学校に行かないという選択。「竹でご飯を炊いてみたら。」
先日、noterのSuzuki Takeshiさんに竹を送っていただいた。子どもたちも「いつ竹でご飯を炊くの?!」と待ち遠しい様子。
幼稚園の園外活動を終え、帰路につくと夫からメールが入った。
「竹を火にかける準備できたよ。」
園外活動には行かなかった夫と長男がBBQコンロで火をおこし、
家にあった端材を炭にしてくれていた。
今回は、送っていただいた竹の中でも、太いものを選んだようだ。
長男が、まずは竹の節から3センチほど離れた部分を鋸で切り込みをいれ、縦のラインは彫刻刀でカンカンして割る。伐採してすぐに送っていただたい竹は、まだ乾燥しておらず、瑞々しい為、ちょっと割れにくかったとのこと。
蓋になる部分をあまり深く切り出してしまうと、お米や水を入れられなくなるので、気をつけなければならない。
お米は3合。それに対してお水も3合。竹から水分が出るかもしれないとうかがっていたが、とりあえず、同じ分量でトライすることに。
BBQコンロの中の炭が熾火になったところで、竹筒をそっと乗せる。
後は火の番をしながら、炊けるのを待つ。
炊飯時間45分、その後、蒸らし時間15分。子どもたちは、コンロの周りで暖をとったり、枯れ木をくべたりしつつ、火と戯れながら、炊きあがりを待つ。
厚みのある太めの竹だったが、炊飯し、竹の中の水分が少なくなると、
水分が無くなった部分が焼け焦げてくる。
竹が焦げてる>!中のお米は大丈夫か?!と心配したが、蒸らし終わった竹筒の蓋を開けると・・・
ふんわり、ふっくら、ぴかぴかのお米が顔を出した!!!!
ほのかに香る竹の匂い。
まずは一口ずついただく。
「竹の香りがする!」
「甘い!」
「美味しい!」
「お焦げもできてるよ~!!!」
子どもたちは、あつあつのご飯をハフハフしがなら、ご飯だけを食べていた。美味しいものは、それだけで満足するのだろう。
お焦げには、ちょっとだけお醤油を垂らすと、また美味しい。
3合のご飯はみるみるうちに子どもたちの胃袋に収まっていった。
炊けたらおむすびにする?という案もあったのだが、おむすびにするには、しっかりとした炊きあがりだったので、そのままいただくことにした。
というか、そのままをいただくのが一番美味しさを味わえると思えた。
もし、キャンプなどで、多めにご飯を炊いて、翌朝のおむすびなどにしたいのであれば、もう少し水加減を調整する必要があるかもしれない。
「竹の器、1回しかご飯炊けないの?もったいない!」と、竹で炊飯する前には言ってた子どもたちだったが、実際にやってみて、竹がすっかり焼け焦げることがわかり、「これは1回しか使えないね。」と納得した様子。
そんなちょっとした疑問も、やってみなくては、わからない。
教科書には載っていない、やってみてわかる体験が経験となり、学びとなる。
次に炊くときは、また竹の大きさや太さが違えば、水加減も火加減も、炊飯時間も変わってくるだろう。
その違いがまた、楽しさと興味を深めてくれるに違いない。
Suzukiさん、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!!!
詳しい説明はSuzukiさんの動画をご覧いただければ、とてもわかり易く説明してくださっています!再度、シェアさせていただきます。