたのに、いざ話し始めると涙が止まらなくなり、改めて自分の心が受けているダメージが大きいことを感じた。 はっきりと「〇〇です」という診断は受けなかったけど、先生の話から「パ

社会人2年目の春、パニック障害に②(地獄の二ヶ月)

前回の続き 「パニック障害」という病名は聞いたことがあるものの自分とは無縁なものだと思っていた。 あの日から仕事中に何度も心拍数が上がったり、息苦しくなったりすることがあったけど、必死に耐えて自分の心と体を騙しながら勤務を続けていた。 後からわかったけど、勤務中に苦しくなっていたのあれ全部パニック発作だったらしい。 発作が出る場面は大体決まっていた。 でも徐々に発作が出る場面が増えたり、朝出勤する前に仕事中に発作が出るのが怖くて玄関から動けなくなったりすることが増えて

社会人2年目の春、パニック障害に①(きっかけ)

タイトルの通り、社会人2年目の春にパニック障害になった。 診断されたのは夏だけど、きっかけは春。 昨年度と配属された部署は変わらなかった。また、部署のメンバーもほとんど変わらず新人が入ってきただけで、仕事内容、人間関係共にほぼストレスなくスタートした今年度だった。 新年度ということもあり多少の変化はありつつも昨年度と同様に仕事を進め、4月は大きなことなく乗り切った。 5月になりGWで少し長めの休みをもらい、休み明けからは五月病を少し感じながらも特に変わったことはなく仕事