社会人2年目の春、パニック障害に③(1回目の通院)
前回の続き
完全に壊れてしまう前に、ということでようやく通院を決意した。
自宅の最寄り駅から約30分くらい電車で移動したところにある小さな心療内科・精神科。
事前に提出した問診票を元に先生から少しの質問を受けるだけで、基本こちらから現在の状態の話をした。
来る前に何度も頭の中で先生と話すイメージをしていたのに、いざ話し始めると涙が止まらなくなり、改めて自分の心が受けているダメージが大きいことを感じた。
はっきりと「〇〇です」という診断は受けなかったけど、先生の話から「パニック障害」と「軽度の鬱」であることがなんとなくわかった。
概ね話し終わったタイミングで先生から休職するかどうかを聞かれた。
自分で決めきれずに迷っていることや仕事のことなど自分の気持ちを話したところ、先生から休職せずに薬を飲みながら様子を見るという案を出してもらった。
そうして、私は2週間薬を飲みながら仕事を続けることにした。
帰宅後、彼氏に通院の結果を報告した。
途切れ途切れになりながらも泣かずに話し、全部話し終わったタイミングで彼氏から「(病院)行くの嫌だったでしょ」と言われた途端、耐えていた涙が一気に溢れた。「自分のために」、「彼氏のために」、病院に行く決意をしたものの、やはり心のどこかで病院に行くことに対して抵抗を感じていた。その結果涙が溢れて止まらなくなった。ただ、病院に行く後押しをしてくれたのは紛れもなく彼氏である。今振り返れば感謝しかない。
出勤した時に上司に通院したことを報告した。また、薬を飲みながら2週間様子を見ることも伝えた。上司からは、「無理せずもうダメだと思ったらいつでも休職するという選択をしていいからね」と言ってもらえた。
薬を飲みながらの2週間の勤務は正直しんどいことも多かった。
変わらずあるパニック発作で出勤前に発作が出て動けなくなり仕事を休んだ日もある。仕事中に発作が出てきたこともある。全体的に体調は良くない日が多かった気がする。
上司の方々が仕事の時間や内容を調整してくれてなんとか働くことができているという状態だった。
とはいえ、2週間の中でまともに仕事に行けたのは5日だけだった。
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