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有り難いこと


「有り難い」という言葉について



「有り難い」の意味は

「有ること」が「難い」

「有ることが難しい」



つまり

「稀なこと、めったにない事にめぐりあう」


それは、

当たり前ではなく

奇跡ということ


起こる出来事

生きていることが

有り難いことであり

尊いこと


感謝の気持ちが溢れます



「有り難い」という気持ちが

「感謝」



「有り難い」の対義語は

「当たり前」



当たり前に過ごしていると

感謝を感じることはない



「有り難い」の連用形は

ありがとう


感謝の気持ちを伝える言葉


当たり前ではないことに

感謝をし

心を込めて

「ありがとう」と伝えよう




読んでいた本で、樹木希林さんがこのように述べていた

 私は「なんで夫と別れないの」とよく聞かれますが、私にとってはありがたい存在です。ありがたいというのは漢字で書くと「有り難い」、難が有る、と書きます。人がなぜ生まれたかと言えば、いろんな難を受けながら成熟していくためなんじゃないでしょうか。
ー(中略)ー
 ダイバダッタに出会う、あるいは自分がそうなってしまう、そういう難の多い人生に卑屈になるのではなく受けとめ方を変える。
 自分にとって具体的に不本意なことをしてくる存在を師として先生として受けとめ方を変えることで、すばらしいものに見えてくるんじゃないでしょうかね。

全国不登校新聞社編『学校へ行きたくない君へ』


ダイバダッタとは、釈迦族出身で、
お釈迦さまの弟子でありながら、
師に背くこと幾度、ついには大逆人の烙印を押された人物。

そんなダイバダッタを、
お釈迦さまは自分が悟りを得るために
「難」を作り出してくれる存在として捉えます。


「難有ればこそ有り難し」

まさに「有難い」存在だったのです。




「難が無ければ無難な人生
 難が有れば苦難の人生
 難有ればこそ有り難し」


「難」を題材にした
大阪の寺院が集まる夕陽丘にある
浄土宗のお寺の標語です。


平穏な「無難な人生」もいいが

また「難」を乗り越えていくことにも

人生の喜びが潜んでいる




ゴルゴ松本 は漢字を使った「魂の授業」が有名だ

そこで話したものには

「苦」「困」「災」に「難」を加えると「苦難」「困難」「災難」
こういうことが起こると不幸だと考えてしまう。
「難」が無い人生を「無難」という。
無難な人生なんてありえない。
だから、「難」が有る人生。「有」「難」と書いて「有難」し。


ここでもやはり

「難」が「有る」人生は

「有り難い」こと




有り難いということ


当たり前でないことに

感謝し


難あることも

それもまた

有り難いこと



「有り難い」

その言葉を咀嚼する




参考文献
全国不登校新聞社編『学校へ行きたくない君へ』
DIAMOND onlinehttps://diamond.jp/articles/-/183458


・・お読みいただきありがとうございます・・


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